先日、久々にスタッフと残ってブラインドテイスティングをしました。
昔は月2、3回そういったことを友人としたり、ブラインドで行うワイン会に参加していましたが、最近は全く遠ざかっていたので、久しぶりに改めて勉強になるな〜といった感想。
今回は、スタッフの岩本さん(常勤ではないスタッフだけど、昔からラ・ヴィネで働いていて、実は誰よりもラ・ヴィネを良く知っている・・)が差し出してくれた一本。
ボルドー サン・テミリオン CHATEAUX CADET PIOLAT ’89
私を含め社長も店長も皆、カベルネ系左岸のワインを探していました。
もしくは右岸でもカベルネ・フラン主体のもの。意外でした、とっても。
ボトルを見たときのメルローか〜という皆の声。
確かにあとから思えばタンニンの感じはメルローでしたし、色もオレンジがかってカベルネ・ソーヴィニョンの熟成したものより明るくオレンジがかった印象はあったのですが・・ヴィンテージやシャトーによるし・・とか色んなことを考えてしまい、というより何より香りはカベルネだったのでまさかメルローとは思いませんでした。
岩本さん曰く、ブラインドは脳の活性化に良いそう。確かにいろんな要素からあれこれ考えを巡らせたり、自分の飲んできた数々のいろんなワインを忘れていた記憶の片隅から一生懸命思い出そうとするので、普段使ってない脳の部分を使った気がします。
写真は肝心の岩本さんが写っていません。。。ごめんなさい。
そしてもう一本、こちらも岩本さんから
CHAMPAGNE JAQUES BEAUFORT 1989 CHATEAU DE POLISY DEMI SEC
こちらはブラインドでなく普通に飲みました。素晴らしく美味しかったです!
ドゥミ・セックってもっと甘い印象もあったのですが、このキュヴェは絶妙なバランス。
後半はレモンのような綺麗な酸と爽やかさに、蜂蜜っぽさが広がりいつまでも口の中に残っていました。
POUILLY FUISSE -EN BULAND- 2004 DANIEL ET MARTINE BARRAUD
こちらは平間さんより。パワフルな果実味が印象的な樽を上手に使った造り手。
ジャン・マリー・ギュファンと並ぶ有名な生産者です。
どちらもそれぞれ美味しく、個性が強く、今晩は気持ち良く眠れそう・・という会でした。
最後に盛り上がったところで、今度からブラインド大会を定期的に行おう!という話でまとまりました。
本当ワインっておもしろいですね〜。
ヴィオニエ パート2
2008.12.04 [Thu] 09:27
コンドリュー クロ・ブッシェ 2000年 メゾン・ドラスを開けました。
ドラスはエルミタージュが断然有名ですよね。
コンドリューは昔試飲したことがありましたが、地元でもあまり見なかったですしそれっきりになっていたので、どんな感じかと思って(しかも8年経って)開けるのが楽しみでした。
味わいはというと、しっかりした凝縮感みたいなものを想像していたらそうではなく、
ミディアムボディぐらいで、開けたてはスパイシーで爽やかさもあり8年経っているようには感じられませんでした。
ところが時間が経ってくると、密っぽい熟成感が出てきて、でも重たくなくバランスがよく心地良い飲み口でした。後半とても良くなりました。
料理は何にしようかと思ったところ、やはり少し蜜っぽさも出ていたので
鶏肉に蜂蜜と生クリームのソースを合わせてみました。
少し香辛料も入れたりしてなかなか相性良かったのでは?!
あとブルーチーズと冷凍パイシートが家にあったのでそれを使ったパイというかキッシュのようなものも作ってみました。ちょっとカロリー高!でしたね。

今あるガングロフのコンドリュー06や、次回、というか来週にはヴェルネイのテラス・ド・ランピール07、ピエール・ガイヤールのコンドリュー06、そしてシャトー・グリエと、続々入ります。皆さんも是非ヴィオニエを楽しんでみて下さい!
ヴィオニエ
2008.11.29 [Sat] 07:19
先日、ボルドー大試飲会が行われ、行ってきました!05年が飲めるなんて・・・
個人的に一番はランシュ・バージュでした。期待したピッション・ラランドは全く閉じていて印象に残らず・・でも他の知人に聞いたらランシュ・バージュは今ひとつ、ピッション・ラランドは良かったとのこと。
時間のなさと量の多さもあって、13時から行ったにも関わらず、17時ぎりぎりまでいて、後半、ピッションとかレオヴィル・バルトンあたりは味わうというよりこなしていく、という感じになってしまいました。
そしてグリュオー・ラローズはボトルが終わってしまい飲めなかった・・反省。次回はメドックから始めよう。(今回はペサック・レオニャンの白・赤、サン・テミリオン、ポムロール、メドックの順で試飲しました。)
でも、これらが一体いくらの値段なんだろう?と思うと考えさせられます。
話は変わって、先日たまたま目にしたヴィダル・フルーリーのヴィオニエを他店で購入したので、それに合わせて料理をしました。
ヴィオニエにもいろいろあるので、ヴィオニエに合う料理って一体?とみてみると、エビチリ、と書いてあるものが実に多く、本当か試してみたくなりました。材料も全て家にあったということもあり、作ってみました。答えはというと、このキュヴェにはとても良かったです。
ワインはとてもスパイシーで、ヴィオニエのフローラルなニュアンス等はあまりなくスパイシーさが際立っていました。そして味わいもどちらかというと軽めでドライ、少しアルコール感を感じましたが、逆にそれらの要素がエビチリにはピッタリでした。
相乗効果というよりは、お互いの味を邪魔しないという感じでしょうか。おそらくコート・デュ・ローヌやヴァン・ド・ペイのヴィオニエに丁度良いと思います。


