彼女がどうやって僕を見つけたか
それは分からないが
この出会いは僕を革命へと向かわせた
僕は更に堕ちてゆく
やがて辿り着くであろう終わりへ
運命の赤い糸
そんな存在を信じたかった
今も心のどこかで思ってる
でも、そんなもの無かったんだって
どかか諦めてる自分もいる
貴方もそんな事思ったりするのだろうか
私たちは旅立つ
行く先も目的も分からずに
もう後戻りは出来ないから
それでも、貴方がいれば
きっと。。。
私たちは
運命に逆らうことは出来ないのだろうか
誰に何をしたわけでもない
ただ少し他の人と違うだけ
しかし私たちは
鳥かごから出ることが出来ない
それが運命だから
私たちはお互いに名前を知らない
今までも、これからも
多分ずっと
けれど名前なんてどうでも良かった
そういえばもう随分
名前を呼ばれた覚えが無い
私は名前を失った
人の記憶というものは不思議のもので、
凄く印象深いことを
断片的に覚えていることがある
どうやって起こったかだとか
その後どうなったかとか
そういうところは覚えていないのに
なぜか一部だけ目に焼きついて離れない
彼の場合もそうだった
私は鳥と話した
空を飛んでいるときどんな気持ちなのかとか
海の向こうの場所の話とか
普通の人間と話してもつまらない
鳥の話の方が遥かに面白かった
色んなことを教えてくれるから
彼女が全ての始まりだった
もしも彼女に出会っていなかったら
僕は【天使】という運命に
流され続けていただろう
彼女に出会ったことが
結果的にどうなったかは別として
僕たち【天使】は
【訓練所】を出た後、
めったに会うことは無い
大きな指令の時にランダムでタッグを組むぐらいだ
どうも【天使】どうしが関わりを持つと
何か面倒なことがあるらしい
だから【訓練所】にいた時も
教官以外と話すことは許されず、
寝る場所も教室も
毎日違った
もちろんそんな中で友人が出来るわけも無く
1人で地獄を乗り越えてきた
人を殺すことに躊躇いなど無い
僕は今まで何人の人間を殺してきただろうか
そういう教育を受けているから
それが普通だったし、
これからも普通であり続ける
僕は【堕天使】だから
