さようならの挨拶 

March 05 [Thu], 2009, 23:24
2004.12.5(日)の最初の記事「「レフティやすおの本屋店長日記」始める」でスタートしました、この『レフティやすお本屋店長日記』は、開設以来4年の間ご愛顧いただきました。

最近は更新も滞っておりました。
予感されていた読者の皆様もいらっしゃるかと思いますが、このたび残念なことではありますが、諸般の事情により、閉鎖とさせていただくことになりました。

当ブログはこれをもって廃止とし、今後は私のメイン・ブログであります『レフティやすおのお茶でっせ』に場所を移し、「<レフティやすおの本屋>店長日誌」の枠にて継続する予定です。

これからはそちらのほうで、変わらずご愛顧いただけますよう、謹んでお願い申し上げます。

(広報期間として当面の間、このブログはこのまま残しておきます。)

店長・レフティやすお

『本屋』支店『初歩の哲学入門』「西洋哲学/古代・中世」棚更新 

October 16 [Thu], 2008, 23:35
10月11-12日にかけて、『レフティやすおの本屋』支店『初歩の哲学入門』「西洋哲学/古代・中世」の棚を更新しました。

従来の「西洋哲学<古代・中世>」棚一本から、それぞれ名著の原典を集めた「西洋哲学/古代・中世」と、その解説書・解釈書などを集めた「西洋哲学/古代・中世2」の二本立てに分離変更しました。

それに伴い、新たに何冊かの本を追加しました。
かなり充実してきたように思います。

まだまだ私自身の読書が進んでおらず、プラトンを追うだけでいっぱいですが、徐々に読書の進行にあわせて、色々な本を紹介してゆけると思います。

今後にご期待ください。

哲学に興味を持たれた初心者の読者の手引きになれば、幸いです。

--
「西洋哲学/古代・中世」
西洋哲学<古代・中世>の代表的古典を読んでみましょう。ソクラテスを描いたプラトンの諸作は読みやすく必読です。ちょっとシビレエイに刺されたようになりますが。
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ソクラテスの弁明・クリトン
プラトン/〔著〕 三嶋輝夫/訳 田中享英/訳 、講談社 価格:924円
現代に即した読みやすさに徹した新訳。それぞれ豊富な訳注と解題で、哲学的な説明も十分に施され、さらにクセノポンの『ソクラテスの弁明』を参考資料として添え、多角的に眺められる。
(店長オススメ度: ★★★★☆ /2008/10/11更新)

ソークラテースの弁明・クリトーン・パイドーン
プラトーン/〔著〕 田中美知太郎/訳 池田美恵/訳 、新潮社 価格:460円
初期の「弁明」から魂の不滅をテーマにした中期の「パイドーン」まで、ソクラテスの裁判から刑死までを扱った作品を収録。
(店長オススメ度: ★★★★☆ /2008/10/11更新)

ソクラテスの弁明 エウチュプロン,クリトン
プラトン/〔著〕 山本光雄/訳 、角川書店 価格:315円
裁判当日の朝を描いた「エウチュプロン?敬虔について?」、裁判における「弁明」、その後の処刑を待つ日、脱獄を進める友人との対話「クリトン?なすべきことについて?」を収録。巻末に80ページ弱の訳注、解説などが付されていて初心者に優しい。一部の翻訳文にこなれの悪さを感じるところがあるが…。
(店長オススメ度: ★★★★☆ /2008/10/11更新)

饗宴
プラトーン/〔著〕 森進一/訳 、新潮社 価格:420円
(店長オススメ度: ★★★★☆ /2008/05/10更新)

メノン
プラトン/著 藤沢令夫/訳 、岩波書店 価格:525円
ソクラテスが質問だけで無学な奴隷の少年に数学の問題を解かせるエピソードで有名な想起説を取り上げた、魂の不滅の思想へと進むプラトン初期から中期にかけての著作。
(店長オススメ度: ★★★★☆ /2008/10/11更新)

国家 上
プラトン/著 藤沢令夫/訳 、岩波書店 価格:903円
プラトン中期の代表作であり、師ソクラテスの哲学を踏まえ、乗り越え、プラトンの哲学を代表する哲人王の思想をまとめた大作。
(店長オススメ度: ★★★★☆ /2008/10/12更新)

筑摩世界文学大系 3
プラトン 、筑摩書房 価格:6,090円
(店長オススメ度: ★★★★☆ /2008/10/11更新)

