買い付けの旅<パリ編>
2010.05.30 [Sun] 02:07

こんにちは、平間です。

初のフランス買い付けの旅も何とか全日程が終了。
今は一息つきつつ、帰国の飛行機の待ち時間に空港でこの原稿を書いています。

前回はアルザスでの買い付けの模様をお伝えしたので、
今回はシャンパーニュでの様子をご紹介しよう…と思っていたのですが、
情報は鮮度が命!ということで、先に最終日のパリ散策の記事を載せてみることにしました。

最終日はモンパルナス周辺をぶらぶらしつつ、ワインショップやマルシェなんかを覗いてみる事に。



駅前から一本入ったところにあるワインショップ。
店の一角にはCDが売っていて、ワインと音楽がコラボした感じです。

たまたま数日前に訪問&試飲させてもらった「Laherte Frere」の新作キュヴェが既に売っており、
ちょっと驚きつつも変な親近感が湧いてしまいました。
※7品種をブレンドしたLaherteの新作キュヴェは、ラ・ヴィネにも入荷予定ですのでお楽しみに!

お店自体はそんなに大きくないのですが、何がウリなのかがはっきりと見えてきます。
(もちろん店内の写真は取れませんでしたが…)
品揃えやディスプレイの仕方等を含め、
フランスのワインショップは、それぞれ個性の出し方が上手だな〜と改めて感じました。




続いてラスパイユのマルシェに足を運んでみました。
最終日はたまたま金曜だったので、マルシェが開かれていてラッキー。
ちなみにここで一番有名なのは、日曜日にだけ開かれる「マルシェ・ビオロジック」らしいのですが、
訪れた日にマルシェが開かれていただけでも御の字です。



人気のビオ・マルシェではないですがどのお店も活気があり、
野菜や肉、魚、チーズなどあらゆる食材が所狭しと並んでいます。

フランスのマルシェは日本で時々開かれるイベントのような感じではなく、
完全に生活に密着している感がありますね。


ちょうどお昼時になったので、
ボン・マルシェの近くにある「L'EPI DUPIN」というレストランを訪れました。



このレストランは地元でも特に人気が高く、ランチは連日満席で何回転もする程だとか。
12時半頃で予約無しだった事もありダメもとで行ってみたのですが、
運良く席が空いており入ることができました。

店内は比較的モダンで、レストランとブラッスリーの中間のような感じです。
お昼時のMenuは22ユーロで「前菜+メイン」または「メイン+デセール」が基本。
私は時間に余裕があったので、33ユーロで「前菜+メイン+デセール」と昼にしてはしっかりめにしてみました。
ちなみにメニューはプリフィックスで、黒板に書かれた各6種類ほどの料理からチョイスします。

普段は小食な私ですが出張前に阿保店長から、
「その土地の話題のレストランでもちゃんと食事してきて!」と言われていたので、
「これも仕事の一環だから…」と軽〜く自分に言い訳しつつ、もちろんグラスワインも頼んじゃいました。



まずはアミューズ。
この日は「ニンジンとオレンジのクレーム」
ニンジンの甘みをオレンジの酸が引き締めており、
重くなりがちなところを上手くまとめ上げている感じで食欲をそそります。



続いての前菜は、王道の「サーモンのマリネ」
本当は隣の方が頼んでいたホワイトアスパラが美味しそうだったのですが、
なにぶんアスパラはアルザスで散々食べたので止めておきました。

付け合せにフヌイユのサラダがついたシンプルな構成です。
脂の乗りが軽めで、食べやすい味わい。
グラスワインは、さっぱりとトゥーレーヌの白を合わせてくれました。

そして気がつけば、いつの間にやら店内はほぼ満席に…。
流石はパリの人気店と言ったところでしょうか。



メインには、サービスの方がお勧めしてくれた「マリネした子兎のポワレ」
下に敷いたガルニは、カレー風味の野菜のソテーです。



子兎は焼き加減がちょうど良く、クセはほとんどありません。
また適度な噛み応えのある肉質が、「そろそろ軽くお肉も食べたくなってきたな〜」というこの日の気分にピッタリでした。
このメインは、ちょっとだけ熟成したサヴィニエールと一緒にいただきました。

デザートは「ルバーブとサブレ、ヴェルヴェーヌのアイス添え」
一番下には繊維質を残しつつクレームにしたルバーブが敷いてあり、
周りには(多分)アプリコットのソース。
その上にサブレ、さらにヴェルヴェーヌのアイスが乗っています。



繊維のてろんとした食感が残る甘酸っぱいルバーブのクレームに、香ばしいサブレと爽やかで薫り高いヴェルヴェーヌのアイスがアクセントを加えており、多層的な味わい。
アプリコット?のソースもルバーブとは違った甘みと酸を与えてくれており、かなり完成度の高い仕上がりでした。

他のテーブルに出ていた料理も、
どれも見た目からして期待が持てそうな感じでしたし、人気があるのも頷けますね。
料理の構成と味わいに加え、値段も良心的ですし凄く使い勝手がよいと思います。

またサービススタッフの内の1人は、フランスの方ですがちょっと日本語が話せるので、
「フランス語は全然…」と言う人でも安心ですよ。

※字がかなり小さい&独特の読み難さもあって黒板を凝視していたら、メニューの内容自体が分からないと思われたらしく、「私、日本語ちょっと話せます。料理、説明いりますか?」と多少つっかえながらも日本語で親切に話しかけてくれました。

ちなみにテラス席では日本人らしき方が撮影&取材をしていたので、
またそのうちちょっとしたセレブ系の雑誌かなにかに載るんじゃないでしょうか。

私はたまたま座れましたが、かなりのお客さんが満席で断られていましたから、
訪れる時は予約するか早い時間に行った方が絶対に良いと思います。


そして最後はラファイエットで、頼まれていた「BORDIER」のバターをお土産に買って帰りました。
「BORDIER」のバターは以前の出張で阿保店長が買ってきてくれ、スタッフの間でも評判になった品なんです。
特に海草風味の「aux Algues」は、磯の風味が思いっきり漂う変り種。
「えぇ〜?」と思うかもしれませんが、
一度味わうとハマってしまうこと請け合いなので、もし機会があればぜひお試しあれ!



今回のラ・ヴィネ用土産には、新作らしき「YUZU」も買ってみたので、
こちらの味の感想は後日店頭のスタッフに尋ねてみて下さい。