ヨコハマ/市民が育てる美術展 vol.37 / 國本真理子展(最終日)

March 10 [Wed], 2010, 23:23

いよいよ最終日です。今日は天気もよく、気温も14度まであがりました。
天候にも恵まれ3日間で一番多くのみなさんに来場いただきました。

今日のブログは、まず今回展示した作品の紹介からはじめます。

まずこちらの壁の展示から15作品です。




下の写真左から順番に:
・静物画0801(アクリル/P25/2008)
・静物画0802(アクリル/F20/2008)
・リビィ(版画/S2/1999)
・ガブリエル(パステル/B1/2001)




下の写真左から順番に:
・うさぎ(水彩/A1/2007)
・食卓(水彩/B2/2007)
・キューバ/ハバナ(パステル/P4/2010)
・大阪/新世界(パステル/P4/2010)
・フランス/モン・サン=ミッシェル(パステル/P4/2010)
・ローレンス(アクリル/F3/2002)
・マリー(パステル/A1/2002)




下の写真左から順番に:
・ベス(パステル/A1/2002)
・ブルターニュの少女(アクリル/F8/2010)
・フルートを吹く少女(水彩/B2/2008)
・リンダ(アクリル/F12/2002)




続いて、こちらの壁の展示から22作品です。



下の写真左から順番に:
・riyo0826(ミクストメディア/F12/2008)
・riyo0819(ミクストメディア/F12/2008)
・riyo0818(ミクストメディア/F12/2008)
・riyo0817(ミクストメディア/F12/2008)




下の写真左から順番に:
・riyo0901(アクリル/F15/2008)
・riyo0830(アクリル/F10/2008)
・riyo0207(油絵/F50/2002)




下の写真左から順番に:
・riyo0829(ミクストメディア/F6/2008)
・riyo0828(ミクストメディア/F6/2008)
・riyo0827(ミクストメディア/F6/2008)




下の写真左から順番に:
・riyo0801(ミクストメディア/S0x15/2008)
・riyo0825(アクリル/S0x6/2008)
・riyo0816(アクリル/S0x15/2008)




下の写真壁の作品左から順番に:
・riyo1001(アクリル/P4/2009)
・馬小屋(シルクスクリーン/オリジナル/2000)
・yoko(ミクストメディア/オリジナル/1999)
・shadow(パステル/F6/2010)
床の上の立体作品左から:
・チェスゲームのイメージ II (1999-2010)
・チェスゲームのイメージ I (1999-2010)




下の写真上から順番に:
・ reconstitution I [國本真理子作品素材による] (2010:國本佳宏)
・reconstitution II [國本真理子作品素材による] (2010:國本佳宏)
・reconstitution III [國本真理子作品素材による] (2010:國本佳宏)



今回の個展をプロデュースしてくださった"art gallery, on the wind"主宰の
石井宏枝さんには心より感謝します。石井さんは、日本ではじめて
あのブライアン・イーノ(Brian Eno)の作品をプロデュースしたり、
ナム・ジュン・パイク(Nam June Paik)やヨーコ・オノなどの
国際的なアーティストを数多く手がけてこられた方です。
近年では、若い(年齢と言う意味だけではなく)作家を応援する活動にも力を注がれており、
今回私のお世話になった『ヨコハマ「市民が育てる美術展」@ランドマークホール』も、
その活動のひとつです。今回、はじめて石井さんにお世話になり、
本当に多くのことを教えていただきました。仕事には厳しいプロフェッショナルな方ですが、
同時にとても愛情溢れるやさしい女性(生粋のはまっこ)です。
このブログを見て、私もこのシリーズで個展を開いてみたい、と思われる方は、
art gallery, on the windまで連絡してみてはいかがでしょうか?



