匂い
2008年11月01日(土) 18時06分
懐かしい匂い
母のつくった煮物
妹が学校から帰ってきてかばんを置く部屋
台所から暖かな空気が漂ってくる
いつまでも続きそうな
やさしい時間
大きいおおきい安心感に
包まれる
あったかい冬
東京にきて初めての冬
道端の家から漏れる
オレンヂの明かりを見ると
心臓がぎゅってなる
ひんやりとしたくうきが頬を掠めるたびに
母に巻いてもらったマフラーを思い出す
決して幸せな家庭ではなかったけれど
こんなにも私の中で生きている。
喉からもう少しで溢れてしまいそう
踏ん張ってつま先で歩くのもそろそろ限界かもしれない
でも
苦しいから
懐かしい匂いは
喉元でのみこんで
東京の空気を深く吸い込む
高いヒールと
きっちりと採寸された黒のスーツで
まだ
つま先でたてるから
母のつくった煮物
妹が学校から帰ってきてかばんを置く部屋
台所から暖かな空気が漂ってくる
いつまでも続きそうな
やさしい時間
大きいおおきい安心感に
包まれる
あったかい冬
東京にきて初めての冬
道端の家から漏れる
オレンヂの明かりを見ると
心臓がぎゅってなる
ひんやりとしたくうきが頬を掠めるたびに
母に巻いてもらったマフラーを思い出す
決して幸せな家庭ではなかったけれど
こんなにも私の中で生きている。
喉からもう少しで溢れてしまいそう
踏ん張ってつま先で歩くのもそろそろ限界かもしれない
でも
苦しいから
懐かしい匂いは
喉元でのみこんで
東京の空気を深く吸い込む
高いヒールと
きっちりと採寸された黒のスーツで
まだ
つま先でたてるから

