Sufjan Stevens

February 11 [Sat], 2012, 20:40
このたび編集している映像、音はこれを充てる。


Sufjan Stevens  / Vito's Ordination Song


回想とか門出といった内容の映像で別の曲も候補にしていたものの、尺がこの曲しか合わないと判った時点で迷わず決定。
とこの曲のタイトル Ordination の意味を調べると…


なんと「按手式」とな!

そんな宗教色を帯びたタイトルだったとは…

とはいえ手かざし儀式のさまは、「優しく門出を見守る」といった意図の映像に合うと思うよ。



スフィアン・スティーブンスのアルバム、この" Greetings From Michigan The Great Lake State "がとても好き。もうひとつ持っている" The Avalanche "は、それほど聴いていない。

" Michigan "における、奇妙に歪んだこの世界を無垢の目で眺めることで、奇妙なものも、くろぐろと禍々しいものも、きらきらと瑞々しく輝くように思える、そんな音の綾織。
それはカスパール・ダヴィド・フリードリヒの絵から感じとれる敬虔というものすら、彷彿とさせる。

そのしめくくりである" Vito's Ordination Song "は、曲の半分以上が

Rest in my arms
Sleep in my bed
There's a design
to what I did and said

という歌詞の繰り返し。
今回の映像を遥かな高みへ揚げてくれるだろう。



そうはいってもしばらく気にしていなかったスフィアン・スティーブンス。(2、3年前に来日ライブもやっていたような…)他のアルバムも知らないし、2年前に出していた最近作 " The Age of Adz "を購入してみた。
レビューでは今までになくエレクトロニカ要素が強いとかポップだとか。

なるほど一聴すると、エレクトロニカ。
過剰に壮大かつスペイシーな楽曲や、Animal Collectiveをちょっと思い出すようなうねうねした楽曲もあり。Van Dyke Parksになぞらえるむきも、さもありなん。

しかしエレクトロニカだから生音じゃないからどうとか、音色の違いによる差別化は全く無い。奇妙で歪んだ世界は相変わらず美しく輝く。ポップだからこそ緻密な作り。
なおかつライナーノート(対訳が読みたいがために輸入版ではなくP-Vine Recordsのを購入)にざっと目を通すと、歌詞自体は今までになく私的かつ内省的。暗くもある。

繰り返し繰り返し、聴きたい。









HMS Donovan / Donovan

September 25 [Sat], 2010, 16:53
家で仕事するのが苦手なのだけどそうも云っておられず、
とは云えいつまで経っても取り掛かれず暴食したりテレビをつけたりしているが、
いい加減年貢の納め時。仕方無くPCの前へ向かうこの頃、





このアルバムは、かけっぱなしにできる。
しかし空気のようではなく一緒に口ずさんでいる。
ドノヴァンが好きかと云われると、このアルバム以外知らないのだけど、
10年以上たびたびこうやってかけっぱなしにしていた。

ジャケットイラストが大好きで、特に裏表紙のほうが好きなので、ジャケットはこちら向きで矢張り10年以上CDケースに収まっている。これがLPレコードだったらどんなに素敵だろうとも思っていた。

こちらが表。



買った頃は誰が描いた絵だろうと思いつつ調べられなかったのが、今ネットで簡単に判ってしまった。そういう時代。



そうこうしてるあいだ、結局宿題は手についてない。

誘ってくれてありがとう

March 28 [Sat], 2009, 12:48
ひさびさにドラムを叩きました。


ひさびさ、というのはおそらく17年ぶりで。

しかもボーカル・ギター・ベースというシンプルなバンド形態の中で叩くのは、今回が初めて。

学生の頃もほとんど我流で基礎からなっておらず、出来ることはホントに限られていて寧ろ「どうごまかすか」に腐心してました。
でもドラム好きでした。
いつかまたやりたいな〜と朧気に思いながら17年。


〈ドラム入れたい曲があるからやらない?というか、やることに決まりました。明日夜練だからよろしく〉

というメールをもらい、困惑しつつも突然の機会にわくわく。

練習は2日間。あとは本番。一曲だけですけど。

ガタボロのドラムセットで夜遅くまでやって、自宅では音を聴きながらエアで練習。太股を叩いてたらアザに…。
矢張り「どうごまかすか」に腐心しました(笑)

下手なりにだんだん身体の自由が利くようになり、また切羽詰まってるのもあり一日ごとにどんどん「なんとか聴ける」状態になった……と思います多分。
年とって割とハッタリは利くようになりました。

何より一人で叩いてるのも皆で合わせるのも、楽しくて楽しくて!
本当に久しぶりに、気持ちが高揚し充実しているのを実感したです。


うーむ。矢張り基礎からやって、もっと自由に叩けるようになりたい!

