【ローザ・ルクセンブルグ】 

2008年09月01日(月) 3時41分
高校時代のテスト前の夜中、テレビをつけっぱなしにしながら、ひたすら丸暗記作業に没頭していると、あたしの耳に「まるでレコードの回転数を間違えたようなテンポの速い曲」が飛び込んできました。「なんじゃこりゃ?」と思いおもわず画面に目をやると、「とんでもない?お化粧をした4人組のバンドのライブ」が映っていたので、「こりゃまたすんごいイデタチのバンドがおるもんなんやなぁ…」と思いつつ、丸暗記作業に戻りました。

しばらくすると、音楽が止み、バンドメンバーさん達のインタビューのようなものが始まったので、少し気になり再びテレビ画面を見てみると、どこからどう見ても「さっきの激しいイデタチからは考えられないようなおとなしそうなお兄さん達が喋っていた」ので、「あらまぁ!化粧であそこまで変われるもんなんや〜!」なんて呑気に感心していると、ふと一番ド派手やったボーカルさんが見当たらないことに気付いたので、すぐさま脳内で、『クイズ!ボーカルさんを探せ!』をおっぱじめたのですが(よくこんなことするんです、あたし)、どっからどう見てもいない…。

ので、ド派手だった4人の顔を思い出しながら、少し難易度を下げ、『クイズ!この中で一番、ボーカルさんの素顔に近いと思われる顔のパーツをもつ人間は誰だ!』に問題を切り替え、よくよく見てみると、「そういやボーカルさんてガリッガリで面長やったような…しかも鼻が長かったような…目は細かったし唇は薄そうやったし…ってことはこの人?」と思い当たる、「色白でノッペ〜ンとした顔に無精ひげを生やしたお兄さん」を発見!「きっとこの人やろうけど…、にしても人って化粧で恐ろしいくらいに変わるもんなんやなぁ…」という感想だけを残して勝手にスッキリし、またもや丸暗記作業に戻ったわけでした。すると今度は、あたしの耳に、「なにやらとんでもない歌詞」が飛び込んできたのです。その歌詞は…

『おしり〜っ! はじめヒ〜リヒリ〜 あとでダ〜ラダラ〜 みそがべちょべちょね〜♪』

一瞬、「えぇ?今なんて言うた?」と驚き、またもやテレビ画面に目をやると、そのけったいな歌詞に合わせて踊りまくるギャル達の姿が!それによくよく見てみると、ボーカルさんはただ化粧がド派手なだけでなく、自分の体ほどの『大きくて真っ赤な顔のまわりに毛が生えた猿のお面のようなものを背負っている』ではありませんか!「ななな…なんちゅーバンドや…」と驚いたあたしは、この時点で丸暗記作業なんかどうでもよくなり、そのバンドの放つある種異様な世界に引きずり込まれ、最後の最後までその番組を見続けたのでありました。でもその時点では、「なんか見てはいけないようなものを見た」ような「正直気持ち悪い」ような妙な気分が残っただけで、特に気に入った曲ができたわけでもありませんでした。

その数日後、学校の帰りに借りたいレコードを探しに「レンタルレコード屋(古い…)」に行った時のことです。必死のパッチで(古い…)借りたかったレコードを探しまくっていると、ふと一枚のレコードのタイトルが目にとまりました。『ぷりぷり』…。「なんちゅータイトル!」と思いつつも、筆か筆ペンで書かれたような味のある文字がなにやら気に入ったのでジャケットの写真を見てみると、そこにはなんと、『数日前テレビで見た、猿のお面を背負った化粧済みのボーカルさん』がキョトンとした表情で写っていたのです!曲のタイトルの中には問題の『おしり〜っ!』を連想させるものはなかったのですが、『おもちゃの血』・『在中国的少年』・『アイスクリン』など「なんじゃそりゃ!」と驚くようなものばかり。でもなんとなく「この前テレビで見て、今日こうやってレコードに出会ったっちゅーことは、きっと何かの縁があるんやわ!」と勝手に思い込み(こんなこと思うのも好きなんです、あたし)、その日はそのレコードだけを借りて帰宅しました。

