2011買い付け4
2011.04.07 [Thu] 09:58

こんにちは、久保です。

今、ラ・ヴィネの2011年買い付けで、ラングドックに来ています。
今年も様々なエリアを回るのですが、私の担当はラングドックの最西端リムーから東に、
南ローヌ、北ローヌ、と順に廻っていきます。

4月の南仏はだんだん日中の温度が上がってきて、夜9時くらいまで陽が伸びているので、
毎日畑で話を聞いていると、こんがり日焼けするほどです。


そんな中、3日目の今日はラングドックでも最も上品な赤ワインを生み出すエリア、
北部のテラス・デュ・ラルザックに来ました。

ジョンキエール、モンペイルー、そしてピク・サン・ルーと回り、
ちょっと時間があったので、ラ・ヴィネでもお馴染みのGrange des Pereと、
Mas de Daumas gassac の畑を除いてきました!




この有名な二つのドメーヌは、ほとんど同じエリアにあって、
同じ道の少し坂を登って行ったところにMas de Daumas gassac があります。

標高の高いエリアのシラーに、完熟させることで魅力的なワインとなるムール・ヴェドル、
そしてドメーヌのキャラクターを決定づけるカベルネ・ソーヴィニヨンの存在。

マス・ド・デュマ・ガザックに至っては、このエリアでも異例の8割強を
このカベルネ・ソーヴィニヨンが締めています。

訪問で知ったのは、アルコールの上がりやすいグルナッシュはほとんど使わない方向にあるようです。
ちょうど2009年のワインを瓶詰めしている所で、この2009年はもう全量、行き先が決まっているとのことでした。人気ですね。




グランジュ・デ・ペールはシラーとムールヴェードルがほぼ同量4割ずつに、
カベルネ・ソーヴィニヨンがブレンドされます。

ヴィンテージによって良い葡萄の種類が異なり、ブレンド比率は常に一定というわけではないのが
ラングドックの常識ですが、ここの特徴はその低い収穫量。

絹のようなキメの細かいタンニンの心地よさはここから得られ、非常に凝縮感があるのに、
どこまでも滑らか、そして南仏と思えないエレガンスとし極少量生産が人気に拍車をかけました。

共にワインのカテゴリはVin de Pays L'Herault となりますが、
これはまさに理想的な環境で拘り抜いたワイン造りを行っている、と言えます。

今日訪問した生産者も口々に、この二つのドメーヌの素晴らしさを口にし、
中にはこれらのドメーヌで研鑚し、自らドメーヌを起こしたヴィニュロンも居ました。

改めて、そんなワインのバックヴィンテージ、飲み頃のものが日本にはたくさん輸入されていることを思うと、帰ったらいろいろ飲んでみなくては!と思わせるテロワールの素晴らしさでした!

ラ・ヴィネでも現在、90年代の稀少なワインを扱っているので、興味のある方は試してみると良いかもしれません。きっとレベルの高さに驚くはず。。。




◆Mas de Daumas Gassac
http://www.lavinee.jp/profile.php?pr=LR071




◆Grande des Pere
http://www.lavinee.jp/profile.php?pr=LR021


*ラ・ヴィネ・ソムリエのみんなへ、
「日本に帰ったら私も飲みたいので、最後の1本は残しておいてください!」


今日から3日は南北ローヌ巡り。この模様は東京に帰ったらアップしますので、乞うご期待!