恋愛依存症の女のブログ。

プロローグ
私は、自分が「恋愛依存症」だと気付いたのは、たしか25歳の時。

いつも誰かを好きでいないと落ち着かない。あせりすら感じる。

誰かに恋するというのは、楽しい事ばかりじゃないし、むしろツライ事の方が多い。
それでも誰かを好きになり続ける事ができるのは、恋愛がステキな事だからじゃないかと思う。

その証拠に、私は今まで愛した男達誰一人として、愛した事を後悔していない。本当に。

そんな私の恋愛に対する考え方や恋愛の歴史を、このブログに書き綴っていきます。
 
   
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私について
軽く自己紹介。

HN・・・Jewel (ジュエル) 
ブログ内での名前・・・西田 美恵(にしだ みえ)*仮名。実際の名前とは違います。
血液型・・・O型
年齢・・・ヒミツ
性格・・・短気・わがまま・自己中・極度のやきもちやき・さみしがりや
体型・・・ポッチャリ(限りなくデブに近いけど背が高いのでギリギリ回避)
顔・・・童顔。美人でもかわいくもない。でも決してブスではないと思っている。
 
   
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登場人物について
このブログは、実際にあった話を嘘偽り無く書いています。

でも、登場人物の名前だけは仮名、つまりデタラメにさせていただきます。

理由としては、実名を出すのは悪い気がするし、かといってイニシャルトークだと分かりづらくなるので。

 
   
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最初で最後の・・・(1)
このブログを書くキッカケになったのは、この恋愛だった。

先日、なにげなく押入れの掃除をしていたら、この時の思い出の品が沢山発掘された。
その時に、今までの恋愛を色々と思い出し、こんな風に書き残す事を思いついた。

それは私が19歳の時に経験した「不倫」だった。

正確には相手が結婚していたのだから、私は「愛人」だったけど・・・。

彼の名前は「堤 勝(つつみ まさる)」という名前にしておこうかな。(もちろん仮名。)

堤さんと付き合い始めた時、私には彼氏がいた。
(この彼氏についての話は、またいつか書こうと思っているので、今はくわしくは書かない。)

堤さんに妻がいる事を私はモチロン知っていたし、堤さんも私に彼氏がいる事を知っていた。

なぜなら、その時の私達はパチンコ店につとめる上司と部下の関係にあった。

私達カップルは(結婚していないけど)夫婦寮に泊り込みで働いていたし、彼ら夫婦は自宅から通っていたが、やはり夫婦で働いていた。

私達の不倫のキッカケになったのは、堤さんのある一言だった。
 
   
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最初で最後の・・・(2)
「西田、最近疲れた顔してるなぁ。」

彼はパチンコ店のカウンターに立っている私の顔を見て言った。

その時の私は、当時付き合っていた彼氏と別れようとしていたが、彼のわがままで別れられずにいた。
わがまま、という言い方をしたけど、ハッキリ言うと暴力・・・。

精神的にも肉体的にもズタズタだった。

そんな私の変化に一番に気付いてくれたのが堤さんだった。

私はその事が嬉しかったのもあるが、何かいつもの「電波」のようなものを察知した。

この「電波」についても、いつか書こうと思っているけど、私は恋愛電波のようなものを察知できる能力があると自分では思っている。
まぁ、「電波」についてくわしくは、またの機会に・・・。

そこでとっさに
「今度相談にのってください。何かおいしいものでもおごってくださいよ〜。」
と言った。
これはつまり遠まわしにデートに誘ったんです。相手がどう受け取ったかは分からないけど。

すると堤さんはこう答えた。
「いいけど、うち奥さんがうるさいから。内緒でならいいよ。」

私は堤さんのこの返事に、期待せずにはいられなかった。
「内緒」でご飯を食べに行く。
この会話をする数分前まで、私は堤さんをみじんも男として見ていなかったが、この会話、堤さんの一言から、急に堤さんを「男」として意識した。

そして、たしかその時すぐではなかったと思う。
たぶん、この会話の数日後に待ち合わせ場所を決めた記憶があるけど、そのへんはあまりくわしく覚えていない。
とにかく、山手線の某駅のホームの一番前か後ろで待ち合わせをした。