帰宅後レコードに針を置くと…「うわ〜っち!回転数間違えたっ!」と思ったんですが、すぐに「そやそや…この人らの音楽はこれで正解やったんや…」と思い直し聞き始めると…「ボーカルさんの高めの声の伸びが、和風やったり中華風やったりするギターソロが、やけに耳に残る…」と思い始め、気に入ったのかどうなのか?我ながらわからないながらも、その日以降そのアルバムが、あたしの部屋のステレオでも学校の行き返りに聞くウォークマンでもヘビーローテーションされることになったのでした。その後の夏休みに初めて、あたしが勝手に縁を感じた【ローザ・ルクセンブルグ】を【生っ!】で見れる機会が訪れたので、「うえ〜っい!楽しみ〜っ!」と大喜びしたのも束の間、『そのライブが【ローザ・ルクセンブルグ】の解散ライブ』だということを知り、「せっかく気に入ったとこやったのに、いきなり解散ライブてぇ〜…」と大きなショックを受けたのですが、すぐに「くよくよしてたってしかたないっ!ほなら何が何でもそのライブ、見逃さへんぞーっ!」と固く誓ったわけでした!

PS:この数年後、あたしがこの時見ていたテレビのライブ番組の会場で、【生っ!で見ていた=客席にいたという年上のお姉さん】とお知り合いになるなんて、この時には想像もしていませんでした。   つづく

【アグネス・チャン】 

2008年08月23日(土) 8時37分
その当時(あたしの小学生時代)、南港に住んでいた人間にとって「唯一のスーパー」であった『マルタカ』は、買物ができるだけでなく、「行けば必ず友達と会えると言い切れるほどの貴重な遊び場」でもあったため、『そこで何かのイベントがある!』となると、みんなで燃えたものでした。

その日、友達からの電話で、『マルタカに「アグネス・チャン」が来ている』ことを知ったあたしは、【歌える芸能人】を見るため速攻『マルタカ』に飛んで行くと、『マルタカ前の小さなステージらしきもの』の上に、水色のワンピースを着た、か細い「アグネス・チャン」が立っていたのでありました!

「うわっ!本物やぁ〜っ!」と興奮していると、スピーカーから、『これから握手会を始めま〜す!シングル、「春不遠(はるとおからじ)」を購入した人に限りますので、お買い上げいただいた方から順にお並びくださ〜い!』との声が!

「なんじゃその歌?まったく知らん…」と思いながらも、次々にシングルを購入しては並んでいく人達を見ているうちにムズムズしてきたのですが、いきなり家を飛び出して来たためにシングル代の600円なんて持ち合わせてはおりません。(シングルが600円時代かぁ…。懐かしい…)

ので、慌てて公衆電話に向かい、オカンに電話をかけ、『マルタカに「アグネス・チャン」がおるから、すぐ600円持って来てぇ〜っ!』と頼み込むと、タイミングよく「ついでに買物をしたかった」らしいオカンが来て600円を貸してくれたので、慌てて、聞いたこともないシングルを買い握手会の列に並んだわけでした。

「アグネス・チャン」が立っていた「ステージらしきもの」の上まで辿り着いた時の感想は、「ちーっちゃ!ほっそーっ!」。ついに握手の順番が周ってきて、やっとこさ手を握ってもらえた時の感想は、「つめたっ!」。むっちゃくちゃ手が冷えてはりました。

握手会が終わるとついに、『歌謡ショー?』が始まりました!一曲目はもちろん『春不遠』!「アグネス・チャン」と言えば、『おっかのう〜え〜 ひんなげし〜のは〜なで〜♪』や、『いんね〜む〜りしった〜のね い〜つぅ〜か〜♪』のような楽しげな曲しか知らなかったので、「どんな曲かなぁ〜♪」とワクワクしていたら…