そしてまたやろう!ということで皆さんと意見が一致しました。
どうなるか判らないけど楽しみです。

ブリジット・フォンテーヌとアレスキ・ベルカセム

October 18 [Sat], 2008, 18:04

テレビでやっていた「レイクサイドマーダーケース」、面白かった。こないだバウスで爆音上映されてましたね。


今日は〈ブリジット・フォンテーヌ&アレスキのサラヴァ時代の最後のアルバム「野ばらは素敵かもしれない」(初CD化)〉がウチに来た!
これでサラヴァ・レーベルでの彼女らの作品は全部らしい。

サラヴァ以降のブリジット、実はあまり受け付けない…。
「う〜ん。きっと大人になれば判るのかも」と思いつつ、何枚か手離した。
サラヴァの他の作品も聴いたことがない。「男と女」のダバダバダ程度の知識のみ。


うちにあるブリジット&アレスキの6枚のアルバムのなかで、一番好きなのは「ブリジットV」だろうか。
ものすごい緊張感で(叫び声も入ってるし…)、短いなかにバシッと無駄なく世界が出来上がっている気がする。

「私はこの男を知らない」も好きだ。
一冊の暗い物語を描いた絵本のようで。

一番、と書いたけど、矢張り順位つけられないのは「ラジオのように」。

かつてこのアルバムを何度聴いたか判らない。
好きとか云うより、刷り込みのようになっている。
この中の「夏、夏」とゆう曲で、アレスキのロングトーンの声が1音半下がる瞬間。
いつも内臓が柔らかく押されるような感じになる。

「私はこの男を」は暗い真冬に、「ラジオのように」はうだるように暑い夏に聴く。


サラヴァ時代のアルバムは殆どがブリジットとアレスキ名義で、私は声でいくとアレスキのほうが好きだ。
今度はアレスキのアルバムが初CD化だそうな。
単体のアレスキ。気になる。


肝心の「野ばら」は…
…う〜ん。音がポップな80年代だ…。
やっぱサラヴァ最後の作品だしなぁ。

記念買いになってしまった。

カバーの系譜

February 02 [Sat], 2008, 17:53


先日出たcat powerの新譜「Juke Box」は、2度目のカバー・アルバムだ。

現在cat powerはchan marshallのソロとゆうより、
Dirty Delta Bluesとゆうバンドを率いた「chanとその仲間たち」形式になっている。
「The greatest」以来、cat powerは完全にメンフィス・サウンド。

(写真右から2番目、Jim Whiteのドラムは素晴らしいと思う。
といっても彼のホームであるバンドDirty Threeにおいて。本当にあんなのは見たことがない。)



ボーナストラックの「Naked,If i want to」が良いなぁと思い、
結局、最近またくり返し聴いているのが
旧譜「The Covers Record」に入ってるほうの「Naked,If i want to」。



このカバー・アルバムは、日焼けして白茶けたシーツみたいだ。

埃の粒子が舞う日向から、暗い暗い水底へ落とし込まれるような苦しさへ。
そしてボブ・ディランのカバーでゆるやかに這い上がる。


現在のchanは間違いなく格好良い。
人間として一段も二段も高いステージに入り、とても素敵だ。



それでも、おどおどして時に不安定な、あの頃のcat powerのアルバムが好き。




…アルバム「You Are Free」収録の「Maybe Not」PVを、初めて観たときの衝撃は忘れられない。ちょっと、また観ようとは思えない。色んな映画のシーンが使われており、何の映画か判らないのだけど岸谷五朗が出てくるシーンが、このPVの核になっている。

やっとこさ来たよ

May 17 [Thu], 2007, 22:12


bjorkの新作「Volta」(UK盤)が〜!
足の指の爪から鳥肌だ!


まだ聴きこんでないけど、全体通しては思ったよりおとなしい印象。
matmosの顕微鏡的変態ワザ「Vespatine」や、ヒューマンビートボックスとイヌイットの奇跡「Medulla」のような驚愕、は無かったかな。


でも金管のユニゾンなど、昔ブラスをやっていたこともあってモノスゴく反応してしまう。
「Selma Songs」はじめ、オーケストラアレンジは過去の作品でもよく見られたけど、ブラスアレンジとゆうのは個人的にツボ。

ライブ映像で観た「Earth Intruders」のブラスver.も好きだ!

タルコフスキーの「ストーカー」に出てくる詩人の詩(らしい。私の訳は怪しい)なんてのもある。


てなことでアフリカンビートが前に出てるのかなと思っていたけど、中世の吟遊詩のような印象。

また今までのbjorkにはなかったような、なんだろう、ライオットガールってやつか?みたいな曲もあったり。



ところで今回のジャケットデザイン。

真っ赤な紙ジャケに例の「ロボコンbjork」デザイン…と思いきや、このロボコンはシールになっており、これをぺりぺりと剥がすと観音開きで中の極彩色bjorkが出てくる仕様。


剥がしたロボコンシールをどうしようか?

