"夜明けの溜め息" 

March 09 [Tue], 2004, 4:30
傷を舐め合うような事はしたくなかった
あなたとちゃんと向き合いたかった
しおれかけた花が水を求めるように
強く抱き合った2人でも

憧れ程度の想いのままなら
つらくない 苦しくない
臆病になりすぎたきっかけの恋さえ
まだ忘れられないでいる

あなたの隣で迎えた夜明けを
指折り数えては溜め息ついた
叶わなかった約束も
限られたしあわせな思い出も
ひとつひとつ重ね塗りしていけば
そのうち冷静に振り返られるようになるのかな

"crescent moon" 

March 08 [Mon], 2004, 3:45
言葉は過信できないけれど
大きな力を持つ時だってある
望みどおりじゃなくても
伝えたい気持ちは忘れないで

いつも見ていた背中に 消えない傷があること
知らなかったよ 気付けなかったよ
いつも見ていた目の奥に 消えない想いがあること
知らなかったよ 気付けなかったよ

爪で引っ掻いたような
細い三日月の光だけでは
あたしは足元さえも
見えずに手探りで進んでゆく


嫌いになれたら楽だと思う
失望する度どこかで安堵する
ロクデナシになってみてよ
すんなりと手放してあげるから

いつも見ていた仕草に 優しさこもってること
知らなかったよ 気付けなかったよ
いつも見ていた寝顔に 安らぎ感じてること
知らなかったよ 気付けなかったよ

甘い痛み求めて
明日への道書きなぐるけれども
終幕を祝う声
涙もかき消され立ち尽くす

"second lost" 

March 07 [Sun], 2004, 3:21
何かと理由をつけて
帰る時刻遅らせていた
間違いなくあの時 2人は同じ気持ちだった
呼吸のテンポも知り尽くすくらい
一緒にいた日々は過ぎ去り

耳に入る不幸な知らせに
やっと胸を痛める余裕が出来た頃
私は2度目の喪失を知る
それが必然であることも忘れて

平和を願うことが偽善であるというのなら
あの人の幸せを願えない私は
この世の誰よりも不幸だと
そう感じずには居られない

"trust" 

March 06 [Sat], 2004, 3:06
何かにしがみついていないと
そのまま闇へ堕ちてゆきそうで
頭の中で点滅するオレンジの光
思い出すだけで引きずりこまれそうになる

どうして人は永遠を誓うの
言葉にしなければ楽なのに
カタチの無いもの 信じられるほど
もうコドモじゃない

どうして人は愛を囁くの
伝えなければ守らなくて良いのに
目に見えないもの 信じられるほど
もう純粋じゃない

堅い殻 破る勇気も力も無くて
膝を抱きかかえてうずくまってる
夢の中であたしは
あの日の約束を思い出してみたりして
自分を見失うほど恋焦がれた
そんな時もあった

"そこに在った筈の" 

March 05 [Fri], 2004, 2:41
人込みの中 声が聞こえた
幻だったと 言い聞かせてる
繰り返される 毎日の中
確かに君は 息づいていた

やわらかな瞳(め)は 閉ざされたまま
飾られた花 見る事も無い
差し出された手 はねつける様に
冷たい頬が 希望を奪う

ねえどこへ行くの 

光と影の中で彷徨っていたあたしが見つけた
ただ揺るぎなくそこに在った筈のしあわせ
愛していた 愛していた

白い欠片が 転がっている
炎の中で 何が消えたの
空へ昇った ひとすじの線
風に揺られて 笑っていたよ

ねえどこに居るの

甘い夢から引き戻され立ち尽くしてたあたしを
待っていたのは背中合わせの現実だけ
深い闇へ 深い闇へ

光と影の中で彷徨っていたあたしが見つけた
ただ揺るぎなくそこに在った筈のしあわせ
愛してたのに

"thunder" 

March 04 [Thu], 2004, 18:27
遠くに落ちた雷みたいに
少しの時間を置いて
それは確かにやってきた
身震いするような轟音

白く光った空に一筋の亀裂
龍の尻尾から放電された針みたいで
真紅のマニキュアが乾くのを待ちながら
あたしは窓の外を睨んでいた

雷鳴があたしを突き動かす
真っ白な灰になるその瞬間まで 燃え尽きながら
誰かを照らす炎でありたい
誰かを導く光でありたい

"アイシテル" 

March 03 [Wed], 2004, 18:26
’愛してる’なんて
伝えた途端に嘘になりそうで
口に出さなかったし
誰にも言われても響いて来なかった
信じてなかった訳じゃない だけど
神様だけが許されるのだと思っていたから

押し潰されそうな夜更け
朝もやに立ち尽くす夜明け
一体いくつ越えてきたの
これからいくつ迎えれば良いの

だけど今
どんな罰を受けたって
’愛してる’と伝えたい
溢れる想いをひとつでも多くカタチにして
どんな罪を背負っても
’愛してる’と伝えたい
ちいさな不安も吹き消してしまえるほどに

"しあわせになるために" 

March 02 [Tue], 2004, 18:23
愛してた記憶に縛られてないで
必ず道は見えてくるから
答えのない未来でも あなたが決めれば良い
他人の手に委ねないで 一歩踏み出すんだ

誰にだって忘れられない人がいる
その人の分まで愛してあげよう
こぼれ落ちた心のかけら
1つ残らず拾ってあげよう
崩れ去ったあの日の想い
隙間なく抱き締めてあげよう

みんな癒えない傷を抱えてる
それでもまた みんな誰かに恋をする
傷を癒すためじゃなく
しあわせになるために
依存するためじゃなく
しあわせになるために

"ブランコ" 

March 01 [Mon], 2004, 18:19
空が近づいた気がして
でも手は伸ばせなくて
あっという間にまた遠くなった
そしてまた両足に力を入れる

規則正しく響く音が
なんだか泣いてるみたいで
あたしも一緒に泣いた
錆びた鎖の匂いが染みて

守りたいものがあった
もうこの手にはないけれど
止まらないブランコみたいに
行ったり来たりしてる


視界がぐんぐん変わって
夢中でまた漕いだ
風が一緒に笑ってくれた
手を離せばこのまま飛べると思った

規則正しく軋む音が
なんだか泣いてるみたいで
あたしも一緒に泣いた
足元の水たまりがかすむ

話したいことがあった
もう伝えられないけれど
止まらないブランコみたいに
行ったり来たりしてる


許せないことがあった
まだ嫌いになれないけれど
飛び降りたブランコみたいに
行き場なく揺れている

"あまやどり" 

February 29 [Sun], 2004, 17:55
にわか雨が過ぎ去るのを
柱にもたれてじっと待っていた
終電の無くなった駅の改札口
肩が少しだけ触れる2人の距離

沢山泣いて ひどくなじって
それも全て嘘のように
穏やかにただ話していた
一度リセットされたからだろう

手放したい想い
消し去りたい記憶
嫌いになりたいひと
捨ててしまいたいものだらけ
そしてきっとあなたの心には
何ひとつ残っていない
わたしだけが引きずる愛の残骸なんて
もう 愛とは呼べない
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