そしてこのヴィダル・フルーリーは山椒や、カレー風味のようなスパイスの効いたものでも大丈夫でしょう。ただ、AOCコンドリューのようにこれ以上ワインの味わいに果実の凝縮感、また白桃やアプリコット、ジャスミン系の花の香り等の複雑味が増すと、エビチリには難しいと思います。
次回、当店のドラスのコンドリュー2000年に合わせて何か作ろうと思っています。
これを開けるのは個人的に楽しみです。熟成感もあるし、何が良いかなぁ。
やはりフレンチ(勿論家庭料理で)でしょうか?どなたかお薦めがあったら教えてください。
お茶目なシェフ
2008.09.05 [Fri] 13:10
ワイン会の続きです。
メイン:roti de cochon a la basquaise 茨城県産花悠仔豚のロティー パプリカのピプラートバスク風
イルレギー ルージュ 2003 ドメーヌ ムルギー
デザート:figu confit et mousse chocolat
無花果のフィトゥ煮込みチョコレートのムース ナッツチュイール
リヴザルト ランシオ・チュイル 1994 シャトー・ド・ヌーヴェル


お茶目なスタッフの方々です。
ワインは白のヴィレクレッセがとりわけ好評。万人が納得、といったところでしょうか。
イルレギーと生後3ヶ月の仔豚のマリアージュも皆様大満足いただけたようです。
秋はフランス料理とワインがおいしい時期、私も楽しみな季節です。
皆様流の秋をどうぞお楽しみ下さい!
4回目を迎えたアーティショーのワイン会、おかげさまで大盛況で終了いたしました。
私もお手伝いで参加させていただきました。
アミューズブッシュ:confit de haricot coco アリコ ココのコンフィ マスタード風味
シャンパーニュ リシャール・フリニョー キュヴェ スペシャル カルト ぺルル S.A.
前菜:mousse de poisson sause carrv 帆立と海老のムース キャベツで巻いて
ヴィレ・クレッセ 2005 ドメーヌ ヴァレット

二皿目の前菜:fricasse de champinon boi 山梨県産天然キノコと茄子のフリカッセ 焦がしバターの香り
ヴァン・ド・サヴォワ ガメイ 2005 ドメーヌ・ルイ・マニャン
秋の味覚ということできのこづくし!です
しめじ・ハナビラダケ・タマゴダケ・アカヤマドリダケ・アンズタケ・ジロールダケ・・・だそうです。
私も知らないものだらけです。山梨の契約農家からの直送です。
素晴らしい!!
後半に続きます。
勝沼 続きです。
2008.08.29 [Fri] 16:07
明野 茅ヶ岳の畑の続きです。
左の写真はちょっとわかりにくいですが盛り土になっており、板で土が滑り落ちないようせき止めています。そして中に排水用のパイプが埋まっています。
右の写真は鳥よけに房の部分にネットがかかっています。

雨よけです。一列張るのに2~3時間もかかるそう。
今回の試飲アイテムです。「茅が岳2007」は私の友人が仕込む初ヴィンテージ。とてもこだわりが感じられ、染み入るおいしさです。

お土産にいただいた彼女のお婆さまが作っている生食用の葡萄。こちらも美味。
勝沼訪問。
2008.08.29 [Fri] 15:12
こんにちは。
先日のお休みの日に勝沼に行ってきました。
私の友人のお父様が現在4代目として切り盛りしている甲州の中央葡萄酒です。中央葡萄酒は3つワイナリーを持っていてグレイス甲州で有名なグレイスワイナリーと、ミサワワイナリーと北海道にもワイナリーがあります。
今回は、勝沼のグレイスワイナリーと、明野という車で勝沼から45分ほどの、山梨県ですが長野にだいぶ近いところにあるミサワワイナリーを訪問しました。
日本のワイナリーは、本当に手間暇かけ、ものすごい労力をかけて葡萄を育てているのだな、と感じました。
ほっといても葡萄が育つような南仏とはえらい違いです。もっと日本のワインを飲んで応援したいと思いました。


