心が『泣いて』と叫ぶまま 

2007年07月05日(木) 22時18分
「完璧じゃだめなんだ」


ぽつりと呟いた。

「人が人と関わるなら、心がいびつな人でなきゃ」
何も生み出さない。

「僕が好きなのは君のいびつな部分なんだ」
未完成で、付け焼き刃な脆い精神。


「だから、完璧なんかにならないで欲しいんだ」
そして壊れるくらい、


僕に愛を求めて。

春夏秋冬を謳歌するぼくら 

2007年07月04日(水) 11時25分
「あなたって秋みたいね」
冬みたいな光を灯す君の眸

「なら、君は春だろうな」
そう呟いて手を離す


あつい或る夏の日

恋は大人の味 

2007年07月03日(火) 0時21分
山吹高校2年、南健太郎。
中学と同じようにテニスに明け暮れる日々を送っている。
中学と決定的に違うのは…。

「健太郎、ほい」
目下、絶賛恋愛中ってところだろうか。


  『南くんの恋人』

「ありがとうございます」
ふんわりとした真っ白なタオルを俺に渡してくれたのは、テニス部のマネージャーであり、俺の恋人であるひとつ年上の先輩。
「ドリンクも一応作ったから、飲んで。多分うまいよ」

先輩がこういう言い方をする時は、新作ドリンクを作ってきた時だ。
先輩が作ってくれるドリンクは外れがない。
青学の乾みたいに効果抜群ってわけじゃないけど、うまく息抜きができるくらいの美味さ。

「じゃあ、いただきます」
ごくごくと喉を鳴らしてドリンクを飲み切る。
爽やかな香りが口内に残った。
「美味いだろ」
「おいしいです」
何を入れたのか聞こうとして、いつも秘密にされることに気付く。

「秘密だからな」
「…わかってますって」
思考を読まれてしまったことが恥ずかしくて、顔が赤くなった。

「あ、うーん。教えてやらないこともない」
「どっちですか」
苦笑して先輩の言葉を待つけど、一向に話す気配はない。

「先輩?」
「だってこれは、俺が健太郎の為に作ったドリンクだからな」

先輩の言った意味がわからなくて首を傾げると、先輩は続けて言った。
「だから、誕生日プレゼントだっつってんの」
目が点になってしまうのも仕方ないと思う。
俺はいつもジミーズとか言われて誕生日なんか次の週に祝われるくらい、誰も知らなかったのに。

「恋人として当然だろ、誕生日は」
必須イベントだ!と息巻く先輩を、嬉しさのあまり抱き締めてしまった。
「け、けんたろっ…!?」
奥手の俺が公の場でこんなのをするのは初めてで、流石に先輩も焦ったみたいだった。
「…ありがとう」
耳元でボソボソと礼を述べる。

きっと、俺の恋人はこのあとはにかむに違いない。
俺の大好きな笑顔で、俺に最高のプレゼントをくれるんだと思う。

「健太郎、誕生日おめでとうっ!」

>>>>>>
ヴェター(ベター)にもほどがある!
書けば書くほど南から遠ざかってゆく気がするのは気のせいじゃない…!

前日のバイトのシフトを確認しているときに気付きました。
「やっべ、明日誕生日じゃん!」と。
しかし、今日もバイト。金欠なのでケーキを買って祝うこともできない(つд`)

ロイゼロの6月10日もすっかり祝い忘れてたし…。
とりあえず、南おたおめです。
しっかし、内容がヴェターなら、タイトルもヴェターですね(笑)
パクりやし(笑)

