「なんだよシン!お前その格好・・・!!」
カガリの指差す方向に立つシンは眉を顰めてから、大きなくしゃみをした。
「っぶくしゅん!…うっせーな、花粉症なんだ、っくしょ!」
「去年までなんともなかったろ?なんでだ?」
「俺だって知りてーよ!」
ズルズルと鼻をすするシンは、花粉対策用の眼鏡に顔半分隠す大きなマスク
それに隙間が嫌だというので季節外れのマフラーまで巻いて、
ついでにトイレットペーパーを小脇に抱えての登校だ。
「あ゙ーー目が痛てェーーー!」
「ひどそうだな…にしてもシン、もうちょっと外見をさ…」
年頃の男子というよりもこれじゃあ変質者だとカガリは思った。
「ならアンタがこの黄色い悪魔を追い払えってんだ・・・ぶえっくし!!」
「黄色い悪魔って…白い悪魔なら最近アニメで見たけど。」
しょぼしょぼとした涙目で睨むものだからカガリはほんの少し同情した。
「でもほら、薬だってあるんだしすぐ治るって!な、シン!」
「嫌だね、今すぐ治してぇ」
「・・・んな早急に無茶なこと。とりあえずゆっくりとだな」
「だって今すぐ治らないと・・・あ、アンタとキスできねーし!///」
鼻をかんでるせいか、鼻頭を真っ赤に染めて言うシンに
カガリも・・・そのポカンとした顔を徐々に真っ赤に染まって
「わ、私は鼻水だらけのシンでも・・・キスして欲しい///」
sweetheart 愛がなきゃやってらんない!
(あらあら・・・お二人とも校門のど真ん中ってことを忘れてますわね)
(ラクス、僕ちょっと用事思い出したから先教室行っといて)
(ふふふ、黒い悪魔降臨ですわww)