ただいま買い付け中、ロワール.2
2011.05.25 [Wed] 06:46

こんにちは、阿保です。
昨日に引き続き、今日も朝からロワール中流域を巡っています。


昨日訪問のサヴニエール&アンジュ、コトー・デュ・レイヨンから、その直ぐ東隣りのソミュールを巡ります。

なんといっても、ここはシャンピニー村を中心としたエリアから生み出される赤が特別優れています。これは私も経験則で、ある程度知っていました。

シノンに代表される、ロワール地方のカベルネのワインは、青っぽいベジタルな風味がテロワールの特徴とされていたころに、このソミュール・シャンピニーはそれが無くて美味しいと思っていましたので、いろいろ調べてみて納得、この辺は特殊なミクロクリマを持つところが多く全体的に熟度を得やすいということで、地中海性の気候を帯びたりするのが非常に興味深いところ、バナナや椰子の木も存在するらしいですが、残念ながら見つけられませんでした。


最初に訪問した蔵元では全ての赤ワインのレベルが高く、非常に高いコストパフォーマンスを持っていて、とっても魅力的、少し熟成したものもいろいろテイスティングさせてもらいました。

しかし・・・


これを見せられたら、こっちの方が圧巻で、思わず写真を撮りまくってしまいました。シャンパーニュの整然とした地下カーヴとは違い、昔利用した暖炉やパンのオーブンなど、昔の遺跡的な?ものを雑多に残したままカビまみれの入り組んだ造りに度肝を抜かれてしまいました。

他のエリアではあまり見かけたことがない地下カーヴでした。それに寒い!多分12℃くらいだと思います。


こちらでもやっぱり凄い地下カーヴがあり、地下の入り口はパティオ風です。

ここは以前何度か紹介したことのある蔵元、マチューのワインは赤も白も素晴らしい!非常に重厚感のある出来栄えで、有機栽培とともに魅力いっぱいのワインです。


今回、唯一仮屋の小さな醸造所のみを所有の彼のカーヴはとっても可愛らしく、でも本当は借りている簡易カーヴの真下に凄いのがあるそうです。

でも今回最も掘り出し物と感じたのがこの蔵元。少し劣ると思っていた、シャンピニーの付かないソミュール・ルージュ。これが別格によく、そして生産量が極端に少ないのもいいですね、若いのに十分満足度の高いワインです。


ここもやっぱりカーヴに目が行ってしまいます。
最初は少し気乗りしない感じでした、赤のスペシャルクラスが飛びぬけて旨い!そしてリキュール添加無しの辛口クレマン・ド・ロワールがなかなか良くて嬉しくなりました。

今日はとても充実した生産者巡り、味わいもよかったですが、そのチョーク質の大地に無数に掘られたカーヴを見て回ることにも、気持ちを奪われる一日となってしまいました。

明日は、ソミュールと同じカベルネ・フラン種を用いた赤ワインで知られる有名なシノンを味わいたいと思います。高い熟度の美味しいシノンを見つけられることを祈っています。

阿保