遠い明日じゃなくて今を歌った歌 

2007年06月15日(金) 0時32分
「好きっスよ」

突然の越前の言葉。
わけのわからない俺は、ただ目をしばたかせた。

「ど、ゆー意味だよ」
「だから、先輩のこと好きだって言ってる」

真摯に見つめられる目から逃れたくて、顔を逸らす。
叶わないと思っていた諦めかけていた恋の突然の芽生え。

「わっけわかんないよ、だって全然そんな態度してなかったしー…」

ぶわっと涙腺が緩むのがわかって俯いた。
「先輩?」

「…っ、越前のばぁーかっ…」
越前の帽子を奪って、目深に被る。
じわりと泪が滲んだのは、きっと震えた声で気付かれている。


「先輩、大好き」

つばを優しく持ち上げる越前。

「俺もだよ、ばぁーかっ」
目が合ったら、思い切りキスしてやろうと俺は滲んだ視界でにやりと笑った。

>>>>>>
帽子で表情隠すのっていいかもなぁと思って。
長文書く元気がないです。これでも頑張った方。

いつだって自分らしくね 

2007年06月11日(月) 0時29分
大切なあなたに「ありがとう」
大事な僕に「ありがとう」

そうしてやさしい愛の雨を降らそう。

僕たちは生かされている
命をいただいている。

だからあなたを信じ、愛そう。
僕を伝えよう。

ほんとうの僕を、もっと信じてもらうために。

さよなら、愛したあなた 

2007年05月23日(水) 21時35分
「もう、さよならだ国光」
俺の告げた言葉に国光の目がほんの少しだけ見開かれた。
きっと、驚いている。

国光は同性なんかに興味を持たないとわかっていながら、当たって砕けろとなげやりに紡いだ告白に、国光は意外ながらも了解した。
『俺もお前が好きだ』と言われるなんて夢にも思わなくて、ただただ目を瞬かせていたのは最近の過去のようだ。

実際、3ヶ月くらいしか経っていないけど。


初めは俺も浮かれてた。天地が逆さまになってもあり得ないと思ってた恋が叶ったんだから。
ただ国光と一緒に居られることが嬉しくて、毎日教室に遊びに行ってたっけ。

だけど次第に毎日に違和感を覚えるようになった。
餓えている感覚を一度覚えたらもう止まらなかった。

どうしてなんだろうと何度も考えて、ひとつの答えに辿り着く。

国光は俺を好きじゃない。
いや、好かれているのかもしれない。だけど、少なくとも俺の求めるような…恋愛の好意ではない気がした。

だって、国光は俺を欲しがらない。
いつだって俺ばかりで、国光の方から俺に働き掛けたことはほぼ皆無だ。
あの告白以来、好きだと囁かれたことだってない。
キスなんてもっての他、精々手を繋いだ事くらいだろうか。もちろんそれも俺がせがんだから。