勝沼ぶどう卿の駅のホームから、一面の畑です。ぶどうは色づき(ヴェレゾン)が始まりました。一つ一つ雨よけに笠をつけています。手間の掛かる作業です。

正面は最高の畑、鳥居平です。

清潔第一をモットーとしたこんなにすみずみまでピカピカの醸造所は、フランスでもそうはないでしょう。

明野の茅が岳の畑。標高700m。日本で一番日照時間があり、これから先注目の地。
ボランジェ・ロゼ
2008.07.06 [Sun] 11:59
Bollingerロゼが発売されました!
先日、お披露目テイスティング会に行ってきました。
ボランジェがなぜ今までノン・ヴィンテージのロゼを造っていなかったかというと、
昔はロゼというと一般的に今ひとつ品質が安定しておらず、高級シャンパーニュには匹敵しないと、
かのマダム・ボランジェは考えていたそうで、ロゼの生産には反対だったとのこと。
しかし時代の流れも変わり、沢山の高品質なロゼ・シャンパーニュが溢れるようになり、
またロゼの人気も一時的なものではなくすっかり定着したこともあり、
生前、亡くなる少し前にマダム・ボランジェはついに生産を許可したそうです。
そしてマダム・ボランジェの残した「ロゼを造るなら最高のものを・・・」という信念を貫くべく
10年以上もの間、研究に研究を重ねたというのがこちら!ついに店頭にでました。
グランクリュのアイとヴェルズネィのピノ・ノワールで造られた赤ワインが5~6%ブレンドされ、
またマグナムボトルで熟成されたリザーヴワインも5~10%加えられ、
ボランジェのクラシカルなスタイルを体現したボランジェの名に相応しいロゼが誕生しました。
味わいはというと、ラズベリーなどの赤い果実の活き活きしたアロマが全面的に出て、
繊細で優しい泡が口の中で柔らかく広がります。
円やかなコクにほんのりと甘みがのり複雑で絶妙なバランスの良さはさすがボランジェです。
エレガントで柔らかいという印象でした。
ロゼの生産量はボランジェ社全体の5%程度、今回日本への入荷は1200本とのこと。
お値段もそれなりにしますが、納得という感じでしょうか。12,600円です。
今後は徐々に本数を増やしていくそうです。
ロゼはあまり・・という方にも是非お薦めです。
フランスのレストラン話
2008.04.24 [Thu] 10:42
今日はちょっと日本を離れ、フランス・パリでのレストランのお話です。
最近サルコジ大統領と結婚したCarla Bruniさんのヌード写真が高額で落札されたニュースがありましたが、何かと話題の多い大統領。
私がパリで働いていたレストランで大統領を始めて目にしたときは、ミーハーな私はちょっと興奮したのを覚えています。
その日は営業前、シェフ・ド・ソムリエに水をガス入り、ガスなしをそれぞれキャラフに移して用意しておいて、と言われ、そこのレストランでは重要なお客様にはたまに水をキャラフでサービスしていたので、「あー、今日は誰か偉い人が来るんだな」ぐらいに思っていました。
営業も始まり、サルコジ大統領がいきなり入り口からさっそうと入ってきた瞬間、お客様もほぼ満席でがやがやしていたのですが、お店の雰囲気がふっと変わったのがとても印象的でした。やはり、カリスマ性というのか、オーラというのか、そんなものがあるのだなぁ、と感じました。
あらかじめホストのお客様とシェフ・ド・ソムリエで用意したワインはシュヴァル・ブラン96年、デカンタも済ませ準備万端です。
しかし、食事も始まり、肝心のワインはというと、大統領はお昼ということもあってか断りになり、残念ながら(?)2/3ほども残ったのでありました。
その後のシュヴァル・ブランの行方は??
言うまでもなく私たちスタッフで「メルシー、サルコジ!」と言いながら
頂いたのでありました。
ビストロ
2008.03.26 [Wed] 07:40
先日行ったワインバーはビストロ・ラ・マリージェンヌという銀座のお店。
メディア等で耳にしていて気になっていたお店です。
ワインリストを広げてみると、納得。なかなか広範囲に渡って多くのオリジナリティー溢れるアイテムが揃っていました。
最初、お手頃ワインがたくさんあり迷っていましたが、私が個人的に好きなコルナスのBalthazarのヴァン・ド・ターブルを見つけ即決。すぐに注文して楽しみに待っていた所、品切れとのこと。残念、ショック!気分を取り直して、既に気分はシラーになっていたのでクローズ・エルミタージュのDomaine Murinais、キュヴェLes Amandiers,05年を頼みました。

(ラ・ヴィネでも上のキュヴェVieilles Vignesを置いてます。)
自然派のこの造り手は完熟した葡萄を収穫しているのでしょう。凝縮した味わいで一瞬、03年?と思うほど甘みが広がりプルーンやレーズンのニュアンスを感じましたが、余韻は北ローヌらしいきれいな酸味と溶け合い満足の味わい。丁度、メインのお肉がマディランソースだったので相性もぴったり!でした。女性二人だったので、前菜二皿、メイン一皿でも十分なボリュームたっぷりのお料理にこれまた満足。(すみません。写真を撮るのをすぐ忘れてしまいお料理の写真はありません。)
私はわりとまだ行っていないお店に行きたいと思い、毎回違うお店を選んでしまうのですが、ここはまた行きたいと思うお店でした。