のび太のくせに

October 02 [Tue], 2012, 23:54
今日も、ヘミシンクネタとは違います。
御用とお急ぎでない方は、どうぞ。
さて、今から8年ほど前の出来事ですね。
その頃、甥っ子が生まれて、まだ一年もたっていない頃で。
私は休日に姉の家に行って、赤ん坊の世話をしている姉の役に立ちたくて、お掃除と料理と買い物を手伝ってきました。
そうして、自分の分の買い物も済ませて、電車に乗り、最寄駅に降りて、帰宅しようとした所。
駅の切符売り場の側が何やら騒がしいのです。
私は、何事かなと、思いつつ駅の出口へと向かって歩いていると。
二人の男性が何か激しく言い合いをしているようでした。
一人は体格のいい、身長180cm位のジャージ姿の若者で。
もう一人は身長150cm位の1415歳くらいの少年の様です。
すると、鼻や耳にたくさんのピアスをしていた、体格のよい男性が、小柄な少年を罵倒しながら、ローキックをかましていました。
あ、あれ、すごく痛いんだよな。
私が歩を進める間に、2発、3発と、少年のふくらはぎや太ももに、若者のローキックが炸裂します。
少年は、無抵抗で、小さく悲鳴を上げながら、スイマセン、スイマセンと言いつつ、されるがままです。
あ、小っちゃい子が、大きい子に苛められている。
私はその日、7cmほどのヒールのサンルを履いていたため、身長が170cmぐらいになっており。
思わず、その少年が小っちゃい子だと認識してしまったのです。
そう、思った、次の瞬間。
気付いたら、私はその少年の前に立ちふさがり。
私暴力はいかんよ。
と、間に割って入ってしまっていたのでした。
若者なんだお前。
お前にはカンケーねーだろ。
ひっこんでろ少年え。
あの。
いや、悪いのは自分スから。
いいですから。
え、いつのまに。
なんか、勝手に体が動いて。
私どんな理由があるか知らんけど。
暴力はいかんよ。
若者はシルバーのアクセを胸元や手元にジャラジャラとつけており、こちらを無視して、少年にドスの聞いた声で尋ねます。
若者なんだ、コイツ。
お前が呼んだのかふざけんなっ邪魔だっつーの少年違います、違います。
知らない人です。
自分、呼んでないッス約束通り、一人で来たッス若者じゃあ、お前、引っ込んでろ私いや、引かない。
暴力はやめなさい。
若者うるせっお前、このチキン野郎勝手に、俺らんとこ、抜けるとかほざきやがって。
どうせウソ言ってんだろ少年それは違います。
スイマセン、スイマセン。
抜けさせてくださいと、言って、若者は私を押しのけて、少年に蹴りを入れます。
私は、思わず、若者のジャージを引っ張って、少年に蹴りを入れるのをやめさせようとします。
私メだって痛いんだから。
辞めて若者うっせーお前関係者じゃないんだろっ俺は、テメェを殴りたいのを我慢してんだ。
俺は、女には手を上げない主義だから、見逃してやる。
さっさと、どっか行けっ私小さい子をいじめちゃメでしょ少年小っちゃくない、小っちゃくないなんなのこの人。
俺が悪いんスから、ほっといてください。
若者何お前。
頭おかしいんか人の話聞けってさっさとどっか行けや私行かないからね暴力やめなさい。
と、坊主頭にそり込みを入れた、ガタイのいいお兄ちゃんと鼻づら突き合わせて、メンチ切ってしまいます。
ちなみに、両手にはドラッグストアのビニール製の買い物袋をぶら下げています。
はっこの男の人、お肌つるぴかもしかして、この子、未成年すると、向こうもこちらの顔をじっと見ていた関係でしょうか若者うっせおばさんどっか行けってのこの、おばさんというキーワードがですね。
なんていうのリアルな罵倒のセリフだったんですよね。
なんか、年上のうっとおしい女性の事を、若者なら、ババァとか言いそうでしょそれを、あえて、おばさんという言い方がね。
こちらの精垂攻撃してくる、リアルワードだと感じたんですけれども、そこはあえて、無視して。
私いいや、どかないと、もはや、意地になっている私です。
すると、どこからともなく、不思議な音が聞こえてきます。
カタカタカタカタ。
若者お前、ビビってんじゃねーか女は殴らねぇ。
さっさとどけやふと、足元を見ると、まるで生まれたての小鹿の様に、ひざから下が小刻みに揺れておりまして。
それも、なんていうか、超高速のタップスって感じて、未だかつて見たこともないほどのスピードでサンルのヒールを左右に床に打ちつけて鳴らしていたんですね。
こんなにうまく人間ってタップス踊れるもんなんだ。
うわぁ、アタシ、ビビってる。
と、思いつつも、その後も少年の懇願も聞かずに若者に立ちふさがり続け。