クールな国光を好きになったのは俺だ。
だけど、その無表情の奥にある感情を知りたくて、やっとわかってきたような気もしたのに。

国光は俺に興味なんてないんだ。ただ、断りきれなかったからかな?
自嘲を浮かべた俺に国光は怪訝そうな顔をした。

「…どういう意味だ」
「どうもこうも、もう別れようって意味」
まだ理解できなさそうな国光に、俺は溜め息を吐く。

「もう、疲れたんだ。いつも俺ばっかりだから」
苦しげに呟くと国光も眉根を寄せた。
「…もっと俺を欲しがってもらいたかったんだ」


掴んで、奪って欲しかった。
そうしたら俺はお前に全てを預けたのに。

「無理して俺と付き合わなくていいんだ。俺は…国光の傍にいたらもっと欲しがるから、迷惑だと思うんだ」
だから、せめて引導は俺から渡させて。



「国光にはさ、もっといい子いるよ。可愛くて、構いたくなるような子がさ」
負け惜しみを並べる口をいい加減閉じて、じゃあと国光に背を向けて走りだした。

これで、ほんとに終わりなんだ。
「待て、…おい!」
名前を呼ばれても俺は振り返りはしなかった。
泣いているみっともない姿を国光に曝すのは嫌だった。



「…抑えていたのに…」
この醜いほどの俺の感情を、お前は知らない。
走り去る背中を追うことはできず、ただただ途方に暮れた。

「ずっと前から欲しがっていたなんて、お前は知らないのだろうな」

>>>>>>>>>
両想い悲恋。絶対続き書いてハッピーエンドにしよう。

なんかちょっと上手く笑えないよ 

2007年05月18日(金) 11時32分
「おい、ちょっと来い」
景吾が俺を見るなり、厳しい声で俺を呼ぶ。
俺はギクリと身を竦ませて、どうかしたと嘯いた。

「どうしたじゃねぇ、顔にでかでかと書いてあるぜ?」
俺は傷ついています、だれか慰めてとでも書いてあるのだろうか。
けど、他の誰に知られても景吾には知られたくなかったのに。
インサイトってほんとに神業だ。いとも簡単に俺の痛みを見抜いてしまうんだから。

「別に何もないけど、ただの自己嫌悪だから」
全部をいろいろ上手くやらなくちゃいけないのに、そのどれもが上手くゆかない。

誰も俺なんか好きでもなくて、気に掛けてもくれない。ついそう考えてしまう。
いつもならどうってことないって受け流せた言葉たちが鋭い刃のように俺の胸に突き刺さる。
そこを更にえぐられるような痛みに今まで密かに睫毛を濡らしていたところだった。


「ただの自己嫌悪で、目が赤くなるほど泣き腫らすのか?」
やめて、くれ。これ以上弱い自分を自覚したくない。
ぐいっと少し強く掴まれた手を振りほどいてしまった。
そうしたのは自分なのに、景吾に見捨てられてしまうような気がして、また泪が溢れてしまった。
「ふ…」
こぼれた嗚咽はもう止まることは知らずに、ただ悲痛な叫びに変わる。
もとより人通りの少ない道には俺たち以外居なくて。だからだと思う。景吾はさっきより優しく俺を包もうとする。びくりと身を震わせると、今度は拘束するように強く抱き締めてきた。
身体が痛かったからか、景吾の温度が熱かったからか、またじわりと泪が溢れた。

「もう、誰にも嫌な思いさせたくないのに。気を付けてるのに、また誰かを傷つけちゃった…」
どうすればいいのかわからなくて、なんでなのかもわからないし。
第三者から伝えられた事実にもショックを受けた。

「みんな俺に冷たい気がして、そんなの勘違いなのに。ただでさえ人間関係に戸惑ってるのに、また自信をなくす事ばっかり起きて…」
ぐらぐらする自分が嫌でしょうがない。

「みんなが思うより俺は我が儘だし独占欲強いし、面倒くさがりだし…強くない」
できた人間じゃない。なのに、みんなそれを全ての人に無意識に求めてる。

「俺はこんなにも弱いのに、どうして攻撃してくるんだろ」
自分を守るためだと知りながら、景吾にぶつける。
この憤りをぶつけてもまた苦しみの連鎖が続くだけなのに。

ごめん、ごめんと胸のうちでひたすらに謝りながら切々と雫をこぼす。

「自分でわかってるんだろ」
一度だけ首を振って優しくも厳しい男の胸を借りる。
「お前はお前が思ってるほど、弱い男じゃねぇ」
お前が何に捨てられようと、最後には俺が残っていてやると景吾は口にした。
「俺が居るだけで心強いだろ」
言わなくても察しろと頭を優しく小突かれた。

うん、うんって何回も景吾の言葉を肯定した。
「景吾は強いね…」
そんなんじゃないとわかっているから、景吾が口を開く前に続けた。
「だから、どうしようもなく弱ったら、俺んとこ来て」
ただ疵を舐めたいのだと告げれば、景吾はいつもの口調でバーカ、俺は弱くねえんだよと言った。
景吾が強くいられるのは、俺がいるからというのならこの上なく嬉しいのに。


「景吾、大好き」
一応周りを確認して、唇を押し付けた。


>>>>>>>
あり得ないほどの駄文…シリ甘は一回で書き上げるのに限りますね…グダグダです(笑)

