政(まさし)と衣川

May 02 [Mon], 2016, 9:15
レベルの低い歯科医に当たってしまうと、せっかく埋入したインプラントがグラついたり外れたりするケースもあります。もちろんベテラン歯科医が手術してもそういったことは起こりえますが、その確率の差は明らかです。万が一のことも考えて保証してくれるかどうかは手術前に聞いておいた方がいいでしょう。
インプラント治療はデメリットよりもメリットの方が大きいんです。自由診療のために費用がかさんでも、治療期間がとんでもなく長くなっても、外科手術が必須であっても、それ以上に大きなメリットを享受できます。入れ歯やブリッジはなくした歯を外見上だけは補ってくれますが、インプラントは歯の本来の機能を取り戻してくれます。
インプラントにすることで、また美味しい食事を摂ることができるようになります。味だけではなく、歯ごたえの違いや料理の温度まで取り戻せます。固いものでも気にすることなく噛めるので、控えていたものも食べられるようになります。インプラントでは噛む力は自分の歯の80%まで回復します。
インプラントは自由診療なので、高額な治療費が必要です。でもだからといって、激安価格に釣られてインプラントを選ぶような愚を犯してはなりません。表示金額以外のものを請求されたり、そもそも品質に大きな問題を抱えている場合もあります。インプラント選びで重要な事は、まず第一に安心して任せられる歯科医かどうかを見極めることです。
インプラントは1本からでも手術可能ですが、たいていの場合複数本の手術となるケースがほとんどです。インプラントを希望するのは高齢の方が圧倒的に多く、埋入する必要があるインプラントが1本ではない方の方が圧倒的に多いからです。また、多くの歯が抜けている状態のことを多数歯欠損と言い、このようなケースではオールオンフォーといった特別な方法が用いられます。
allon-4とは、多数歯欠損の方に行われるインプラント手術の最も新しい高度な技術です。今までの方法ではインプラントと歯の割合は1:1でしたが、all-on-4では4:16となります。上顎もしくは下顎に4本のインプラントを埋入し、すべての歯を支えるという手法です。インプラントの埋入本数によって、all-on-8などと呼ばれることもあります。
最近は歯科医院でもインフォームドコンセントをアピールしているところが増えてきました。特にインプラントなどの費用が高額になる自由診療を行っている歯科医院に多い傾向があります。外科手術というリスクと高い費用、長期にわたる治療期間を考えれば、患者側からしてみれば当たり前のことのようにも思えます。
インプラントの治療期間が他の歯の治療に比べて長い理由としては、歯の土台となるインプラント本体と顎の骨が結合するのを待つ必要があるからです。GBRなどの骨造成を行う場合には更に時間が必要となります。長い場合には治療期間が2年を超える場合もあるようですが、終了すれば生活の質が一変します。
インプラントは抜けてしまった自分の歯を人工の歯で補うための治療ですが、同じような治療に入れ歯とブリッジがあります。入れ歯もブリッジも保険が使えますので安く済みますが、それ以上にデメリットの大きさが目立つことも事実です。共通しているのは、『噛めない』『痛い』ということです。
入れ歯でもブリッジでも、一見しただけでは歯は全部揃っているように見えます。けれども実のところは見せかけだけで、歯の機能を取り戻せるかと言えば、残念ながらそんなことはありません。外見だけを気にするのか、それともしっかり噛めるかどうかを気にするのかは判断が難しいところでもあります。
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