「西洋哲学/古代・中世2」
西洋哲学<古代・中世>の代表的古典および哲学者たちの初心者向け解説書や解釈書などの入門書を紹介します。
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ソクラテス
岩田靖夫/著 、勁草書房 価格:2,940円
プラトンの初期対話篇からソクラテスの思想をさぐる。「反駁的対話」の方法から、ソクラテスの哲学?よく生きること?「正しく生きることが最高の価値である」を導き、「復讐の禁止」を、さらに「害悪を為すよりは、害悪を蒙る方が善い」という思想を導き、刑死を選んだソクラテスの人生における幸福論を解き明かす。
(店長オススメ度: ★★★★☆ /2008/10/12更新)

ソクラテス
田中美知太郎/著 、岩波書店 価格:819円
プラトン、クセノポン、アリストパネスらのソクラテスに関する著作からソクラテスの実像とその思想、哲学を探る。小著であるが日本におけるソクラテス研究書の名著。当時のアテナイの実情を含めて、ギリシア人の持っていた意識とソクラテスのそれとの違いを示し、なぜソクラテスは刑死を選んだのか、ソクラテスの哲学に迫る。
(店長オススメ度: ★★★★☆ /2008/10/12更新)

ソクラテス
中野幸次/著 、清水書院 価格:893円
プラトンの「ソクラテス的対話篇」を基に、自らを虻と呼び、人からはシビレエイといわれたソクラテスの人と思想を紹介する。
(店長オススメ度: ★★★☆☆ /2008/10/12更新)

プラトン
中野幸次/著 、清水書院 価格:893円
「ソクラテス的対話篇」ののちの中期「ポリテイア」(理想国)以降の作品を中心に、それ以後のプラトンの哲学を紹介する。
(店長オススメ度: ★★★☆☆ /2008/10/12更新)

ソクラテス
ジャン・ブラン/著 有田潤/訳 、白水社 価格:897円
プラトンの初期「ソクラテス的対話篇」を中心に、ソクラテスの哲学を探る。
(店長オススメ度: ★★★☆☆ /2008/10/12更新)

プラトン
ジャン・ブラン/著 戸塚七郎/訳 、白水社 価格:999円
プラトンの中期以降の対話篇から、プラトン独自の哲学を探る。
(店長オススメ度: ★★★☆☆ /2008/10/12更新)

ソクラテス以前以後
F.M.コーンフォード/著 山田道夫/訳 、岩波書店 価格:525円
紀元前6世紀から4世紀にかけての古代ギリシアにおける、ソクラテス以前のイオニア自然学からソクラテスの哲学、プラトンとアリストテレスによって展開されたソクラテス哲学を4時限の講座にまとめた小著
(店長オススメ度: ★★★★☆ /2008/10/12更新)

プラトン入門
R.S.ブラック/著 内山勝利/訳 、岩波書店 価格:840円
イギリスの古典学者による、プラトンの生涯とその著作の解説、およびプラトンの自叙伝といわれる「第七書簡」を収録する。プラトンならびにギリシア哲学の入門書。
(店長オススメ度: ★★★☆☆ /2008/10/12更新)

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メルマガ創刊三周年『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』 

October 10 [Fri], 2008, 21:46

「石の上にも三年」といいますが、…がんばりました!

9月27日発行の152号で、弊誌―左利きをテーマにしたメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』創刊三周年を迎えました。

 第152号(No.152) 2008/9/27【創刊三周年】「<左利きプチ・アンケート>第57回」

本誌の記事「創刊三周年のあいさつ」や「c(^0^)y レフティやすおの ( ..)φメモ/『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』三年間のあゆみ」のなかでも触れていますように、2005年9月28日の創刊号発行以来、ほぼ毎週(事故や急病等で若干のお休みをいただきましたが)、積み重ねた結果です。


これはやはり、読者諸氏および友人知人の皆様方の応援の賜物です。

心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願い致します。


簡単に振り返りますと―

幸い創刊時に、「まぐまぐ!」殿堂入りの営業ビジネス・メルマガ『営業のカンセツワザ』発行人で、営業関連ビジネス本(『営業ビジネスマナー超入門』他)の著者・渡瀬謙氏の発行する、先輩左利きメルマガ『レフティサーブ』(現在休刊中)No.103 2005年10月04日号で、紹介の栄誉に浴する、という絶好のスタートを切ることができました。