この3日間、自分の作品を観ていただくことを通じて、多くの方々との出会い、
そして再会を期することができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
年度末の平日という会期に、みなさん予定を調整いただくのは大変だったと思います。
実際に来場いただき、そしてお戻りになるそれぞれの道のりは、
会場でお話しする時間の何倍も長いのだ、と言うことに思いを馳せる時、
その感謝の気持ちが溢れ出すのを止められないような思いになります。
たった3日間ではありましたが、3年くらい続けていたような気がします。
それほどたくさんの出来事があり、感動の連続、本当に充実した日々でした。



この個展を通じて与えていただいたものは、
今後の作品作りに活かしていきたいと思っています。
次回の個展もお楽しみに!
みなさん、本当にありがとうございました!!


ヨコハマ/市民が育てる美術展 vol.37 / 國本真理子展(2日目)

March 09 [Tue], 2010, 23:23

2日目です。今日は真冬に戻ったようなとても寒い一日でした。
横浜の最高気温は5.5度しかなく、朝からの雨はやがて雪に変わりました。
そんな悪天候にもかかわらず、今日も多くのみなさまにご来場いただきました。



昨日もこのブログでご紹介したランドマークシネマコレクションでは、
同じ上映プログラムを連日ご覧になられる方も少なくないようです。
その方々から「あなたの作品を観るのも2日目なのよ」と声をかけていただいたり、
作品について質問していただいたり、また元気の出るうれしい言葉もいただいたりして、
こうして絵を通じてたくさんの人たちとお話しできることに歓びを感じます。

さて、今日は個展会場全体の様子を撮ってきましたので、ご紹介させていただきます。

最初の写真は、会場入り口ドア付近の様子です。何ともゴージャスな雰囲気です。
これは昨日のブログで紹介したゲートから、さらに10mほど奥に入った位置になります。
個展のポスター(B1サイズ)は計4枚あり、ゲートとこの入り口、そして受付に2枚掲示しました。



次の写真は、入り口ドアを入ってすぐのところから写した会場全景になります。
会場に入ると、両側の長い壁に計37点の作品が飾ってあります。
写真ではわかりにくいですが、展示壁のその先には5段ほどの下り階段があって、
それを下りた先の広いスペースは天井の高い吹き抜け状になっています。
作品点数が多い場合は、このスペースにも作品を飾ることができるそうです。
このスペースには大きな窓があり、そこに広がる「みなとみらい」の街が印象的です。



下の写真は、その大きな窓を背にして、会場奥から入り口ドア側を写したものです。
両側の展示壁と展示壁の幅は8m、展示スペースの床から天井までは3.6mあるそうで、
ゆったりしたスペースで作品を鑑賞していただけます。



次の写真は、入り口から見て左側の壁に飾られた作品群の様子です。
壁の端から端までは15mあり、今回は15点の作品と履歴パネルを設置しました。



こちらは逆サイドの壁に設置した作品群です。壁は5枚の可動式展示パネルで区切られています。
今回は可動式展示パネルは壁にセットしたままで22点(立体作品2点含む)の作品を飾りました。
この可動式展示パネルの幅は4mあり、前に引き出せば、裏にも絵を飾ることができます。
アイデア次第では、前後のダイナミクスも演出した個性的な展示ができると感じました。
可動式展示パネルを活用した個展の様子は、このブログの2008/8/19や2009/4/28の
記事で見ることができます。



個々の作品については明日のブログで触れようと思いますが、
今日は2点だけ、立体作品についてお話しさせていただきます。
上の写真の一番左の可動式展示パネルの前でスタンドに乗せられている2点が立体作品です。
主にワイヤーと紙を使って作成したこの2点の作品は、10年ほど前にアメリカで発表しましたが、
保存状態がよくなく、今回すべて作り直しました。

・チェスゲームのイメージ I (1999-2010)

     
・チェスゲームのイメージ II (1999-2010)

     
両方とも非常にシンプルなタイトルが付けられていますが、作品を作る前に、
"A Legend of the Microstate of the Chess(小さなチェスの国の伝説)"という
短編の物語を書き、そのイメージを作品にしていきました。
会場ではその作品を展示しているだけですので、
少し長くなりますが、その物語のあらすじを書いてみます。

