2011買い付け7
2011.04.14 [Thu] 00:12

タン・エルミタージュで北部ローヌ出発の夜を楽しみ、
ドメーヌ訪問の最終日となる今日は、街の南側、クローズ・エルミタージュからスタート。

毎年ギガルにも生産の一部を販売しているという実力の持ち主で、
葡萄の他に桃も育てています。

クローズ・エルミタージュは平地にありますが、サンジョセフはかなり急斜面の古木ということで、
そこのワインが特に素晴らしい出来栄え。

サン・ジョセフの白は年間300本ということで、これは分けられても1ケースかな、なんて言っていました。

一件目が美味しいとその日のテンションも上がります!



続いて2軒目はローヌ川をトゥルノン方面に渡り、コンドリュー方向に北上。


エルミタージュの丘に相対するvignes de l'Hospiceの畑がまた凄まじい。



スキーをやる人なら分かるでしょう、モーグルをやるような30度半ばクラスの絶壁です。

トゥルノン側から眺めるタン・エルミタージュの街と、後ろに聳えるエルミタージュの丘がまさに絶景!!
http://www.youtube.com/watch?v=W4spgdswUSc


一番左の大きな山のてっぺんにある小さなシャペルまで、今朝登ってきたのか〜と思うと
想いも格別です。眺めだけ楽しむなら、こちらのトゥルノン側に宿をとっても良かったかも。



街道をひたすら北上すると、右にローヌ川、左に急斜面の段々畑、
という景色を幾度と繰り返し見ることになります。



やがてコンドリューの街が見えるちょっと手前を折れ、
ひたすら山道を登って行った先に2軒目のドメーヌを発見。


ここのワインのキャッチコピーは『天空のワイン』だな、
と言う程、くねくねした道を登ってきました。



ここも有機で、アプリコットなどを栽培、ジュースも造っていました。




卵形の熟成タンク。

理屈は分かりませんが、母親の子宮と同じく、生物が安心し、
地球の自転、重力などを考慮しても安定する形状なのだそう。


ここの当主は眼鏡も片目のレンズしかなく、それが気になって
話半分で内心笑ってしまいました。

それにも何か理論的な意味があるのかな・・・なんて。
自然派は不可思議です。



来た道を土屋圭一のドリフトキングよろしく駆け戻り、イヴ・キュイロンのカーヴを過ぎ、
いよいよ僕の担当する最後の蔵へ。




まず最初にテイスティング。

買い付けで面白いのが、先ずテイスティングしよう、と言う人と、畑を見に行こう、と言う人、
そして、カーヴを見に行こう、という人に分かれ、それぞれ自分の誇りに思っている分野を説明してくれます。

コンドリューやコート・ロティの場合、畑が急すぎて、
ほんとに行くのかい?というエクスキューズが必ず入ります。






昔、よくトラクターが転落し、人が死に、葡萄の樹が死に、
以来機械を乗り入れることは無くなったそうです。

普通に立っている事さえ困難な畑で、一年間葡萄の世話をする、ということは
どれほどの苦労と忍耐をともなうことでしょう。



そのかわり、一度頂上まで辿り着くと広がる景色は絶景。
目に入る物すべてが雄大で、僕と同年代ほどの若いヴィニュロンに尊敬の念を抱きます。

遠くに見えるローヌ川の川幅が100m近くあるので、どれだけの標高差があるか分かるでしょう。




彼の畑の帰り道には、有名なシャトー・グリエが。
畑の向き、角度などはほとんど差の無い素晴らしい畑。

コンドリューが他のヴィオニエのワインとまったく違う点が、
この風景の中に凝縮されています。




最後にすべて訪問を終え、ここまできたら見ない訳にはいかない
ギガルの畑。

トレトレ・ヴィエイユ・ヴィーニュ!です。



幸福感に満たされた南フランス周遊の旅。

リヨンに抜け、パリの最終の宿を目指します。





Gare de lyon 駅に到着。
駅にある老舗のビストロ、Train Bleu 。
http://www.le-train-bleu.com/fr/index.php

席数が多く、チャカチャカと動くギャルソンの動きが
昔の映画を見てるみたいで楽しかった。

動画はこちら↓
http://www.youtube.com/watch?v=qdBjJtiC4Gg



油絵好きな私を喜ばせてくれる、クラシックな天井画。
モネでしょうか。

調理も王道のビストロ料理で美味しかったです。

ずっと南仏タンニンと戦ってきたので、
この日だけはリュイナールのブラン・ド・ブランを。

自分へのご褒美です。


気になる料理とワインのことはまた次回!