タイムカプセル 生田紗代 

January 25 [Tue], 2005, 15:53
ざっとしか読んでないのですが^^;
就職も大学受験も似たようなもんだなー、とこれを読んで思った。
現状がこれの通りかどうか知らないけれどたぶんこうなんだと思う。
近付くにつれ、自分のちっぽけな力量を知って目標を諦めて妥協していく。
進路って怖い・・・・・・。
受験もまだ終わってないくせに、すでに就職が怖い。
高望みとかしてないからどこでも働ければいいんだけど、それさえも難しそうだ。

薬指の標本 小川洋子 

December 18 [Sat], 2004, 18:31
なくなってしまったのが左手の薬指ってのが、隠れた仕掛けみたいでおもしろいなと思った。左手の薬指は、結婚指輪の指だから。
これフランスで映画化されるみたいで、見たいなあと思う。映像化されたらきっと綺麗だと思う。日本で字幕でやってくれないかなぁ。

きっと、薬指の先のつぎに消えるのは靴に侵食された足で、足のつぎに消えるのは、弟子丸氏に標本にしてもらう薬指以外すべてなんだろう。

キッドナップ・ツアー 角田光代 

December 16 [Thu], 2004, 17:21
こういう、児童文学っぽいけどそうじゃないような作品好き。
語り口は小学生の女の子だけど、書いてあることは逸品って素敵。
「最後には『取り引き』の内容は明らかにされるんだろうな〜」と思っていただけに、最後まで謎で終わるっていうのが不意をつかれた。

世界の中心で、愛をさけぶ 片山恭一 

December 13 [Mon], 2004, 20:38
今更読んでみました。
とはいっても、もう口コミで大体内容は知っちゃっている&以前漫画バージョンを途中まで立ち読みしたので、新鮮さまったくナシ。
そして、感想は一言でいうと、「やっぱりねぇ」。
普段本をあまり読まない人にはうける&泣かせられるかもしれないけれど、うちら本ヲタクには甘いね・・・。
死オチで無理矢理泣かせようったってそうはいかないスよ。陳腐な恋愛シーンも「うーん」と唸るばかりです。
ということで涙を一滴も流しませんでした。
あ、なんか厳しいかも(笑)

女学生の友 柳美里 

December 12 [Sun], 2004, 22:25
柳さんの文章は初めて読んだのだけれど、なんだか、この人の文章を読んでいると、書かれてもいないのに、そこに闇がぽっかりあいているような、不気味で不穏な気分になる。
闇といっても、太宰とはベクトルが違う。
なんだか、読んでいてぞっとなる・・・なんだろう。外部とのコミュニケーションを拒絶しているようなかんじというか。(実際そういう方っぽいけれど)
でも、けっしてその闇にたいして拒絶反応とかが起こるのではなく…その中にずるずると引きずり込まれる。不思議な文章。

パッチワーク 嶽本野ばら 

December 11 [Sat], 2004, 18:44
小説あり、エッセイあり・・・でオトク(?)な一冊。

実は、ちょっとこのヒトに対して半信半疑だったのですが(オイ)、
ちゃんとしっかりした考えをもった立派な方なんだなぁ・・・!と思いました(ホントに)。

真ん中に入ってたカウンセリングの小説もおもしろかった。
最後のオチ、カウンセリングにくるような人は占いにきてるのと同じ心理で、本当は自分でもどうすればいいかをわかってて、それをあえてカウンセラーに言ってもらうことによって安心したくて来るっていうのに、なるほどぉ、と思った。

放課後の楽譜 山田詠美 

December 09 [Thu], 2004, 18:13
あれ、題名楽譜じゃなくて音符だったっけ・・・(あやふや)
学校の図書館から借りたやつだから曖昧なんです、スイマセン

あえて主人公を、どこにでもいそうな普通の女の子、傍観者側の人間にすることによって、読者に共感しやすくさせているなぁ、と思った。
あと、そうすることでひとりよがりな文章になるのをうまく避けて、客観視できている感じ。
文体とか、なんか巧くて、目で追ってすっすっと読める。

内容はピンクだったんで、これを授業中に読んでて、時々内心赤面してました……(笑)

完璧な病室 小川洋子 

December 08 [Wed], 2004, 17:02
今年、自分が入院したということもあって、病院ネタはかなりツボなのです。
病院の描写を読むたびに、入院生活の安らかな日々を思い出しました。
食べ物を、「生活」するということの汚さの象徴として表現している。
静かな病室。それは生活が入り込んでこない、美しい場所。
なんだか懐かしかったです。

ちょっと意外だったのが、この作品よりも最後に収められていた「ダイヴィング・プール」というののほうが気に入ったこと。
作家って、絶対残酷性をもってると思うけれど、このひとの作品もはっとするほど残酷なものをもっている。
それも、グロいとかそういうんじゃなくて、「わかるわかる」というような。
リエを壷の中に閉じ込め、そうして泣き叫ぶリエを見る。そして、リエに腐ったシュークリームを与え、食中毒をおこさせ、ぐったりしたリエをただ呆然と立ち尽くしながら見る。
不謹慎ながら「あー、わかるなあ」と思ってしまった。
そして、そんなことをしているのを純には知られたくないので、純の前だけ純粋な自分を装い続ける。
そして最後には残酷な結末。そう、結末も残酷ですよね。「こうきたか」と思った。
なんだか痛いほど共感してしまった。

光ってみえるもの、あれは 川上弘美 

December 05 [Sun], 2004, 10:30
センセイの鞄のときより進化してる・・・そう思った。
進化してるというか、「へえ、こういうこと書くヒトだったのか」と何回も思った。
いや、いい意味で。
日常のふとした心理描写とかがすごく巧いです。
なんでもないようなものごとを通して気持ちを書くことがとても巧い。
主人公が16歳(男だけど)ということもあって、感情移入できました。
このヒトの作品けっこう好きだ。他のも買おう。
というか、文藝春号を逃したのがとても悔やまれる。あーあ、欲しいなあ。
どうしてよりによって川上さんが載ってる号を逃すのだろう(TT)

うたかたの日々 岡崎京子 

December 02 [Thu], 2004, 18:31
た、高かった……1600円。ううう。

まあそれは置いといて。
予備校行く前にものすごい速さで焦って読んでいたので正直ざっとしか内容を把握できてません…スイマセン。
岡崎さんの作品はもちろんすごいと思うのだけれども、私的にはなななんさんのほうが性質に合ってるのかもしれない。(二人を比べるのも何だけど)

睡蓮が肺を冒していく病気にかかり、部屋じゅう花にかこまれ、そこのベッドで寝るという治療法。なんだかとてもそのシーンが美しいと思いました。だんだん部屋が狭くなっていったりとか、色々抽象的で、ばかな私は多分もう一度ゆっくり読み直さないとちゃんと理解できない。。。

ところでその、花にかこまれて寝てるシーン、この前の「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」の表紙につかわれてるんだよね。うん、いいシーンだもん。て、感想それしかなくてダメですね、、、うん。
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