ひさしぶりのla Vineeワイン会
2011.06.18 [Sat] 15:22

こんにちは、久保です。

昨晩は2月以来、ひさしぶりとなるラ・ヴィネのワイン会を神楽坂にて行いました。

本来は3月に企画していた会だったのですが震災のため一度中止となり、ようやく皆が日常をとりもどしつつある中で、ご要望にお応えする形で再開の運びとなりました。

今回のテーマは『マグナムボトルの会』。

マグナムボトルは単に倍の量が入っているだけではなく、ワインが通常サイズよりも安定し、長く熟成させる目的で造られるものが多いので、生産者も良い原酒を詰めることが多いのです。

今回はコース料理に合わせていくワインを、すべてマグナムボトルで通してみようという企画です。


会場はお馴染みとなってきた神楽坂ピル・ウ・ファス。



神楽坂から一本入った有名店ラ・トゥーエルの向かいにあります。
シェフのかすみさんはトゥーエルの場所を借りていたこともあり、現在でも親交があるようです。

フランスの国旗があると目印になって良いですね。



初めての方には場所がちょっとだけ分かりにくいのですが、振り向いて赤いドアが目印。

ここだけ景色がとてもフランスっぽく、隠れ家的な雰囲気があります。










ドアを開けるとまるでホテルの中のような絨毯の階段を昇り、
2つ目のお部屋がピル・ウ・ファスのサロン。

かすみシェフは現地の厨房を様々経験し、パリで料理教室を主催していたほどの方で、
かなりの腕の持ち主です。


斉藤かすみシェフ紹介
https://sites.google.com/site/salonpileouface/profile

そして今日のメニュはこちら。






















合わせたワインはこちら




まずは、

パルマの生ハムスティックとグリーンオリーブ
      &
JACQUE LASSAIGNE LA COLLINE INSPIREE BLANC DE BLANCS EXTRA BRUT


写真撮り忘れました。。
ジャック・ラセーニュがマグナムのみで仕込んだキュヴェで、伸びのある酸とミネラル、
そして熟成が奥行きをつくっています。

生ハムの塩気と熟成による旨みの強さは、瓶熟の長いシャンパーニュととてもよく合いますね。

グリーンアスパラの冷製スープ、水牛のリコッタチーズのせ





アスパラと牛乳、塩、そして水牛のリコッタのみのシンプルながら
とても爽やかで美味しいポタージュ。


続いてのサンセールも濃厚な金色の色調ながら意外なほどフレッシュ感も保っていて、
これもなかなかのマリアージュ。








サーモンマリネと赤い野菜(ビーツ・パプリカ)のマセドニアンサラダ
      &
SANCERRE LA BOURGEOIS BLANC 2002 HENRI BOURGEOIS




そしてサンセールといえばやっぱり川魚。
もっと若いものであればイワナやヤマメ、この時期は鮎なんかもいいですね。


しかしこのくらい熟成したものは、サーモンが良いでしょう。
ワインはキウイのアロマが前開でとても夏らしい味わい。


アンリ・ブルジョワのレベルは高いですね〜。

(今月はこの蔵のモン・ダネが入荷します!)



真鯛のポワレ・ソースタプナード、茄子のコンフィ添え
      &
PULIGNY MONTRACHET 2001 JEAN MARC BOILLOT




鯛うまし、タプナード旨し、ナスピューレ旨しのお皿です。


そして柔らかな魚の質感を丸く包み込む、
ジャン・マルク・ツツミコンダヨのピュリニーです。


張りがありながら、柔らかい。凄い能力です。

若いうちに強めに感じる木樽のニュアンスはワインに溶けています。

このワインとサンセールが一番良かったという人が多かったですね。



マグレ鴨のグリル・赤ワインソース、林檎・イチジク・プルーンのソテー添え
      &
BONNNE MARES 2002 GUY CASTAGNIER
CHATEAU PAVIE MACQUIN 1999




そしてメインはマグレ鴨。

フォアグラを取った後の鴨の胸肉のグリル。
火の入れ方も絶妙で、ちょっと熟成したピノノワールのグラスの淵のグラデーション
ピンクからオレンジへと継ぎ目なく変化する鮮やかな色そのもの。

そしてそこにボンヌ・マール2002年。
塩とソースは少なめで、ピノ。

たっぷりソースとつけて、
セミドライのプルーンをほうばり
パヴィ・マッカンで、贅沢なフィニッシュ!


グレープフルーツの白ワインゼリー寄せ、オレンジカラメルソース
      &
秘密のデザートワイン


締めは夏らしく、グレープフルーツのジュレに
オレンジ果汁で割ったカラメルを煮詰めたソース、
内緒のデザートワインを合わせました。

ご夫婦だけでやっているので、レストランのようにいろいろな素材を使って盛り付けを華やかに・・・というのは出来ないんですけど、という言葉の裏に素材へのこだわりと味への自信が伺えます。

そしてここの料理は是非一度食べていただきたい美味しさ。
素材素材の味わいは輪郭があり、しっかりと味があるのに、まったく重さを感じない。

かすみさん曰く、旬の物を使うのと、バターをほとんど使わないからですかね、と軽いお答え。
一口一口、身体が喜ぶのが分かる味です。凄いです。





皆様、饒舌になり初対面の隣同士の方で、この後もう1軒いきましょう!と盛り上がっていました。
結構お飲みになられたと思うのですが、ご満足いただけていれば幸いです。


実は僕らも誘われたりもしていましたが、片づけと恒例のまかない(今日のコースのデギュスタシオン版)を頂戴し、

時間が遅くなってしまったので、僕らは僕らの店へ。






反省会で発見したのは、結構好きなモルト、クライヌリッシュのシャトー・ラトゥールカスク!
バーボン樽で熟成の後、PAUILLAC CHATEAU LATOURの文字が。

こういうのもワインを知っていると面白いですね。
右は別ボトラーズの36年で、ひさびさにブッ飛びの笑顔の練習ウイスキ〜を飲んでしまいました。




ちょっとこぼれ話で、ウイスキーは様々な樽で最後の風味着けを行うのが多いのですが、
このように、クラレット(ボルドー)、ポート、マディラなどワイン樽がよく使われます。

今度ラ・ヴィネには何とシャンパーニュ地方のウイスキーが入ってくる予定です。

モンターニュ・ド・ランス、ルーヴォワの蒸留所で、すぐ近くの湧き水を仕込み水にし、
ソーテルヌやバニュルス、ムルソー樽などという面白いフィニッシュを掛けたものですので、
ウイスキ〜好きな私としては避けて通れない所です。

入荷しましたらまたお知らせしますね。

ワイン会にお越し頂いた皆様、ありがとうございました。