2秒くらい迷って、私はCDウォークマンに貼ってみました。


観音開きのジャケットの方は、ぱかぱか開きっぱなし。ははは。

Book of Days

May 15 [Tue], 2007, 22:46



目をつむってヘッドホンに埋もれる。


五月の空はモノクロームの広野に。
喧噪の朝の電車は湿った石畳に。灯りのゆらぐ廃墟の聖堂に。

ぴかぴかのもんばかりやない

February 24 [Sat], 2007, 20:30

今日の「ゴンチチ 世界快適音楽セレクション」(NHK-FM)、選曲がスバラシく心にひっかかる。


本日のテーマは「謎」。


この番組の本領発揮、といった感じの、むこう10年電波に乗らなさそうなそうな曲多数。
Joanna Newsomもかかりました。



いくつか曲名を聞き逃してしまった。

ヒャッケン先生の短篇「件」のような歌詞(…牛がなんやら、とかゆう…)の曲が、気になって仕様がない。

〈空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ…〉とゆう歌詞が鮮烈なHolger Czukayみたいな曲、これ〈四人囃子〉の曲だって。
むむ〜。すごい!




そして冒頭にゴンザレス三上さんが云われた〈ぴかぴかに磨かれたモンだけが音楽やない…〉とゆう言葉。



全ての〈ぴかぴかに磨かれたモンやない〉もの、これを嗅ぎ分けて探し出すことの楽しさ。

Chan&CHANEL

February 18 [Sun], 2007, 15:21

シャネルの`07春夏オートクチュールコレクションで、catpowerことChan Marshalが音楽を担当。
ショウ会場で生演奏をしていました。シャネルのサイトでビデオが観られます。


キャットウォークの合間に、時々映るcatpower。
黒いスーツで長い髪を束ね、かっこいいなぁ。

昨年リリース“The Greatest”で見事な変化を遂げた彼女。
アルバムはまさにルーツミュージックだったが、ショウではハモンドオルガンも入り'60sロックなアレンジ。


それにしても、彼女はほんとの「大人の女」になった。

“Moon Pix”以前の、ショートカットそばかす、幼さの残るほっぺにおどおどした眼のことを思うと、こんなに変わるものなんだなぁ…と。
その頃の彼女も、アルバムも大好きなんだけど。

今、彼女は余計なものが削がれ自我と外観が一致した、迷いはあるけど迷うことへの恐れがない、とゆう感じ。

実際彼女はアルコホリックとなって大変だったらしいし、ライブでの不安定さは有名だった。

それを思うと、こうやってファッションショウなんかできちんと(しかも極上の)パフォーマンスをしてるのが不思議なくらい。



数年前、新宿ロフトでの彼女のライブへ行った。

ナマChanが観られる…!
私はたまたま安いインゴットで作った指輪に拙い英語のメモを添え、ジップロックに入れてスタッフに渡した。

ライブが始まり、彼女は日本語で「スワッテクダサイ」…皆面食らってましたね(笑)

そしてステージから、彼女が私の名を呼んでくれたのです。
私は立たされ坊主みたいに。彼女は笑いながら「指輪小さくて入らないよ」みたいなことを(多分)云ったので、「それは指の冠だから」(と云ったつもり)と答えた。


それだけで舞い上がっちゃって…。ライブは噂どおり可成りマイペースでした。煙草を片手に、ビールをひっきりなしにあおって。



彼女は今度シャネルジュエリーラインのモデルにもなるそうです。なんか想像つかないんだけど?!

Chanは多分私と年齢が同じくらい。自分との戦いを超え、次のステージに立った人間の姿に、注目せずにはいられないです。

Joanna Newsom

February 12 [Mon], 2007, 13:07

今月末にO-WESTでやる、Joanna Newsomとsmogのライブへ行く予定。


ジョアンナのアルバム「Ys」のジャケは北方ルネサンスの肖像画のようです。
本人はこの絵より可愛いような…。フィオナ・アップルに似てるかも?と思ったけどそうでもないか。よく判らない面白い顔だと思います。

ビョークのような声でハープを弾き唄う。どんなライブなのか、楽しみ。



smogはかつて「これアンタ好きそう」と友人に勧められて知りました。好きです、ハイ。アルバムは一枚しか持ってないですが。


このところライブの予定を入れては踏み倒してきたので、今回もちゃんと行けるか心配ですが…。
P R
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  • ニックネーム:閑々亭
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