時間になって、彼はやってきた。
私達は駆け寄り、ホームに入ってきた電車に乗り込んだ。
 
   
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最初で最後の・・・(3)
私達は恵比寿の駅で降りた。

この時、私は19歳、彼はたしか27歳だったと思う。
大人の男性に魅力を感じていた年代だった。

その頃まだできて間もなかった某有名ビルに、夜景がキレイなレストランがあると堤さんは言った。

私達は2人で歩く事に緊張していた。
私も堤さんも表に出さないように、いつも通りにふるまっていたが、今思えばお互い緊張していた。

レストランにつくと、本当に夜景がキレイだった。
その頃の私はまだ本当に子供で、感情表現がおそろしく下手だった。
キレイと思っても、あんまり大げさにそれを表情に、言葉に出せなかった。
でも堤さんは
「こっち側に座ると夜景がよく見えるよ。」
といって、椅子を引いてくれた。

・・・大人の男だ・・・。

胸がギューっとしめつけられるような思いがしたのを覚えている。

私は緊張しながら引いてくれた椅子に腰を下ろし、目の前に広がる夜景を見た。
でも本当は、夜景を見るふりをして、その前に座る堤さんを視界に入れて見ていた。

食事をしながら、私達は沢山の話をした。
仕事の話、職場の従業員の話、私達カップルの事、彼ら夫婦の事・・・。

食事が終わりに近づくと、なんだか寂しかった。
このまま今日が終わってしまう。
でも、そんな思いを悟られたくなかったし、言葉にしたくなかった。

彼を困らせて子供だと思われたくなかったから。

食事が終わってレストランを出ると、私はガラス張りの壁の向こうに広がる夜景を見た。
遠くの方で花火があがっているのが小さく見えた。
 
   
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最初で最後の・・・(4)
「花火が見える」
私が言うと、堤さんも一緒に外の夜景を眺めていた。

・・・しばしの沈黙・・・。

その後、どんな会話の流れだったのか、よく覚えていない。
たぶん私が、
「もし時間大丈夫なら、お散歩したい。」
というような事を言ったんだと思う。

私達はあてもなく、ブラブラと熱帯夜の夜道を歩いた。

何を話していたのか覚えていない。
でも楽しかったのだけは覚えている。
たぶんたわいもない会話だったはず。
それでも、私達は沢山話して沢山笑って、汗をかきながら歩いた。

気付くと、原宿の某公園に到着していた。

もう夜も遅かった。
まわりは誰もいないか、カップルがたまに通り過ぎていくだけだった。
都会の真ん中にある、静かな大きな公園。
木や草の匂いがしていた。

私はキスがしたかった。すごく。

木のまわりの柵に腰掛けた堤さんの膝の上に座って、少し話しをした後に、キスをした。

いつもそうだけど、初めてのキスの瞬間って、胸がギューっと苦しくなる。
あの感覚がすごく好き。

私達は、お互いに相手がいるのにキスをした。

その日は、たしかその後しばらく話をして、バイバイしたと思う。
また会う約束をして・・・。

その次の日から、私は仕事をするのが楽しくなった。
はじめは堤さんと顔を合わせるまで緊張した。ドキドキした。
でも、顔を見るとお互い何も無かったかのように挨拶をかわした。

まわりに誰もいない時はお互い恥ずかしそうに笑った。
遠くから目が合うと、目と目で会話して笑った。

そうして、私達はお互いをどんどん意識し、好きになっていった。
 
   
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最初で最後の・・・(5)
それから、私達はお互いのシフトの合間をぬってデートをするようになった。

いつもの駅のホームで待ち合わせをして、ご飯を食べ、Hして一緒に寝た。

仕事中に事務所でキスをしたり、寮の屋上で密会したりもした。

今思えば、そんなスリルがたまらなかったのかもしれない。

でも、私達には問題があった。・・・そう、お互いに彼氏と妻がいた。

私は元々彼とは別れるつもりでいた。
だけど、今別れるという事は寮を出ること。
つまりパチンコ店をやめ、堤さんと会える機会もいっきに減る事になる。

それでも私は耐えられなかった。彼の暴力に。

堤さんに相談し、他の上司達にも間に入ってもらい、私はやっとの思いで彼と別れる事ができたのは、堤さんと関係をもって数ヶ月した頃、たしか2ヶ月ほどたった頃だったと思う。

その頃には、堤さんの妻は夫の浮気相手の存在に気付いていたようだった。
しかも堤さんの妻は、その相手が私だと勘付いてるようだった。
職場で会っても挑発的な態度を多々とられた。
事務所で顔を合わせたら、「この服、彼に買ってもらったの。」と言われた事もあった。
「いいな〜堤さんて優しいんだね〜。」と笑顔で返したが、彼女のこの言葉に私は自分の存在に気付かれている事を察知した。

