10月18日 シャンパーニュ セザンヌ〜コート・デ・バール〜
2013.10.21 [Mon] 00:49

10月18日 シャンパーニュ セザンヌ〜コート・デ・バール〜

相変わらず寒いシャンパーニュ地方ですが、比較的柔らかさのある寒さに心地よさが感じられます。

さて、今日はエペルネ周辺から、南のコート・デ・バール地区に向かいます。

霧の立ち込め雨も降る中、コート・デ・セザンヌに先ずは向かいます。ここには、8年ほどお付き合いするシードルの生産者が居り、今まで一度も訪問したことがなかったため、今回南に向かう途中に立ち寄ることにしました。


このシードルはとっても珍しい「シャンパーニュ地方産のシードル」でこの蔵元が唯一仕込むもので、実はラ・ヴィネでも最高に人気のある買占めアイテムです。


あいにくの雨でしたが、恰幅の良いクリストフが出迎えてくれ、さっそく畑を訪問。収穫期が長く、現在そのまっただ中、息子と共に収穫作業を行ってました。


シードル用の品種は既に収穫、樹の下に集められ、一定期間の熟成を経てから搾汁作業へ入るようです。

また驚いたのは、日本でも有名な品種「ふじ」の栽培が行われており、これを味わってみるとなかなかの美味しさ、糖度も高く酸味もキープされた張りのある味わい、日本での美味しさとの違いは結構水分が少なく引き締まった味わいであるところでしょうか。


比較的平坦で、決して美味しいものが出来そうもない感じがしたのですが、その土壌は優れた葡萄が栽培されるものと同じで、粘土石灰質が強く、シレックスも混じる土地柄、これが凝縮した味わいを実現する大きな要因になっているようです。




その後は、更に南を目指し、やっとトロワ周辺に到着、せっかくトロワに来たので、ランチでは新鮮な内臓を用いたトロワ風アンドゥーイェットも味わってみましたが、町の食堂でも十分満足度が高いものでした!


さて、今日はここから東に少し行ったところにあるCelles sur Ource村。ここはバール・エリアでも活気があり、多くの生産者が軒を連ねています。


こちらの生産者は小さく、たった5haの畑を所有してシャンパーニュを生産、まだまだ荒削りですが、とても魅力的なものを仕込んでいました。


こちらはかなり大きな蔵元で、有名なレストランや王室のPB商品も手掛ける蔵元。全体的にはハイクラスのものが優れており、ピノ・ブランのキュヴェは非常に素晴らしい!


ここでもやはりスペシャリテはピノ・ブラン100%のシャンパーニュ。いずれも高樹齢の葡萄樹からのもので、シャルドネ以上に酸味の効いた味わいを上手く仕上げており、上品で奥行ある味わいが魅力になっています。


昨日までのエペルネ近郊で味わった最先端で洗練された味わいとは全く違い、武骨さとチャーミングさを持ち合わせた味わいが南部コート・デ・バール地区の魅力かもしれません。

それをしっかりと検証するため、明日は最西端の銘醸地であるモングー地区と、最南端リセー村などを巡っていきます。


(今日の夕食は、このエリア近郊にあるエピヌイユの赤ワインと、シャウルスのチーズを使用したサラダでヘルシーな組み合わせ)