ラ・ヴィネ 6周年記念ディナー
2010.10.10 [Sun] 11:22

カーヴ・タイユバンとして始まった当店ですが、
現在のラ・ヴィネとなってから、この10月で6周年を迎えることができました。

と言うわけで今回は、先日行われ「ラ・ヴィネ 6周年記念ディナー」の様子をお届けします。

6周年となる今年のディナーは、
青山にある<リンク「BENOIT TOKYO」での開催となりました。

シェフは、パリやモナコの三ッ星レストランで活躍なさっていた
「ダヴィッド・ブラン」氏。
事前の試食以後も、かなり綿密に試作を重ねていただいたので、
ラ・ヴィネのワインとどんなコラボレーションになるのか楽しみです。

当日は阿保店長と沼田ソムリエ、私の三人が準備の為先に会場入り。


BUNOIT店内の様子です。


10階はウエイティングルームとして使用。


会場は11階。
流石に見事な眺めですね。

18時30分から受付を開始。
まずはウエイティングルームでウエルカムドリンクとして、
阿保店長が今年買い付けてきた蔵元のシャンパーニュで喉を潤していただきました。

CHAMPAGNE YVES DELOZANNE BRUT MILLESIME 2002
シャンパーニュ・イヴ・ドロザンヌ ブリュット・ミレジム 2002年

ランスの西に位置するセルジ・エ・プラン村の蔵元。
程よい熟成感が漂い、かなり完成度の高いシャンパーニュでした。
ウエルカムとしては旨みの強い味わいであり、なかなか好評の様子。

ここでは軽いおつまみとして、
「カボチャのバルバジュアン」
「ほうれん草とハムの一口パイ」をお召し上がりいただきが、
お客様のお迎えで手一杯だった為おつまみの写真を撮り忘れてしまいました…。


さて、開宴時刻の19時となり、
いよいよ記念ディナーの始まりです。



まずは阿保店長の開会の挨拶とともに、シャンパーニュと前菜が振舞われました。

CHAMPAGNE COLLARD CHARDELLE CUVEE SAVEUR D'ANTAN 2002
シャンパーニュ・コラール・シャルデル キュヴェ・サヴール・ダンタン 2002年


「エルクヴィスのロワイヤル」


「フォワグラとヴォライユのプレッセ」


シャンパーニュはラ・ヴィネでもお馴染みのコラール・シャルデル。
ただし今回ご用意したのは、今年阿保店長が蔵元を訪問した際に発見した新作キュヴェです。

大樽で熟成した原酒を使用しコルク熟成を行っている為、蜂蜜やブリオッシュを思わせる複雑で甘美な味わいが特徴。
大きめなグラスで供してその個性を引き出したこともあってか、
あちらこちらから「これは美味しい!」という声が挙がりました。

「エルクヴィスのロワイヤル」はフラン仕立てにし、エクルヴィスのジュをベースにしたソースを添えてあります。
素材のそのものの旨みが感じられる一品。

「フォワグラとヴォライユのプレッセ」は、
フォワグラと鶏肉をテリーヌ風に仕上げ、ジュレとトリュフ風味のソースを添えてあります。

前菜はどちらもコラール・シャルデルのシャンパーニュで通しましたが、
かなりしっかりとした味わいだった為か、「フォワグラとの相性が特に良い」とのお言葉を多くいただきました。

続いてはお魚料理と白ワイン。

RIESLING WIEBELSBERG 2007 DOMAINE REMY GRESSER
リースリング・ヴィーベルスベルグ 2007年 ドメーヌ・レミ・グレッセ


「真鯛のデュグレレ風」

白ワインは私が今年出張したアルザス地方の造り手のものです。
リースリングのスペシャリストとして現地でも評判の高い蔵元であり、日本ではラ・ヴィネが初入荷。
アタックこそ柔らかで果実味いっぱいですが、
ミッドからきれいな酸とミネラル感が迫り出し、非常にエレガントな味わいが楽しめます。

