2010年アルザス・シャンパーニュツアー3日目
2011.02.03 [Thu] 19:18

2010年アルザス・シャンパーニュツアー3日目


アルザスの生産者訪問



さて、いよいよアルザスのワイン生産者訪問です。

一軒目はツィンド・ウンブレヒト。

この生産者はアルザス南部、チュルクハイム村の生産者で、
アルザスでも屈指のビオディナミストとしても知られています。

現在はオリヴィエが当主で、彼は超難関と言われるイギリスの
マスターオブワインの資格を20歳で取った恐るべき人物なのです!

でもそういう風には見えない気さくで穏やかな人でした。



訪問した時も知り合いのオーストリアのワイン生産者が来ていて、
同じように接してくれました。

彼らどうしはさすがにワイン造りをしているもの同士、かなり
専門的な話をしていました。



試飲スペースから見える樽はアルザスの伝統的な大樽です。
ほとんどの生産者でこの大樽を使って熟成させています。

多くのキュヴェを造るアルザスですので、樽の量も凄い!


さて、早速試飲をスタート。

アルザスは葡萄品種ごと、畑ごと、ヴィンテージごと・・・
それらを合わせると常時50以上のキュヴェが存在し、試飲と一口に言っても
膨大な量になるのです。

もちろん全てテイスティングするわけにはいかないから半分だけ、
と言っても20以上ものワイン。



これを何日も続けると、口の中が荒れて大変なことに・・・・

今回も多くの種類を出してもらい、いろいろ試飲しましたが、
いやー大変だった!!


でもウンブレヒトのワインはとても旨いから大丈夫!


その中でも美味しかったのは

RIESLING CLOS HAUSERER
RIESLING CLOS ST URBAIN
PINOT GRIS CLOS WINDSBUHL
GEWURZTRAMINER GOLDERT

そして素晴らしかった
PINOT GRIS CLOS WINDSBUHL SELECTION GRAND NOBLE 1989!!!





この澱と液体の色!

まだまだ若いですが、素晴らしい味わい。

堪能させていただきました。


そしてワイン造りを見せてもらいましたが、

行ったときはちょうどヴァンダンジュ・タルディヴの最後の
仕込み中で、それに使うブドウも発見!



少し貴腐も混じったブドウですが、食べてみるととても
甘くて、酸もしっかり。

ワイン造りに使うブドウを見る機会はほとんど無いので、
とても勉強になりました。



最後にオリヴィエが載っている雑誌にサインをしてもらったり、
ワインをお土産に買って帰ったり、
奥さんと立ち話をしたりで
時間を大幅にオーバー。

次の予定に間に合わなくなりそうになってしまいました。。。


次の生産者はルネ・ミュレ。

これも南部のローファッハ村にドメーヌがある、歴史ある生産者です。

ここはクロ・サン・ランドランという小高い丘になった有名な畑を
持っていることで知られ、ウンブレヒトよりも辛口のスタイルのワイン
を造っています。

現在は父親のルネと姉のヴェロニク、弟のトマがドメーヌを切り盛りし、
ワインはルネとトマが、ヴェロニクは経営を担当しています。

トマは去年日本に来日した時に会って、訪問の約束をしていました。

今回の訪問では畑仕事の最中だったので、ヴェロニクが色々説明をしてくれました。



この時期はまだまだ醸造途中のワインが多く、樽発酵させているものは
耳を近づけるとピチピチと発酵の音が。



色も濁っていて、香りも強い!

この蔵にももちろん大樽がたくさんありましたが、小樽も多く、
使い分けをしているみたいです。


もちろんここでもテイスティング。



ウンブレヒトほど大量のワインをテイスティングしませんでしたが、
それでも10種類以上のワインが出てきて、古いヴィンテージも
ためさてもらいました。

ここは先ほども書いたとおり、アルザスでも甘みが少なく、
切れ味の良いタイプ。

もちろんタルディヴや貴腐は別ですが、比較的スタイルは
統一されています。


クレマンも何種類か造っていて、これも美味しい!

99年のリースリングも残り全部分けてもらったので、
夏前には入荷すると思います。

これは凄く美味しかった!しかもお手頃!!

アルザスは良い生産者の宝庫です。