2012年ワイン会・初陣!
2012.01.28 [Sat] 03:16



今年最初のラヴィネ・ワイン会はお馴染みアーティショーにて。

今回は、昨年私が買い付けに廻らせてもらい、すっかり想い入れの深くなった土地、
ローヌ地方のワインと、山根シェフ得意の肉料理とのマリアージュを楽しむ会。

冬ですので、ジビエを用意して頂きました。



シェフはつい数日前までちょうどパリに行っていたらしく、
今回も様々食べ歩きをして来られたようで、パワーアップして帰ってきました、と
自身でも語っていたので期待が高まります。

今回のメニューはこちら。


◆グリンピースのエチュヴェ・パリ風
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  Bugey Brut S.A. Domaine Trichon

◆帆立貝のムースを詰めたムール貝のクロケット キュリー風味
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  Chateauneuf du Pape Blanc 2009 Domaine de la Ronciere

◆フォアグラでつないだ人参と野生の鴨胸肉のパテ ベリーのコンフィチュール
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  Chateauneuf du Pape Rouge 2008 Domaine Bois de Boursan

◆北海道産・蝦夷鹿のロワイヤル仕立て
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  Hermitage 1989 (en Magnum) Cave de Tain Hermitage

◆キャラメル風味のブランマンジェ ナッツとカカオのチュイール
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  Muscat de Beaume de Venise Hommage S.A.(500ml) Domaine des Bernardin



プティ・ポワ(グリンピース)のエチュヴェ・パリ風

玉葱とバターを使って蒸し煮にした、この季節の定番アミューズ。
ここにはローヌの泡がタイミングよく手に入らず、リヨン近郊ビュジェ地区の発泡性ワインを合わせました。

黒葡萄のニュアンスを感じるアタックの奥に、シャルドネやアリゴテのハーバルな雰囲気も覗かせ、
冬のアペリティフに相応しい味わい。ラ・ヴィネの会らしいスタートです。



帆立貝のムースを詰めたムール貝のクロケット キュリー風味

ここに、造っていることは知られていても、なかなか飲む機会の少ない、
シャトーヌフ・デュ・パプの白ワイン。今年買い付けで発掘したドメーヌ・ロンシエールのものです。

赤ワイン並みのスケール感とアロマティックな芳香性が特徴なので、
魚介でもコロッケ状にしていただいたのと、カレー風味を塗していただきました。
これはワインの味わいに近づける為のリクエスト。

皆様、そういえばあまり飲んだことがなかったけれど、
あらためてじっくり飲むと美味しいね、と好評でした。



フォアグラでつないだ人参と野生の鴨胸肉のパテ ベリーのコンフィチュール

赤ワイン一つ目で、今度はシャトーヌフ・デュ・パプの赤ワイン。

これは試食時に飲んだもう少し古めのものと意図的に差し替え、
敢えて若いヴィンテージ2008年にしました。

とはいえ、造りは非常に質感の肌理が細かく、鴨胸肉の肉感と
噛むごとに出てくる味わいをうまく受け止め、フォアグラの脂分とタンニンの折り合いも
調度いい塩梅を感じていただきたかったマリアージュ。

鴨が肉厚なので、エピスとベリーのコンフィチュールで旨くアクセントを。



北海道産・蝦夷鹿のロワイヤル仕立て

シェフ曰く、フランスの伝統的なリエーブル・ロワイヤル(野兎)を蝦夷鹿に変えてのアレンジ
ということで、今回のジビエの会の構想時に真っ先に提案してもらったもの。
しっかり煮込んだ鹿肉、ひき肉とフォアグラが中に詰められています。

これは旨かった!そして合わせたエルミタージュの1989年マグナムとも絶妙な相性。
上品に熟成したシラーが見せる官能性に、皆様酔っていただきました。



キャラメル風味のブランマンジェ ナッツとカカオのチュイール

最後にデザートワイン。実はまだ内緒のワインなのですが、
ローヌで有名な甘口ワイン、ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズの
スペシャルキュヴェです。

香水のようなマスカットのフレーヴァーがテーブルを包み込みます。
至福の瞬間ですね。




真冬らしい寒さの中お越しいただきましたので、南の太陽を感じるような暖かなワインと
味わいのしっかりしたお肉料理を堪能していただき、料理、ワインに対する個人の趣向もある中で、
しっかりとラ・ヴィネとしてお伝えしたかった部分は、できたのかな、と思います。



やはり今回は何と言っても、メインの蝦夷鹿とエルミタージュの89年マグナムが
期待通りであり、想像を超えてくる素晴らしさだったのではないでしょうか。

皆様、話が弾んで最後のお客様をお見送りしたら、時間は11時。
でも盛り上がっていただけるのが、開催する側は一番嬉しいですね。



いつも笑顔の山根シェフ。
今回もお世話になりました!



お手伝いいただいたスタッフの方、ありがとうございました。(山根さん撮影?)




最後にしっかり、メインのお料理を我々の分も用意してくださり、
エルミタージュの澱ギリギリのところとのマリアージュ。

旨すぎ〜〜〜〜!!!
疲れが一瞬で吹っ飛びます。ご馳走様です。


本日、ご来場いただいたお客様、お寒い中ありがとうございました。

今年もたくさんのワイン会を開催したいと思いますので、
また是非、皆様のお越しをお待ちしております。