伝統を守るということ。

July 08 [Fri], 2011, 19:57
去る月日に起きた東日本大震災により発生し、各地に甚大な被害を齎した大津波。それに伴い起きてしまった、今現在何処がどうなってるのか、何が本当で何が間違いなのか、はっきり言ってよくわからない福島第一原子力発電所の事故による大気水質地質汚染。これにより地元地区が避難をせざるを得ない状況になってしまったことに最近改めて怒りを感じております。どうも、廣野です。というのも、知ってる人もそうでない人も、私の実家は地元地区の総鎮守八坂神社の社家で、将来私は、現在宮司を務める父の後を継ぎ、宮司として神社にご奉仕していく立場であります。うちの神社の例祭は毎年月の第一日曜日。この日は特殊神事伝統芸能である山木屋八坂神社三匹獅子舞が奉納されます。詳細は不明ですが、恐らく少なくとも江戸時代頃から行われているであろうこの獅子舞。少子化問題により舞う子供が少ない中、何とかしてこの祭りを続けようと、氏子さんや獅子舞保存会の方などが守り続けているこの獅子舞。大雨が降り、神社境内での舞奉納が難しい中、社殿の前にブルーシートを張り、悪条件の中でも行ってきたこの獅子舞。そんな大切な神事伝統芸能が、今回の原発事故の影響で避難区域に指定されたことにより、出来なくなってしまうのではないかと最近考えているわけであります。私自信、小さい頃からこの獅子舞が大好きでした。もちろん今も大好きです。私は、現在國學院大學に通い、また某神社に於いて実習を行い、将来八坂神社宮司となるべく、神職資格取得に向けて勉強させていただいているわけであります。実際に、神道を勉強していく中で、神社で実習を行っていく中で、普段から様々なことを考えます。すごく些細なことかも知れませんが、なぜ神社を掃除するのか、なんてことも考えたりします。そんなわけで、震災云々に関わらず、前々から自分が宮司になり奉仕していくようになった際、実際にどう地域と関わり、どう盛り上げていくかなんてことを考えてきました。今から年年経てば、氏子さんの神社に対する意識なんかもどう変わってるかわからないし、地域に於いてどのような存在になってるかもわかりません。そんな中でも、最低限神社の清浄を保為の境内整備、子供を対象とした神道教育等を積極的に行い、そして獅子舞だけは絶対に守っていこうと日々考えておりました。そんな中、あのような事故が起きてしまい、さらに日々考えさせられているわけであります。まだ自分の代でないどころか、神職資格すら持っていない私が言うのもおかしな話かもしれませんが、そのくらい真剣に考えてます。将来私の就く職業はただの職業ではない。ただ装束を着けて祝詞を上げ祭祀を行うだけの職業ではない。なんとしてでも伝統を守っていかなければならない責任重大な職業だと思っています。特に何が言いたいとかじゃないけど、私はこういう気持ちで日々ご奉仕、勉強をさせていただいております。もともとこの業界と無関係のサラリーマン神主にはわからないだろうな。故にこれを話せる人がいないので長々と書かせていただきました。
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