と、言うと聞こえがいいかもしれませんが。
あーだ、こーだとらくがきライブ メル友言い合いを続けていたら。
端から見ると、ガラの悪い若者2名に、若い女性が絡まれている図に見えたようで。
親切な市民2名の通報により、鉄道に常駐している警察官2名が駆けつけてきたのでした。
私は、警察官の方が駆けつけたのを見た途端。
おまわりさんが、来た。
と、思わず、涙をポロポロこぼしてしまい。
若者ちょっお前、何泣き出してんのこれじゃ、俺が悪者ジャンと、舌打ちをされつつ、とりあえず、若者、私と二組に分かれて、その場で事情を説明したら。
まぁ、通報の内容と、実際のいきさつが異なりますからね。
最初、警察官2名の頭が混乱したみたいですが。
とりあえず、すぐ側の派出所に連れて行かれまして。
少年二人組はベテラン警察官の方と表で事情徴収を受け。
私は派出所内で若い警察官の方と机を挟んで差向いに事情を説明しておりました。
そうして、少し落ち着いてきますと。
はっよく見ると、この警官タイプかも考えようによっては、運命的なシチュエーションじゃないと、色気を出し始めたら。
若い警官今日は、お買い物ですか私えぇ。
ス薬局、ポイント2倍デーだったんです。
特に洗剤が安くて、お買い得だったんです。
モジモジと、実際には色気もクソもない事をしゃべっており。
さて、この警官の年齢とか聞き出そうかなとか考えていたら。
ガラリと戸が開いて。
ベテラン警官いや、感動したわ。
若い警官どうしたんですかベテラン警官いや、よくよく話聞いたら、このお姉さん、通りすがりの知らない人だって話じゃない。
若者だから、最初からそう言ってんだろ人の事、痴漢扱いしやがって少年初対面の全然知らない人です。
ベテラン警官そうなのこいつら、チームを抜けるとかそんなんでもめていたら。
この女の人が助けに入ったんだって若者助けじゃねぇ、邪魔しに入ったんだ少年いらないって言ったんですよ泣若い警官はぁ、こちらでもその話は伺いましたけど。
ベテラン警官この街も捨てたもんじゃないなぁ。
暴力はいけないって、見知らぬ人をかばう女の人がいるなんて若者ただの馬鹿だろ、コイツ。
ベテラン警官そんな事言うな。
きっとこのお姉さんは、お前達の事を弟みたいに思ったんだぞ。
若者弟なんていねぇだろ。
私いますよ、四つ下の弟。
若者いくつだ。
私26。
若者俺より10も上じゃねーか警官2えぇっ私えぇっ16若者の事を20代前半だと思っていた。
太ってたし。
少年俺、14。
ベテラン警官えぇっ四つ下の弟が26って、えちょっと待って。
年いくつ私30ですけど、何か若者やっぱ、おばさんジャン私は若者を睨みつけ。
若い警官30。
年上。
ベテラン警官嘘。
若い警察官の名前より5つも年上とは。
ちょうどいいとか考えていたのに。
少年俺の倍以上。
今度は思わず口元を歪ませた少年を睨みつけます。
その日の私の格好は。
ヘアスタイルはショートカットで、ラインストーンの先にハート型のクリスタルが肩のあたりで揺れる、チャラチャラピアスをしており。
フリルたっぷりのキャミソールの上にレモンイエローの小花模様のカーディガンに。
ボトムは黒地に白い水玉模様の段々のフレアミニスカート膝上20cmを履いて。
足元はペールブルーのアジサイの花の様な飾りがついた、おしゃれサンルでした。
私は普段は私服姿で勤務していますので。
たまの休日ぐらいは、おめかししようかな、と、特にこの日は気合が入っていたのでした。
と、言っても、することは、ス薬局で買い物するぐらいですけど。
若者んだよ人騒がせなおばさんジャン。
ベテラン警官公衆の面前で暴力を振るう方が悪い。
若者チッ今度から人目の無い所でやるよ。
ベテラン警官たわけ暴力は立派な犯罪だ。
お姉さんに謝れ。
若者どうもスイマセンでしたぁそうこうして、ググになりながら、解散となり。
ベテラン警官いや、30とは。
女の人は、分からん。
としきりにブツブツ言われつつ。
まぁ、結局若い警官に粉をかける事もなく、その場を後にしたのでした。
で、そんな事を姉に話したところ。
姉あんた、のび太のくせに、ジャイアンにはむかう真似をして、馬鹿じゃないの相手の言うとおり、騒ぎを大きくしただけじゃん、はた迷惑よね。
世の中、頭のおかしい奴たくさんいるんだから。
今回はタマタマうまくいったけど、いつもそうなるわけじゃないんだからね。
のび太はのび太らしく、おとなしく引っ込んでいなさい。
と、言われたのでした。
おしまい。
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