ドメーヌ訪問記・ジュラ
2012.04.24 [Tue] 15:02


昨晩はアルボワの2つ星、Jean Paul Jeunetで至福の時を過ごし、
みなぎるエネルギー新たに、本日も買い付け出動!

昨日の訪問した4件、使用する品種は同じくとも、
皆、それぞれの思いを胸にワイン造りを行っており、
その味わいがワインの中にしっかりと表現されているのがとても興味深かったです。



伝統的なジュラのワインは、古典料理と出会って完成するような
重厚で余韻の長〜いスタイルで造られます。

いわゆる、これまで日本にも多く輸入されてきた、酸化風味が強く、熟成の旨みをたっぷり含んだ
ヴァン・ジョーヌなどがそれに当たります。

フランスワインは常に料理と共にあるので、古典的なものはなくなりはしませんが、
近代料理は洗練され、しっかりと旨みがあるのに重さを感じさせない味わいが主流になっていますね。



その辺りを踏まえた若い世代が造る、極力酸化の印象を抑えた、軽やかでナチュラルなテイスト、
とは言えしっかりとサヴァニャンの個性を感じさせるスティルワイン造りも
ジュラでは並行して行われています。

彼らは伝統を理解しながら、新しいジュラの可能性を探っている造り手で、
近年、彼らの活躍は保守的な生産者やジャーナリストにも影響を与える
ムーヴメントとなっています。



若い世代の特徴は、ラベルなどもユニークで、
ワインのイメージにも近い抽象絵が飾ってあったり。




とは言え、自由すぎる発想は時にテロワールの個性を隠してしまう
危険性も秘めているかもしれません。

ジュラ地方のワインに求める味わいから離れ、
まるでブルゴーニュのよう、と近似してしまっては、ジュラである必要がなくなってしまいます。

人々がワインに求めるのは土地の個性であり、
その多様性の面白さ、という部分もやっぱり忘れてはいけない。




長くこの土地でワインを造っている造り手ほど、
あれこれ新しいことはしない。

東京のように、目まぐるしく新しいものが生まれては消える文化の中にいると、
守リ続けていることの美学も、凄いことだなと思ってしまいます。


ということで、ちょっとどっちつかずな内容になってしまいましたが、
今、僕が伝えたいのは、

『現在のジュラは、とても面白い!』

ってことです。来て良かった!

今日は、シャトー・シャロンを訪問。
あの名門にも突撃です!