これが非常に大きかったと感謝しています。

その後も、英国在住、<偏食の嬢王様>のメルマガ、2年連続(2006, 07)「まぐまぐ大賞 行政・政治・地域情報部門」受賞『ロンドン偏食生活』Vol.1 No.16 2006.5.6 で紹介されるなど、友人にも恵まれました。

<偏食の嬢王様>には、弊誌上で“ロンドン駐在特派員”として、何回かお世話になりました。
ありがとうございました。

さらに、2年連続(2005, 06)まぐまぐ大賞 総合第2位/教育・研究部門第1位(4年連続 2004-07)の親野智可等先生(当時現職小学校教師、現・教育評論家)発行の『親力で決まる子供の将来』でも紹介にあずかるという栄誉も得ました。

親野先生には、『お茶でっせ』2004.6.16の記事「改良版「UD百マス計算」が紹介されました」でも書きましたように、以前からお世話になっていました。
ありがとうございました。

昨年12月には、東京近辺で配布されているリクルートのフリーマガジン『R25』no.170の左利き関連記事「右利きが左利きより多いのはなぜ?」で紹介されるという「事件」もありました。
○○さん、ありがとうございました。

(ちなみに、こちらの記事では、私の検認ミスでメルマガの誌名が『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikii』と途中の「k」が一つになっています。しかし私のサイトのほうでもミスがあり、このキーワード検索でも無事たどりつけます。アレーッ! 元々私のほうにミスがあったのです。)

その都度、発行部数も順調に伸び、昨年末には300の大台にも届きました。


とにもかくにも多くの方々のご支援により、ここまでたどり着くことができました。

詳しく調べたわけではないのですが、以前ざっと調べた時には「左利きメルマガ」と呼べるもので、何年にも渡って定期的に出し続けている/きたものは、現在休刊中の(先に挙げた)先輩メルマガ『レフティサーブ』と弊誌ぐらいのようです。

偶然ながらこの創刊三周年号が『レフティサーブ』と並ぶ152号です。

なんといっても続けるというのは大変なことです。
その点に関しては、自慢できるのでは、と思います。

おこがましいのですが、いよいよ日本一の「左利きメルマガ」という呼称をつけてもよいレベルまで来たのでは、と考えています。
(最大発行部数の比較では、「レフティサーブ」最盛期の約半分ぐらい?で、名実ともにとは言いがたいのが、残念ですが…。)

次号からは、桃太郎よろしく「日本一」の幟を掲げたメルマガにしようと思います。

では、これからも引き続き応援のほど、よろしくお願い致します。

※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より10月3日記事「メルマガ創刊三周年『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』」を転載したものです。

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月末から「本屋」本店支店の棚に追加数点 

September 30 [Tue], 2008, 21:35
9月28日からポツポツと棚に追加を入れています。

これは、興味深い新刊やNHKのラジオ講座のガイドブックが発行されたこと、および私の発行しているメルマガ『楽しい読書』に関連しての動きです。

まずは、本店「新しい生活のために/日本古典編」に、二点。

空海「秘蔵宝鑰」をよむ 心の秘宝を開く鍵 下
福田亮成/著 日本放送出版協会

(紹介文)NHKラジオ第二『宗教の時間』(第2日曜日 午前8:30‐9:0)のガイドブック。空海の思想を代表する「十住心論」の略論『秘蔵宝鑰』を、仏教教学の知識のない初めての人にもわかりやすく解説する。「下」では、10月以降来年3月最終回放送分まで6回分にあたる、「第五 抜業因種心」から「第十 秘密荘厳心」まで。

福翁自伝
福沢諭吉/著 昆野和七/校訂 角川学芸出版

(紹介文)慶応大学の創立者で、明治初期の大ベストセラー『学問のすすめ』の著者で、民の立場から西洋思想?西洋合理主義を日本に紹介した福沢諭吉が晩年口述した自叙伝。「日本の伝記文学の最高傑作の一つで、一生の間に一度はぜひ読んでおく価値がある」と哲学者・岩田靖夫氏も『よく生きる』(ちくま新書)のなかで薦める名著。角川ソフィア文庫版の新版。


