生き返ったような気さえしていた

October 05 [Tue], 2010, 22:37
2年ほど前、とあるWEBチャットに
時々出入りしていたことがある。

そのチャットへは頻繁に出入りしていたわけでもなく
何となく人恋しい夜に話をするだけで
数ヶ月に一度入ってみるかみないか程度。
入ったからといってやっぱり面倒で
すぐに退席してしまったりだった。

もちろん、普通の話をしていても
「彼氏はいるの?」だとか
「メールアドレス教えて」だとか
「エッチな気分になってない?」だとか
眉をしかめてしまうような内容になってしまう。
それが、何だかイヤで。

時々は本当に普通に世間話をして
「ではまた、ご縁があれば」
で、チャット終了なこともある。
そういう方がよかった。

当時すでに彼と別れて3年経っていたけども
今よりもっと彼が心の大半を占めていた。
諦めたくないし、
諦めた方がいいのかもしれないし、
それでも時々は
寂しくて悲しくて
眠るのが怖い夜もあったのだ。

だから、暇つぶしだった。

ひとりが怖くて、
誰かに抱きしめて欲しくて、
でも本当は誰かではなく
彼であって欲しくて。
だけど、アパートの部屋に
深夜呼吸をしているのは、自分だけ。
彼が戻らないのなら
誰でもいいから息が詰まるくらいに
ぎゅうっとして欲しかったんだ。

葛藤を抱えての、暇つぶし。
実際に誰かに会う気もなかった。

そんな時に、魔が差した。

魔が差した、としか言えない。

どうしようもなく
誰かに抱きしめて欲しくなった。
さらにそれは、明らかな
セックスの欲求でもあった。

今までだって欲求がなかったわけでもないのに
どうにも我慢ができなくて。
それでも数日はもやもやを抱えていたけど
心の中のどこかがパチンと切れた。

初めて、セックスの欲求のためだけに
見知らぬ男性と会った。

翌朝ベッドから抜け出て
朝の空気を吸った時の
バカみたいな清々しさが忘れられない。

全部の重荷が一気に降りたみたいに
心も体も軽かった。
罪悪感もなかった。
歌いだしそうなくらい
単純に晴れやかな気持ちで
何故かしあわせな気持ちが湧いてきていた。

エネルギー充填。
そんな感じ。

相手に対しては特別な感情も湧かなかったし
また会いたいなんて1ミリも思わず。
二度と会わないのが正解だと思った。

こんなこと、友達にも言えない。
誰にも言わない秘密だ。
でもたしかに、
あたしはあの時
生き返ったような気さえしていたんだ。
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