真鯛はバターをベースにしたソースでシンプルに。
香り高く優しい味わいのワインと合わせ、バランスの良い組み合わせとなりました。

次はいよいよメインディッシュ。

MADIRAN CUVEE CHIFFRE 2000 DOMAINE DU MOULIE
マディラン キュヴェ・シフレ 2000年 ドメーヌ・ムーリ


「鴨もも肉のドーブ 蕪とジロール茸のソテー」

マディランは、沼田ソムリエが見つけてきた当たり年2000年のバックヴィンテージ。
蒸れた甘みと独特の野性味が感じられ、口当たりも非常に柔らか。
はじめはやや温度が低かったのですが、時間とともに徐々にそのボリューム感と複雑性が現れ始めました。

マディランと合わせた鴨は、
現地のスタイルをイメージし、しっかりと赤ワインで煮込んであります。
骨付きですが手間をかけて煮込んでいる為ホロリと身がほぐれ、
繊維質がはっきりと感じられる噛み応えたっぷりの伝統料理的な趣。

野性味あるマディランは、鴨はもちろんジロールの旨みと土っぽさともバッチリ合っていました。
日本ではなかなか味わえない、まさに本場のマリアージュです

さらにメインにも負けない貫禄を見せたのが、次のチーズと赤ワイン。

CHAMBERTIN 1999 DOMAINE TORTOCHOT
シャンベルタン 1999年 ドメーヌ・トルトショ


「エポワス ブドウのコンフィ添え」

ブルゴーニュワインの王様シャンベルタンは、作柄に恵まれた1999年もの!
しかもジュヴレの名門トルトショのワインとあって、
メニューの中でも最もお客様が心待ちにしていたのではないでしょうか。

そそいだ瞬間から辺りに圧倒的な香りが広がり、
凝縮した甘みとともに豊かなミネラル感が感じられました。

余韻もゆったりと長く続き、「これぞシャンベルタン!」ともいうべき見事な風格でした。
これは発見した阿保店長さまさまといったところですね。

エポワスもこのワインに負けぬよう、「しっかりと熟成したもの」をとお願いしていたため、
トロットロの完璧な状態のものを用意していただけました。

まさにワインとチーズのマリアージュのお手本が実現!

「やっぱり気品が違う!」
とお客様にも満足していただけたようで、とても贅沢な組み合わせとなりました。

最後はデザート。

PINOT GRIS SELECTION DE GRAINS NOBLES 2007 DOMAINE ALLIMANT-LAUGNER
ピノ・グリ セレクション・ド・グラン・ノーブル 2007年 ドメーヌ・アリマン・ログネル


「季節のフルーツのパヴロヴァ」

デザートには、ピノ・グリから造られたアルザスの貴腐ワインをご用意しました。
若手の注目株であるアリマン・ログネルのこのワインは、
酸の値が高い為、しっかりとした甘みを持ちながらもベタつくことなくスイスイ飲めてしまいます。

パヴロヴァは焼きこんだメレンゲを器に、フルーツをたっぷりあしらいアレンジ。
しかも中のフルーツには、今話題の「瀬戸ジャイアンツ」という高級ブドウが!
皮ごと食べられ、ジューシーで品のある甘みがたまりません…。
香ばしくサクサクなメレンゲの食感がアクセントになり、貴腐ワインと見事な調和を見せてくれました。


今回使用したワイン達です。


いずれも、今年買い付けてきた新作ばかり。
まもなくネットショップでもご購入いただけますので、気になる方は是非チェックしてみてください。

最後はダヴィッドシェフと阿保店長のツーショット。



シェフをはじめBENOITスタッフの皆様には色々なご無理を聞いていただき、
当日も多くのお力添えを頂戴致しました。
ご協力いただき、本当にありがとうございました。

またこのような周年ディナーが行なえるのも、
ひとえに日頃からラ・ヴィネをご愛顧いただいているお客様あってのものと思っております。

今後も常に新しい発見と豊かな暮らしをお客様にご提供できるよう、
スタッフ一同尽力して参りますので、末永くご愛顧下さいますよう宜しくお願い致します。