次に、支店『初歩の哲学入門』「東洋の哲学・思想」の棚にも、同じ「空海「秘蔵宝鑰」をよむ 心の秘宝を開く鍵 下」を。

「西洋哲学<古代・中世>」にも二点。

ソクラテス
岩田靖夫/著 勁草書房

(紹介文)プラトンの初期対話篇からソクラテスの思想をさぐる。「反駁的対話」の方法から、ソクラテスの哲学?よく生きること?「正しく生きることが最高の価値である」を導き、「復讐の禁止」を、さらに「害悪を為すよりは、害悪を蒙る方が善い」という思想を導き、刑死を選んだソクラテスの人生における幸福論を解き明かす。

ソクラテス
ジャン・ブラン/著 有田潤/訳 白水社
(紹介文)なし

それから、支店『海外名作文学館』「英米文学」の棚に四点。

ポオ小説全集 2
エドガー・アラン・ポオ/著 大西尹明/〔ほか〕訳 東京創元社

(紹介文)ポー唯一の長編「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」を収録、他に「群集の人」など、巻末にはフランスでのポー紹介者ボオドレエル「エドガー・ポオ その生涯と作品」を併録。

ポオ小説全集 4
E.A.ポオ/著 丸谷才一/訳 東京創元社

(紹介文)ポーの探偵ものの名作の一つ「黄金虫」以下、「黒猫」「ヴァドマアル氏の病症の真相」「盗まれた手紙」他の短編と「暗号論」、江戸川乱歩のエッセイ「探偵作家としてのエドガー・ポオ」を収録。

黒猫/モルグ街の殺人 他6編
ポー/著 小川高義/訳 光文社

(紹介文)訳者が「黒猫」から連想する作品を集めたもの。心の中のもう一人の自分テーマといえる、小説7編(黒猫、アモンティリャードの樽、告げ口心臓、邪鬼、ウイリアム・ウィルソン、早すぎた埋葬、モルグ街の殺人)とエッセイ(本能vs理性?黒い猫について)を収録。「ウイリアム・ウィルソン」の訳で従来にない解釈を示している。

ユリイカ
ポオ/作 八木敏雄/訳 、岩波書店

(紹介文)長編散文詩、ポー晩年の大作である宇宙生成論的詩編。

既存分も、ポーの本のみ、紹介文を追加・修正しました。

これは、9月30日に発行したメルマガ『楽しい読書』9月号(第10号)「2008(平成20)年9月号(No.10)-080930-『黄金虫』海賊ゴッコから探偵ゴッコへ」に連動する意味です。

「ドストエフスキー」の棚にも追加二点。

新訳『カラマーゾフの兄弟』を読む
亀山郁夫/講師 日本放送出版協会

(紹介文)『カラマーゾフの兄弟』の新訳本の翻訳者、亀山郁夫を講師に迎えた新訳『カラマーゾフの兄弟』を読み解く10月から始まる13週(12月まで)のラジオ講座のガイドブック。

特別企画 カラマーゾフの兄弟 全5巻セット
ドストエフスキー/著 亀山郁夫/訳 光文社

(紹介文)面白い(らしい)けれど読みづらいといわれた名作の新訳。馴染みのないロシアの人名地名に読みにくさの一因があるが、この翻訳ではその辺も工夫され、若い人にも好評。『罪と罰』でもそうだが、ミステリ的な興味もあって、一度読み出したら一気に読める、魅力あふれる小説。一度は読んでおきたい名作。

これからは読書にふさわしい季節でもあり、10月は読書週間もあります。

人生に潤いと元気、知恵と勇気を与えてくれる名作・名著を紹介してゆきたいものです。

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左利きは不便ではあるが不幸ではない 

September 21 [Sun], 2008, 11:44
「左利きは不便ではあるが不幸ではない。」

この言葉は以前にもあちこちで書いた言葉です。

実は、これはある人の言葉をもじったものです。
原典に直接あたったことがないので、偉そうなことはいえませんので、元の言葉についてはこれ以上は沈黙とします。


さて、私が言いたいことは、こういうことです。


「あなたは幸せですか?」と問われた時、どちらの答えにしろ即答できる人はいいのですが、アレッと考えてしまう人がいるといいます。

そういう人は、たいていその後「幸せ」を選ぶのだそうです。

で、それには理由があるのです。

「それは、幸せな人ほど、自分が幸せであることを意識せずに暮らしているからです。/幸せだから、幸せについて考える必要がありません。/外部からの質問で、改めてよく考えてみて初めて、自分が幸せであることを気づいたり、思い出したりするのです。」
(流音弥「名言ナビ」No.380 2008年9月18日発行分より)

