只今シャンパーニュ買付中
2013.04.14 [Sun] 09:53

こんにちは。
ラ・ヴィネの高野です。
只今シャンパーニュにて買い付け中です。
ザックリとですがこの3日間をご報告させていただきます。
※新着予定の生産者名は後日アップします。

4月11日 曇り時々雨
午前中はValle de la Marne の生産者を訪問しました。

一軒目はラ・ヴィネでもおなじみのVillers sous Chatillonの
J.Charpentierです。



Jean-Marc Charpentier さんに対応していただき、
一通りのキュヴェをテイスティングさせてもらいました。
さすがはこのエリアを知り尽くした老舗です、
ピノ・ムニエを主体にピノ・ノワールやシャルドネをアッサンブラージュした各キュヴェは、
抜群の完成度です。



2軒目はマルヌ川対岸にある、
Breulの生産者を訪問しました。
ここは結構な生産量なのですが、
ファミリービジネスで丁寧な作りをしていました。
大きなサイズのボトルも作っていてなかなか良さそう。
野心的な息子さんのWilliam君と
そのお母さんのElisabethさんに対応してもらいました。






3件目は大きなシャトーがあるBoursault村の生産者の所へ。



ナビがあるので山の中でも比較的スムーズに到着できました。
ここもやっぱり主軸のぶどう品種はピノ・ムニエ。
ドザージュはそれほど高くないのですが、
完熟したピノ・ムニエ由来のまろやかな味わいです。
麻紐でコルクをおさえてある最上級キュヴェも、
7000円くらいで販売できそうなので年末のギフトシーズンにピッタリでした。




午後はエペルネの東に向かいTrepail へ。



このエリアは酸が効いたシャルドネが特徴的。
訪問したところもキレッキレの心地の良い酸が素晴らしい、
シャルドネ主体のキュヴェを作っていました。
ここで見つけた1軒は、
Fine,Marc,ratafiaがこれまた抜群に美味しかったので、
是非ともラ・ヴィネでも取り扱いたいです。


同じ村にある、
David Leclapartにもアポイントが取れたので訪問しました。


所有する畑は3ha弱と少ないのですが、
ビオディナミを実践している畑の古樹からは、
じんわりと体に染み渡るような優しい作りのキュヴェが生み出されていました。






生産本数の少ないキュヴェをテイスティングする、
とても貴重な時間を過ごすことができました。




4月12日 晴れ時々にわか雨

それにしてもシャンパーニュは寒い。
4月なのに朝晩は5℃以下なので、東京の真冬並みです。
今年は例外的にフランス全域が寒いみたいです。

午前中は以前からお付き合いのあるChavot のLaherte Freresを訪問しました。
個人的も大好きな生産者でしたので前からいってみたいなと思っていました。






・ビオディナミ
・たっぷりとストックされたリザーヴ・ワイン使用
・バリックによる熟成と醗酵

どのキュヴェもドザージュは少ないのですが、
エキス感のある果実味と、酸のバランスが絶妙でした。

ミレジメも2005年に変わっていて、
エレガンテな2004年とは違うリッチな味わいに。
前から気になっていた、Les Empreintesに使われているぶどう品種の、
Chardonnay-Muscate種についての話も聞け、有意義な時間を過ごせました。

そのまま南下してOger のHenry de Vaugencyを訪問。






ここは上のキュヴェは取り扱えないということでしたが、
ベースラインのCuvée Carte Noirや、
瓶内熟成の長いCuvée Selaction、
量年のみ仕込まれるCuvée Manon、
ほとんどBdBのRose d'Agatheなどのレベルが高く、
価格もこちらの方がお手頃なので是非とも取り扱いたいです。



そのまま更に170kmほど南下して一路、コート・デ・バールへ。
それにしてもフランスは穀物の畑が多い。
見渡す限りの畑が高速道路沿いに広がっています。

Rouvres-les-Vignesの方にアポイントをとっていて、
その人がコンサルしている生産者を紹介してもらいました。
どんなところかな〜、と、
ドキドキだったのですが、そこのシャンパーニュが凄く美味しい。
生産量は少ないのですが、かなりレベルが高い。







いいところを紹介してもらいました。
ラ・ヴィネに入荷してくるのが楽しみです。



4月13日 晴天なれど風強し

宿泊先のArsonvalのホテル〈ここのアンドゥイエットが美味しかった〉から
更に南下してNoe les Mallets へ。





ここは1991年から元詰を始めたのですが、
デゴルジュせずに各年のシャンパーニュをストック。
貴重なファースト・ヴィンテージの1991年をテイスティングさせてもらいましたが、
驚く程の若々しさでした。

ここのシャンパーニュは注文済みなので、夏頃には入荷予定です。
↓ラ・ヴィネに送る準備ができたシャンパーニュを発見!到着が待ち遠しいです!


そして更に南下してシャンパーニュ最南端のエリア、Les Riceysへ。


この村ではPN主体のシャンパーニュだけでなく、
シャンパーニュAOCで唯一認められているスティルのロゼ・ワイン、
Rose des riceysに注目してみました。

ここのPNはKrugも買い付けにくるというのですから、品質の高さは保証済み。
しっかりとした生産者のRose des riceys ならきっと美味しいものが見つかるはずと、
思っていました。

早速、1軒目。
あら、ナビに住所がない。
なぜか通り名も見つからない。
数少ない通行人に聞いても帰ってくる答えは、知らない。
この買い付けで学んだことは、どんなに小さな村でも、
全員が自分の村のワイン生産者を把握していないということ。
※ちなみに迷子の理由はRiceys 村は北側のBasと南側のHautがあり、
その二つが3kmくらい離れていたので。

早速、電話をして迎えに来てもらうことになりました。
でっかいレンジ・ローバーで迎えに来てきれた生産者は、
がっちりとした頼り甲斐のある風貌。
美味しいワインを作りそうなタイプの眼差しです。

そのままRiceysの町の周りに広がる畑へ。
驚くべきはその斜度。ちょっとした上級者向けのゲレンデ以上です。
植えられている樹の樹齢も古く60年以上の樹もかなりありました。





その後蔵元に行き、テイスティングをさせてもらいましたが、
やっぱり期待を裏切らない美味しさ。
シャンパーニュは、ジェントルなPNの厚みと、
Chの爽やかな酸のバランスが素晴らしい作り。
今までの産地にはない味わいです。
ロゼもほとんど赤ワインに近いくらいの色合いでしたが、
酸が穏やかでタンニンの収斂性も優しいので、
非常に綺麗な印象です。



少しだけあるというロゼの
バックヴィンテージを分けてもらえる約束をして、
次の生産者へ。

この村の2軒目ではお値ごろの2002,1999年を発見。





3軒目はラ・ヴィネでもおなじみのMorel.
地下セラーには1947年のRose des riceys も眠っているようですが、
やっぱりファミリーストックだそうで、分けてはもらえませんでした。残念・・・。


モレルは今月の搬入日にRose des Riceysの2006年が入荷してきますが、
少量ですのでご興味のある方は早めにお問い合わせ下さいませ。

明日は西へ向かい、シャブリ〈ランチのみ〉を経由してサンセールにいきます。
美味しいワインを見つけられるように頑張りたいと思います。

長い文章、ご愛読ありがとうございます。