この気持ちは #7 中

March 29 [Sun], 2015, 18:46

―――――。

あや姉と肩を並べて家路についたのだけど
途中に何を話したのか思い出せない。


最後に一緒に歩いたのはいつだっただろう。
その頃はあや姉より俺の身長が少し高くて
だけど同じくらいの歩幅だった。

今じゃあや姉に合わせないと一緒に歩けなくて

残酷にも時の流れを感じさせる瞬間だった。



あや姉を家まで送った。
その間も上の空でどうやって家に帰ったのかよくわからない。


部屋に戻りベッドに寝転ぶ。
俺の中いたあや姉はいったいどこにいってしまったのか。
幼い日の面影を失った寂しさと戸惑いが胸の奥深くに刺さる。

だけどあの瞬間

「堕ちた」ことはこの上ない真実だった。


結局この日は何をするにも集中できず、
いつもより早めに寝ることになった。




あや姉が帰省して7日。
東京で仕事があり、夜遅くに家に帰ると

「お!太陽おかえり〜」

そこにはベッドに背を預けて膝を抱えるあや姉がいた。

「あ、あや姉…!?」

と俺が目を丸くして驚くと
眉毛をハの字にして笑う。

知ってる。
つらいことがあったときの顔だ。

「あや姉どうしたん?」
「あー…やっぱ太陽にはバレてんなー…」

さっきまで弄っていたスマホの画面を見つめながら
掠れた声で、
その瞳に光りは感じられなくて、


「そんな俺には言えないことなん!?」


無意識にあや姉の肩を掴んでいた。

あや姉は一瞬驚いた顔をしてすぐに俯く。

「た…太陽には関係ない…」

「関係ないわけないやん!」

だって…!と言ったところで俺は言葉に詰まる。

だって…何や?

To be continue...
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