そして、普段から不幸だと思っている人は躊躇なく「不幸」を選び、「分からない」とか迷ったりしないものだというのです。

なるほど、と思いますね。


そこで、始めの言葉です。

「左利きは不便ではあるが不幸ではない。」

今の世の中では、左利きであるということは、確かに何かと不自由なもので、不便を感じさせられます。

生まれつき左利きで、こういう状況のなかで育ってきたのだから、特に不自由は感じないとか、不便だとは思わない、という人もいます。

しかし、これは言ってみれば、あきらめです。
そういうものだという、思い込みです。

実際には様々な場面で、アレッとかウーンとかどうもなあとか、色々と感じることがあるものです。
そういうものを「特別に意識しない」ようにしているだけです。

言ってみれば、「不幸」を選ばないようにしているだけです。

実際につきつめてみれば、不幸なのです。
不便というのは、やはり不幸の一つです。

しかし、この不幸は改善できる、解決できる不幸である場合がほとんどだといえます。

この不便さからくる不幸は、そしてそれ以外の不幸も、たいてい改善できる、解決できる不便であり不幸なのです。


始めの言葉、「左利きは不便ではあるが不幸ではない。」は、現状では生活してゆく上で物理的に不便だが、そういう不便さはあってもそれが生きてゆく上での精神的な不幸にはつながらないのだ、精神的な不幸とは別物なのだ、という宣言です。

物理的な便不便は、元々は自分自身(と社会との整合不整合)に起因するものではあっても、それは本来は外にあるもので改善可能の問題ではあるが、現状ではどうにもならないことである。
それに引きかえ、精神的な幸不幸は、自分自身に起因するものだけれど、自分の内にあるものであり、心の持ち方しだいでどうにでもなるものである、といえます。


哲学者の岩田靖夫氏は、その著書『よく生きる』ちくま新書(2005)の中で、「本当の生きる喜びは、... 幸福は他者との交わりのうちにあるのです。」(33p)と書いておられます。

即ち、物理的環境が満たされなくても、他者との心の交わりにおいて満たされていれば、幸福と成り得るということです。


ここでまた、「左利きは不便ではあるが不幸ではない。」ということになります。

物理的環境は満たされていなくても、精神的な環境は自分を認めて受け入れてくれるのであれば、幸福になれる、ということです。

そこで、今、私たちのまわりを考えてみたとき、左利きを認めて心から受け入れてもらえるときは、幸せを実感できるけれど、そうでないときは不幸に感じてしまうということです。

残念ながら、現状では、そういう左利きを認めない、受け入れてくれない人もいるのです。
少なくとも条件付でなければ、といった人が。


古代ギリシアの哲学者アリストテレスは、幸福は核となる純粋な魂の活動だけでなく、それを取り巻く外的な要素も含めて成り立つのだ、というのです。
例えば、富や名誉とか健康とかも含めて、です。
(岩田靖夫/著『ソクラテス』勁草書房(1995)「第十章 幸福」218-223p)

そして、アリストテレスに先立つ哲人ソクラテスの考えも同様だったと言います。

...「徳の至高性」を基本に据えながら、しかもなお、非倫理的な諸善をも幸福の小さな付属的構成要素として容認することが、人間の現実に適合しており、それがソクラテスの立場でもあった...(同236p)

そこでまた、「左利きは不便ではあるが不幸ではない。」です。

即ち、左利きの人にとって外的な要素―物理的環境が今ひとつと感じられるのが現状だとしたら、それは幸福にとってマイナスであり、いくら心の持ち方を充実させても幸福とはいえないことになります。

ましてや、左利きを認めない人、受け入れない人と遭遇したとしたら、これは悲劇となるでしょう。


何度も言うように、私は「左利きは不便ではあるが不幸ではない。」と思っているのです。

しかし、それを心から真実と言い切るためには、まだまだ越えていかなければならない問題が数多く横たわっているように感じるのです。

このことを一人でも多くの人が心に留めてもらえれば、と思いつつ、私は日々こういう文章をメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』やサイト『左利きを考える レフティやすおの左組通信』、ブログ『レフティやすおのお茶でっせ』などで書いているのです。

※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より「左利きは不便ではあるが不幸ではない」を転載したものです。

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初yapme! 

