2013年買い付けの旅 一日目 <中尾>
2013.05.24 [Fri] 03:59

こんにちは。北ローヌとブルゴーニュ出張中の中尾です。

今回は一日だけコート・ロティ、コンドリュー、サン・ジョセフに行き、
半日ボージョレ、そして6日間ブルゴーニュというちょっと変則日程で
出張を構成しました。

できれば毎日の訪問をブログで書いていきたいと思います。

あと、今年のフランスはとにかく雨が多く、寒い!
雨はすでに平均の3倍、気温はまだ12度くらいが最高気温という
異常な天気です。
去年、おととしもどちらかというと天候は悪かったですが、今年も・・・
秋には回復してほしいところです。


さて、一日目は北ローヌ。

以前他のスタッフも少し訪れたエリアですが、人気のあるところでもありますので、
もう一度行こうと思いました。

特にヴィオニエの手頃で美味しいものがどうしても不足しがちなので、ここを
集中的に手に入れようと思っています。

一日目から5件もアポイントを取ってしまい、かなり痛い目を見てしまったのですが
まあそれもたまにはいいかな。
その分いい生産者を見つけることができました。


まずはコート・ロティのお膝元、アンピュイ村。



自分が想像していたコート・ロティとはまったく違う、恐ろしい畑でした。
多分普通に歩くこともできないくらいではないか、という急斜面に段々畑がずっと
連なり、全てもちろん手作業で、時間もかかりそう。
価格が高くなるのも仕方ない、と納得させられる光景です。
(生命保険代とかもはいってるかも・・・)




そんな村でがんばっているのが彼。
まだ若く、ワイン造りに苦悩する姿が逆に彼の将来性を感じさせてくれました。

試飲していたら
「このワインはオキシダシオンさせすぎてないかな?」とか
「この年とこれはどっちがいいと思う?」
とか逆に聞いてきてました。



コート・ロティ、コンドリュー、サン・ジョセフの構成ですが、
レベルも高く、価格も結構手頃。
これからもっと良くなりそうな生産者でした。




そして次はシャヴァネイ村の生産者。
彼女、アナイスは当主の娘で、兄弟とともに後を継ぐことになっています。
色々な国で修行も終えて、今は栽培と販売を担当。

この蔵はサン・ジョセフを中心にコンドリュー、VDPなど比較的低価格帯も
造っています。特に白ワインのクオリティーが高く、思い通りのイメージ。
スパークリングも造っている珍しいところでした。




サン・ジョセフやコンドリューも土壌の違いがしっかりあり、こうやって
見せてくれるところが多かったのも印象的でした。確かにワインのテクスチャー
やアロマにしっかりとした違いがあるのは斜面と土壌でしょう。




最後は彼。
もちろん日本には輸入されてなく、とても小さな蔵で、始めて間もないとの事。
インターネットにもほとんど情報がなかったので、どうかな?と思っていましたが
大当たり!でした。

年産30000本という少なさとまだリリースして10年もたってないにもかか
わらず、その酸とミネラルのしっかり利いたワインは、ローヌの中でもその
進化をしっかりと感じさせてくれました。

特にサン・ジョセフのコストパフォーマンスが特筆。
もちろんコンドリュー、コート・ロテイも素晴らしい!
VDPのヴィオニエもちゃんともらおうと思います。



セラーもこの小ささ!
ちょっと大き目の1DKくらい。
こういうのを見るとワイン造りって設備だけではない、と実感してしまいます。


最近の北ローヌのワインはこれまでのシラーの概念にはない、
艶やかで若くても飲めるものが多い印象でした。
また、VDPにも多くのいいワインがあり、
特にサン・ジョセフのレベルの高さが目に付きました。

これからは注目していきたいエリアです!