花とアリス 

November 01 [Wed], 2006, 15:37
ずっと忘れてた、淡い感情を思い出しました。



花とありすは同じ学校の同級生。ある日花はひとりの男子が道端で倒れているのを見つける。誰かと思ってみれば、それは花が長い間想いを寄せている雅志先輩。意識を取り戻した彼に花は『先輩は記憶喪失です。私はあなたの彼女です。』と告げる。すっかりその言葉を信じこんだ先輩は花と奇妙な恋人生活を送ることに。また、ありすはありすで子供のような母親との生活、芸能プロダクションからのスカウト、離れて暮らす父親との関係など多くの悩みを抱えていた。そんなある日、ひょんなことからありすは先輩の元カノを演じることに…。交錯する恋心、愛しさと憎しみ、信じる心、いろんな想いが折りなす青春グラフティー。



正直、先輩を引き止めるためなら友情を犠牲にしてでも手段を選ばない花を怖い女だと思ってました。他にもありすの周りには怖い女がうじゃうじゃいて、なんて女って卑劣なんだろうってかなりひきながら観てました。でもそれって実は自分の大切なものを守るために必死になってるだけで、誰にでもそういう気持ちがあるんじゃないかなと思いました。それにこの物語って、花が主人公のように見えるけど、メインはありすだと思います。それは人を愛することを忘れたありすが父や先輩を愛することで無くした愛という記憶を取り戻す旅だと思ったから。最後には大事なものを取り戻したのは記憶を無くした先輩じゃなくて、愛を無くしたありすだったのね。花の物語では因果応報、自分がしたことは戻ってくるということを伝えていて、ありすの方では感情の成長を描いていたように思います。しかし蒼井優のありすは美しかった…。人を心から信じてやまず、傷ついていることにすら気付かず、盲目で、純粋で、でも自分のすべきことをわきまえて…。でも一直線に身のなりふり構わず自分のしたいことをする花も羨ましかったりする。もう私には100%の力をひとつのものに傾ける時間も余裕もないから。人間ってあがいて、あがいて何かを手に入れるものでしょ?それは鈴木杏演じる花が教えてくれました。




観ている間、心のなかをゆっくり透過してくれるような作品でした。
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