Chateau Chalon 〜こここそがジュラの選ばれし葡萄畑〜
2012.04.25 [Wed] 07:10


ジュラのドメーヌ訪問2日目。

伝統が正しいのか、革新に軍配が上がってしまうのか。
多様性を楽しむ、と言って来ながら、やはり優劣をつけたがってしまうのは
悪い癖です。


その答えを求め、シャトー・シャロンへ。



起伏に富んだジュラの葡萄畑の中でも誰が見ても最上の畑が、
天空の城と呼ばれる岩山天辺の街に向かってせり上がるように
四方を囲んでいます。

シャトー・シャロンの街はとても小さく、馬のひずめ型に弧を描く中心道路は、
車であれば5分もかからず街を抜けてしまう程。

途中、建物が途切れた所に現れるのは、見事な絶景です。




おすすめはこの小屋の後ろ側。

コルトンの丘をもっと膨らませて、傾斜をきつくし、
標高の高いジュラに配置したかのような、完璧な南向き斜面。

晴れていれば、地平線まで澄み渡るでしょうし、
収穫間近ともなれば、黄金の葡萄が輝き、
天国のような風景となるでしょう。




小さな町を歩くと見慣れたドメーヌがすぐ見つかります。
『Domaine Geneletti』

シャトー・シャロン、レトワールを代表する造り手の一人です。




しかし今回、私の最大の目的はここ。
ジュラ最高のテロワール、シャトー・シャロンの
最上と言われる造り手。「Domaine Macle」




ラ・ヴィネでも少量づつではありますが、何とか分けて貰っていて、
その度にワインの秀逸さに驚嘆してきた造り手です。




昨日、今日と数えきれないコート・デュ・ジュラ、ヴァン・ジョーヌを飲んできましたが、
ここまで蜂蜜の香りのするワインはありませんでした。

定石どおり、もちろんナッツやイースト、シェリー、クミンやオールスパイス・・
などの香りはどのワインにもあったのですが、まさしく最上のワインに共通する
品格のある控えめな蜂蜜の香りが、マクルのワインにはハッキリと感じられます。

そしてコート・デュ・ジュラに関しては、ほぼヴァン・ジョーヌと同じ方法で、
熟成期間が短いだけのようなのです。

マクルの話は追って別枠を取ろうと思いますが、
ここは凄かった・・・。




伝統も革新もない、何か超越した世界が広がっていました。
無理を言って飲ませて貰った1985年、ヴァン・ジョーヌ。

ブルゴーニュの同年の白グランクリュや、熟成した良年のソーテルヌなどと
対等に語り合うであろう銘酒です。

まずはマクルのワインを体に取り入れることで、
ジュラの魅力は感じることが出来ると思います。


Cotes du Jura 2008 Domaine Macle
*ヴァン・ジョーヌと同様にウイヤージュ(補酒)をせず、
3年間熟成させたもの。まさしくヴァン・ジョーヌになる手前の状態。

Chateau Chalon 2003 Domaine Macle
ソーテルヌを女王と例えるなら、まさしくヴァン・ジョーヌは威厳のある王。


そしてマクルのカーヴには更に凄まじい光景が広がっていました・・・。

自分でももっとしっかり理解してから書きたいので、
もう少し時間をください・・・