「その小さなチェスの国のクィーンは、ある女流芸術家の作品を見て以来、
その芸術家のことが気になって仕方がありませんでした。
そこで家来ロボットのポーン達に彼女についての調査を命じましたが、
調査のプロセスでポーン達はまだ見ぬ女流芸術家に恋心を抱き、
はじめて持つ感情の重圧にはじめて持つ心は壊されていきました。
その女流芸術家は200年前に実在したアーティストでしたが、
彼女のあまりに感情的でパワフルな作品を酷評する評論家によって
やがて人間不信になり、精神的に追い詰められていきました。
それでもその苦しみや悲しみは新たな作品制作の原動力となっていました。
ある日、彼女は次の個展を自分の靴の中で開催することを思いつきました。
そこなら誰もやって来ないと考えたからです。しかしゲストは来たのです。
それは200年の時を超えてやって来たポーン達でした。
彼女は彼らと共通の感情を感じ、靴底のドアを開けて彼らを招き入れましたが、
ポーン達が作品を酷評しないか怖くなり、そこを逃げ出してしまいました。
残されたポーン達は深く悲しみ、あたりの物を頭に乗せ、
靴のまわりでグルグルと歩きはじめます。逃げ出した女流芸術家は、
自分の感情に自分が押し潰されそうになることから逃れるため、
記憶と引き替えにロボットに生まれ変わることを選びます。
そのロボットこそ、あの小さなチェスの国のクィーンだったのです。
時がたち、やがてクィーンはポーンを作りました。
そしてそのポーンはクィーンが失った感情に恋をしたのです。」

・reconstitution III [國本真理子作品素材による] (2010:國本佳宏)


さて、あと一日です。私もポーンのようにあこがれのランドマークホールで大暴れだ!!

ヨコハマ/市民が育てる美術展 vol.37 / 國本真理子展(1日目)

March 08 [Mon], 2010, 23:23

2010年3月8日から3日間、art gallery, on the wind/ランドマークホール主催で
國本真理子展 - Mariko Kunimoto Art Show III - を開催させていただきます。



初日の今日は午前8時45分に集合し、9時から1時間半で37点の作品を飾りました。



今回の個展をプロデュースしてくださったon the windの石井宏枝さん、
そして石井さんのお仲間4人と身内の計8名でセッティングしました。
4人のみなさん(池田さん、早坂さん、巴さん、太田さん)とは初対面でしたが、
みなさん心を込めて絵を配置して下さり、開場前から大変感激してしまいました。



そして、午前10時半、あこがれのランドマークホールでの個展のはじまりです!
今日から3日間、ずっと会場にいてみなさまのお越しをお待ちしています!



平日にもかかわらず朝からたくさんの知人や友人に来場いただき、
あらためて多くのみなさんに支えていただいていることを幸せに思いました。
午後には、私の大切な大切なモデルさんのriyoちゃんも駆けつけてくれ、
ウェルカム・カードに手書きのメッセージを書いてくれました。
これです!可愛いでしょ?受付の机の上に置いてあります。



ランドマークホールでは、毎月、季節やテーマにそって厳選した映画作品が上映されています。
ランドマークシネマコレクションと呼ばれる大変人気の映画上映イベントです。
このイベントに来られたお客様にも、上映前や終了後に私の作品をご覧いただいて、
沢山の方とお話しする機会にも恵まれました。今月のシネマコレクションのテーマは、
私も大好きなフランス・シネマ。本物の貴重な美術品の数々を使用した映画「夏時間の庭」も
上映プログラムに入っていて、美術や芸術に造詣の深いお客様も多くいらっしゃってました。
このようなお客様に作品を観ていただけることはランドマークホールでの個展の特権かも知れませんね。

ランドマークホールでの個展初日は、とても幸せな気持ちのまま無事終了しました。
あと2日間、私は受付にずっといますので是非おいでください。