Chateau Chalon最上の造り手 〜Domaine Macle〜
2012.05.15 [Tue] 01:54



天空の城、シャトーシャロンに辿り着き、
目指すはジュラ最高の作り手、『 Domaine Macle 』




・上空から見たChateau Chalon

向こう側の葡萄畑と街との標高差は100m近くあります。
ブルゴーニュでいうコルトンの丘のような半円を描き、
北風からも守られ、葡萄が完璧に熟す最上のテロワール。




いざ、マクルのドアをくぐり、ラインナップを試飲。





まずはCotes du Jura 2008 からテイスティング。




現行は2008,2007のみ。

あれこれ無駄なものは飲ませない。
コート・デュ・ジュラでマクルの世界観が存分に味わえます。

ヴァンジョーヌ同様、フロールを発生させ、
規定の期間よりも早く瓶詰めする、プティ・ヴァンジョーヌ。

質感の流麗なやわらかさ。
嫌味のない木の実の風味と果実のバランス。

2008はミネラリーでスマート、
2007は果実の凝縮度が楽しめます。
http://www.lavinee.jp/shop/g/gJSB2-9466/
http://www.lavinee.jp/shop/g/gJSB1-3097/



Chateau Chalon 2004

熟成度合の丁度良いコンテと共に。

この躍動感、ポジティブで波打つような味わい。蜜。
前々から、ここのワインはドメーヌ・ドーヴネを想起させます。





ふと壁際に無造作に置かれた1985年のボトル。

テイスティングを申し出ると、これも快く飲ませてくれました。





品の良い笑顔のマダムも、この1985年を語るときは
そのみなぎるパワーを全身で表現。


それはマダム・ルロワのよう。

20年待つと、ヴァンジョーヌにもモカや蜂蜜、カラメルが現れ、
自身がグランヴァンであることを堂々と誇示します。





よく練れたMacvin du Jura

クルミの焼き菓子やマドレーヌ、パンデピスの、
いかにも美味しそうな香り。。
http://www.lavinee.jp/shop/g/gJSB2-8920/






テイスティングを終え、いよいよ地下カーヴへ。




ここからが初披露、偉大なるヴァンジョーヌ、Macleの全貌です。






整然と積み上げられた新旧入り混じった樽には
ナンバリングがされています。

区画によって醸造を分け、Cotes du Jura用、
Cremant用、Vin Jaune用、Macvin用、Fine用・・と分けられています。





側面に突き出た杭のような部分まで、
最終的に液面が下がってくるそうです。

ここまでに6年の時を要します。




更に奥のカーヴへ進んでいくと、
暗闇の中でその存在を主張する樽が。


もの音ひとつない、静かな空間。


シャトー・シャロンの街並みは小さく可愛らしいものですが、
実はあの岩山の地下は無数のこうしたカーヴが地中深く掘られています。

雄大な岩山に守られ、その胎内で偉大なる酒が育まれている訳です。





いったいどれくらい長い間、使われている樽だろうか。




暗闇の中で、炭化したような古木。




カーヴの一番奥には、古い瓶のストックがありました。
鉄格子の向こうで、いつの日か栓を抜かれるのを待っているボトルです。

ヴァンジョーヌの寿命は人間よりもはるかに長い。
鶴は千年、亀は万年、黄酒はチョメチョメ年・・・と、続けて加えるべきです。

*実際、先日1774年のヴァンジョーヌがクリスティーズに登場していましたね。
http://www.larvf.com/,vins-jaune-jura-christie-s-encheres-1774-geneve-vercel-pierre-chevrier,13181,4242446.asp




Chateau Chalon 1990




Chateau Chalon 1975
Chateau Chalon 196?
Chateau Chalon 19??




歴史の重みを感じるカーヴ探検を終え、

ヴァンジョーヌとは決してキワモノなどではなく、
真に楽しみ甲斐のある、偉大なる食中酒であることを

肌で体感させていただきました。

素晴らしいドメーヌと、ラ・ヴィネとが共に歩んでいく扉が開かれました。
この出逢いにも感謝致します。


◆現在、我々が大切に保管しているマクルのワイン
 http://www.lavinee.jp/shop/c/c901005/