笑顔は君がくれる 

2007年05月13日(日) 14時26分
『恭也、昼飯作ってやるからうちに来い』
そのメールが来たのが午前11時。
作ってやる、なんて恩着せがましい言い方は気に食わないけど、仕方ない、行こう。
その時はまだ風紀委員の片付けが済んでいなかったから、一時間ほどで行くとメールを返した。


片付けも済んだ時、もう一度メールの着信音が鳴る。
『もう出来たから早く来ないと冷めるよ』
40分しか経っていないのに、もう作り終わるなんて…。
一時間で行くと言ったのは無駄だったってわけか。
君は僕に咬み殺されたいのかな?

…ま、あんな天然にそんな自覚無いか。


疲れない程度に早く歩いて、家のドアを開けた。

「あれ、恭也?早かったな」
「君の催促のお蔭でね…」

僕が座った前のテーブルにランチョンマットがあった。
「で?これはどういう風の吹き回し?」
「どーいうって…恭也誕生日だろ?5月5日」
「…今日?」
僕が予想外だと聞き返すと、君は大きな溜め息を吐いた。

「もう少し自分に頓着しろって」
「興味無いんだから仕方ない」
「だろーと思ったよ!だから俺が思い出させてやった」
あ、そう。どうでもいいから早くご飯出してくれないかなぁ?
その意図を汲み取ったように、君はいそいそとキッチンに戻って、昼御飯を持ってきた。

「じゃーん!今日は子供の日だから、自信作のお子様ランチ作った」
恭也専用メニューだと言われても、僕は嬉しくも無い。

「馬鹿にしてるの?」
「因みに!お子様ランチに欠かせない旗は、もちろんこいのぼりでーす」
僕の言葉を無視して、ぶすりとオムライスに刺されたこいのぼりは、少し不恰好だった。

「…ワォ、下手なこいのぼりだね」
「だって俺、不器用だし」
嫌味も通じない相手には何を言っても無駄だね。


とりあえず、自信作だなんて調子づいたこと言う君に、ランチの評価をしてあげよう。

もちろん、辛口でね。

>>>>>>>
書けば書くほど雲雀さんじゃなくなる…(泣)
雲雀さんは軽いツンデレだからそこまで好きにはなれないのか…?
容姿は好みですが。

しかも誕生日が5月5日とか最近知りました。
ジローもですよね!早く書かなきゃなぁ…。

力の無い瞳が映すのは 

2007年05月07日(月) 1時04分
どうしてあの時あたしの為に泣いてくれたの
あたしはあなたの為に泣けないのに


どうしてあなたはあたしの身を案じるの
あたしはあなたの身を案じることはできないのに


どうしてあなたはあたしに笑いかけるの
あたしはあなたに笑いかけることはできないのに


どうしてあなたはあたしに笑いかけるのに

あたしを愛してくれないの

本当は君がいなきゃダメなんだ 

2007年05月02日(水) 23時54分
君が俺を好きなことは知ってたよ。
だって、君が俺を見る前から俺は君を見てたから。

「千石、俺…お前が好きなんだ」
すっごく、嬉しい。
死ぬほどって表していいほど。

「…冗談、デショ?」
けど、俺はそう返した。そうしたら、君は次にこう言った。
「はぐらかすなよ!……お前は、いつもそうだ。冗談だって済ませようとする」

悲しそうな君。
笑んでみせる俺。

君の気持ちも俺の気持ちも本物だ。
けどね、君が好きな俺はきっと本物の俺じゃない。
君が本物の俺を知っても、今と同じ言葉が返ってくるなんて甘い期待はしない。

だから、俺たちはこのまま友達でいよう?
君が俺を嫌いにならないように。
もう、俺も君もキズ付けないように。


全てを知るのは、俺だけで構わないから。

>>>>>>>>>
バイト中に生み出した清純くん。
精神が文に出ますね…。
感情の上下に自分でも疲れます…(笑)
眠い…寝よう。
2007年07月
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