September 15 [Mon], 2008, 23:19
「本当の生きる喜び ... 幸福は、他者との交わりのうちにあるのです。」
これは古代ギリシャ哲学が専門の哲学者・岩田靖夫さんの本『よく生きる』(ちくま新書564、2005年)の中の言葉です。


初yapme!の申請がありました。

正直yapme!の意味もよくわかっていません。
でも、基本的に「来る者は拒まず」の姿勢ですので、承認しました。

お相手も関西の方ということで、親近感が持てました。

なんかうれしいものですね。

ホッと温もりのようなものが感じました。
大事にしたいものですね。

所詮この世は、人と人との結びつき、交わりのなかで営まれているのですから。

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支店 初歩の哲学入門 初の売上記録 

August 28 [Thu], 2008, 22:09
『レフティやすおの本屋』支店「初歩の哲学入門」の棚、
「<哲学する>とは?」の一冊、左近司 祥子/著『本当に生きるための哲学』岩波現代文庫 が、支店最初の売上を記録しました。

やっとこさ、という感じですが、うれしい第一歩です。

売れた本もいいですね。
もちろん、どれも自分の選んだ本で、オススメの本ですが、なかでもこれなどは五本の指に入る一冊です。
こういう本が売れてくれると、ホントにうれしいです。

お店全体としましても、今月もまた先月に続き、5000円を越える売上となりました。

これで2007年1月以来20ヶ月連続売上です。

これがこのまま我が懐に直結すれば、もっとうれしいのですが、ここのシステムは違います。
この辺はちょっと残念ですが…。

--
<哲学する>とは?
<哲学>とは? <哲学する>とは、どういうことなのか? その疑問に答えてくれる初歩的入門書。
本当に生きるための哲学 左近司 祥子 著 岩波書店

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『本屋』支店「こどもたちの世界」に「感想文・作文の本」追加 

August 12 [Tue], 2008, 22:17
昨夜(8月11-12日)、『レフティやすおの本屋』支店「こどもたちの世界」「感想文・作文の本」の棚を新設し、読書感想文・作文を書くための本を紹介しました。

読書嫌いを作る元凶の一つは読書感想文の宿題。しかし、適切な指導があれば問題ではありません。そんな読書感想文や作文を書くための本を集めてみました。

もう少し付け加えたい本もあったのですが、まずはこの辺かなあと思うところの14冊をあげました。

1.読書感想文おたすけブック 宮川俊彦の緊急特別授業 2008年度版
宮川俊彦/著 小学館
2.スラスラ書ける読書感想文 読みたい本がすぐ探せる140冊おすすめブックガイド付き!! 小学校1・2年生
上条晴夫/企画・監修 永岡書店
3.スラスラ書ける読書感想文 読みたい本がすぐ探せる140冊おすすめブックガイド付き!! 小学校3・4年生
上条晴夫/企画・監修 永岡書店
4.スラスラ書ける読書感想文 読みたい本がすぐ探せる140冊おすすめブックガイド付き!! 小学校5・6年生
上条晴夫/企画・監修 永岡書店
5.新かんたん!読書感想文 スラスラ書ける10のまほう 1・2年生用
工藤順一/監修 学校図書
6.かんたん!読書感想文 スラスラ書ける10の魔法 3・4年生用
工藤順一/監修 学校図書
7.かんたん!読書感想文 スラスラ書ける10の魔法 5・6年生用
工藤順一/監修 学校図書
8.すぐ書ける読書感想文 読みたい本が見つかる実例で書き方のコツがわかる 小学低学年
あさのあつこ/監修 学研/編 学研
9.すぐ書ける読書感想文 読みたい本が見つかる実例で書き方のコツがわかる 小学中学年
あさのあつこ/監修 学研/編 学研
10.すぐ書ける読書感想文 読みたい本が見つかる実例で書き方のコツがわかる 小学高学年以上対象
あさのあつこ/監修 学研/編 学研
11.読書感想文のじょうずな書き方 小学校1年生
立原えりか/監修 成美堂出版
12.読書感想文のじょうずな書き方 小学校2年生
立原えりか/監修 成美堂出版
13.“書く力”で子どもを伸ばす 親が教えられるよい作文よい感想文
樋口裕一/著 学研
14.読み上手書き上手
斎藤孝/著 筑摩書房