そうこうして私は彼氏と別れ、パチンコ店を辞めて寮を出て依頼、彼女とは一度も顔を合わせていないが、彼女は夫の浮気に精神的にかなり追い詰められているようだった。
そんな噂を何度も耳にした。

私は不倫をしている・・・。

寮を出て、堤さんと距離をおいてみて、しみじみそう感じた。
 
   
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最初で最後の・・・(6)
堤さんとの別れを意識し始めたのは、寮を出て1ヶ月〜2ヶ月たたない頃、秋に入った頃だったと思う。

始まりもそうだったけど、堤さんの一言がキッカケになった。

その頃はもう最初の頃のように、お互いビクビクまわりを気にしながら歩いたりはしていなかった。

いつものようにご飯を食べ、いつものようにホテルへ行き、いつものようにHした。
そして2人で並んで仰向けになり、色々な話をしながら寝るのがおきまりだった。
いつも堤さんは先に寝てしまい、私は寝つきが悪いのでなかなか眠れずにいたのを覚えている。

その日、いつものように2人で並んで仰向けになって会話をしていた。
その日の会話は、堤さんの家庭の話題になっていった。
そして、その一言を堤さんは突然口にした。

「最近は別居してるんだ。・・・離婚しようと思ってる。」

・・・・・・離婚・・・。

その言葉は当時19歳だった私の心に大きく響いた。

普通の不倫をしているカップルなら、喜ぶ言葉なんだろうか?
たぶん、きっとそうなんだろうと思う・・・分からないけど・・・。

でも私は違った。嬉しくなんかなかった。

どうして?

いつの間にか堤さんは眠りについていた。
私は堤さんの寝顔を見ながら考えた。

私は、この人の籍に傷を付けてまで一緒になって、一生この人を好きでいられるんだろうか・・・。

それから数日、ずっとそんな事を考えていた。
ずっとずっと考えてみて、分かった。

答えは「NO」だった。

私は堤さんを本当に好きだったけど、一生愛し続ける自信なんて無かった。
たぶん、あの言葉に喜べなかったのは、そんな自分の気持ちを、本当は考えなくても心のどこかで分かっていたからなんだと、今は思う。

そして、私は堤さんとの別れを決意し、別れの準備を始めた。
 
   
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最初で最後の・・・(7)
「別れの準備」という言い方をしたのは、私にはハッキリ別れの理由を言う事なんてできないと思ったからだった。

ハッキリ言って、今の自分では考えられないが、その頃の私は「フェイドアウト」する事を考えていた。

でも、そんな私の変化に堤さんは気付いていたようだった。

「この前貸したCD、今度会うときに返して?」

私が電話で言うと、堤さんは嫌がった。
そして実際、持ってきてはくれなかった。

私はそんな態度に苛立ちを感じていた。

そして小さな苛立ちは積み重なり、どんどん大きく膨らんでいった。

私は新しい職場で働き始めたのをいい事に、仕事を理由にして堤さんにほとんど会わなくなっていった。

でも、堤さんを見ていて、ちゃんと別れは言わないといけない。終わらせなくてはいけないと思った。

私の中では終わりを見ているけど、堤さんはまだ、私との未来を見ているのが分かったから。

私は別れを言う覚悟を決めて、久しぶりに会う約束をした。

堤さんは電話口の向こうで、本当に嬉しそうだった。・・・心が痛かった。本当に。

久しぶりに堤さんの顔を見た。彼は本当に嬉しそうで楽しそうだった。
でも、そんな堤さんの態度が、19歳の私には重荷だった。押しつぶされそうだった。

結局、別れ話なんてできないまま、いつものようにご飯を食べ、ホテルへ行った。
「いや」と言えず、されるがままになった。でも、できなかった。

「ごめんね・・・。」

たぶん、謝ったと思う。

堤さんは、そんな私の変化、今日一日の態度を見ていて、私の気持ちをハッキリと認識したようだった。

私は、いつの間にか眠っていた。

そして次の日、私達はいつものように朝食なのか昼食なのか微妙な食事をとった。
その時にやっと、私は自分の思いを口にできた。
でも、頭も心も空っぽだったのか、どんな話し方をしたのか、覚えていない。
ただ、遠まわしに、きれいごとばかり並べていたような記憶がある。

そしてハッキリした別れの言葉も言わず、私達はそれぞれの家に帰った。
 
   
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