古典を紹介する読書メルマガ「レフティやすおの楽しい読書」の夏休み特別編の関連です。

※『レフティやすおの楽しい読書』
「2008(平成20)年8月15日号(No.8)-080815-夏特2・読書感想文を書く」
(バックナンバーはこちら)

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本屋「左利きの本棚」に『左対右 きき手大研究』等追加 

August 07 [Thu], 2008, 21:56
8月5日、『レフティやすおの本屋』「左利きの本棚」に八田武志/著『左対右 きき手大研究』を追加しました。

この本は、八田先生の『左ききの神経心理学』以来の、その名の通り利き手の研究の成果をまとめたものです。
左利きのメルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」今週末発行の最新号冒頭でもお知らせする予定です。
左利きに興味のある方なら、まずはご一読を!

左対右きき手大研究
八田武志/著 化学同人

紹介文:
『左ききの神経心理学』(1996)の著者による、利き手研究の最新の成果をまとめた新著。左利き短命説や利き手成立のメカニズム、利き手と脳、いわゆる「矯正」(この言葉は使うべきではない不適切な言葉だと私は考えますが)など利き手を科学する本。

他にも、これに伴い、左利きの本棚の一部を入れ替えました。

「左利きの本棚/左利きの人」に新たに、左利きの書道家(書は右手、ただし両手で書いたり、大きな箒のような筆で床にひいた紙に書いたりというパフォーマンスもされるので、左手で書くこともないわけではない、という。)・武田双雲先生の著作、『書愉道 双雲流自由書入門』を追加しました。

書愉道 双雲流自由書入門
武田双雲/著 池田書店

紹介文:
見ているだけでもついやりたくなる、書道を自由に楽しむことから始めようという堅苦しくない入門書。著者は、テレビ「世界一受けたい授業」や国際的なパフォーマンスでも有名な書道家、左利きの人で両手で書いたりもするという。巻末「ここが知りたい! 双雲流「書道Q&A」」で、左ききでは書道は無理ですか?という問いに答えています。創作のときは左手で書くこともある。苦労はあるが、左手でも全然無理ではない、という。

双雲先生は、先日の『女性自身』8月12日号の左利き記事「「女性で左利き」という生き方」のなかで、左利き書道を披露されていました。
「『女性自身』2008年8月12日号で左利き記事」(『お茶でっせ』2008.7.30記事)

紹介文にも書いていますように、この本の中でも、巻末のQ&Aのコーナーで左利きでの書道について書いておられます。
左利きには心強い味方と考えています。

またポツポツと左利き関係の本も出てきました。楽しみです。

「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」
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支店『初歩の哲学入門』に紹介文を入れる 

July 29 [Tue], 2008, 21:49
7月27日(日曜日)久しぶりに場所取りしたまま、放置してあった新支店『初歩の哲学入門』の棚の商品の紹介文を一部ですが、記入しました。

1<哲学する>とは?
<哲学>とは? <哲学する>とは、どういうことなのか? その疑問に答えてくれる初歩的入門書。

2学問としての西洋哲学
学問としての「西洋哲学」を知るための入門書。

の二つの棚に収められている本それぞれです。

1.
娘と話す哲学ってなに?
ロジェ=ポル・ドロワ/著 藤田真利子/訳 現代企画室

哲学の教科書
中島義道/著 講談社

本当に生きるための哲学
左近司祥子/著 岩波書店

哲学のことば
左近司祥子/著 岩波書店

哲学ってなんだ 自分と社会を知る
竹田青嗣/著 岩波書店

もしもソクラテスに口説かれたら 愛について・自己について
土屋賢二/著 岩波書店

2.
はじめて学ぶ哲学
渡辺二郎/著 筑摩書房

この一冊で「哲学」がわかる!
白取春彦/著 三笠書房

西洋哲学史 古代から中世へ
熊野純彦/著 岩波書店

西洋哲学史 近代から現代へ
熊野純彦/著 岩波書店

ヨーロッパ思想入門
岩田靖夫/著 岩波書店

詳細は、本店「レフティやすおの本屋」の右端の「このお店の情報」の 「店舗数合計」の・「7 店舗」をクリックして現れる画面の支店「初歩の哲学入門」をクリックしてください。
(上のそれぞれの棚への直リンクからでも、OKです。)

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