聞こえてきたイントロが暗い…。まったく楽しげじゃない…。むしろなにやら切ない…。どう考えても大人向きと言うか、子供好きのしなさそうな暗さと言うか…。子供ながらに「この曲を600円で買ったんか…」と、少々憂鬱な気分になりながらも、しっかり最後まで聞きました。【生声の生歌】はテレビのまんまでした。

「さて次は?」と期待していたのに、その一曲を歌い終えると「アグネス・チャン」は、簡単な挨拶を残して「ステージらしきもの」を後にしたのでありました。一曲だけて…。胸の中に空っ風が吹きました。「でも、せっかく買ったんやし…」との思いで、帰宅後何度もそのシングルを聞いたのですが…。A・B面とも…
            
どぉーーーしても好きになれませんでしたっ! 

PS:音楽とは関係ないですが、後にこの『マルタカ』では、覆面は同じですが、身体がポヨンポヨンで締まりがない上に、筋肉らしきものもほぼ見受けられない、プロレスラーの「ザ・グレート・カブキ(もどき)」と、初期の「ダウンタウン(こちらは本物)」の漫才(「『あ』専門家ネタ」などの頃)も見れました。   おしまい

初めての【生っ!】ライブ体験=【アン・ルイス】 

2008年08月23日(土) 0時08分
あれは懐かし…小学校5年の夏。南港の「フェリーターミナル駅」近所のだだっ広い芝生で、その後数年続くことになる『夏の名物ライブイベント(いきなり名前が出てこない…)』の第一回目のタダ券が郵便ポストに入っていたことがきっかけでした。

夏休み、どこにも連れて行ってもらえないあたしは、『この近所でタダで「アン・ルイス」が見れるんやて!』とオカンを誘い込み、なんとか「タダやし連れて行ってもらう作戦」を成功させたのでした!が…その日の暑かったこと暑かったこと!あたしとオカンは、既に集まっていた大勢のお客さん達に混じり、どうにかこうにかステージ間近まで辿り着き、一発目に登場する「アン・ルイス」を待ちに待っていたのです。

が、その時点でオカンは明らかに不機嫌な面持ちでいらっしゃいまして…。『暑すぎる!耐えられへん!』ともこぼしておられましたので…、『せっかく来たんやから「アン・ルイス」だけは見せてぇや〜!』と必死に頼み込み、なんとか辛抱して待ってもらっていると…何やら騒がしくなってきたと思いきや…

でっ!ででででで〜てきたぁ〜っ!テレビで見たまんまの【生っ!アン・ルイス】がステージの左裾からっ!初めて見た【歌う芸能人】?【アーティスト】なだけにあたしは大興奮っ!そんなあたしの内情をもちろん知らず、ステージ中央まで歩いてきてマイクを握った「アン・ルイス」の待ちに待った【生声第一声】は!


『今日はほんとに「うれしげひさや」だわぁ〜!!』        


「もりしげひさや」をもじったダジャレをブチかましてくれたのでした。あ…、あたしの大嫌いなダジャレを…。周りは大爆笑!あたしはゲンナリ…。しかもその次には!


『今日は息子を連れて来ました〜!!ミュウジでぇ〜す!!』


と、どこぞの誰かに連れてこられた幼子を抱き、いきなり「我が子紹介タイム」に突入したのであります…。周りは『か〜わいぃ〜っ!』の大合唱!その頃、果てしなく子供嫌いだったあたしはオゲェェ…。


だがしかし!その後になんとか、超・ヒット曲、『ラ・セゾン』の演奏が始まり、歌い始めるとゴッツイ迫力でかっこえぇぇぇ〜っ!なのにその次、大盛り上がりで大喜びしていたあたしの耳に「アン・ルイス」の歌声以上に響き渡ったのが、聞き慣れたオカンの声による『この曲終わったら帰るでっ!』という強制撤退の告知でした。それ以降は「アン・ルイス」の歌声を背に、トボトボと会場を後にするしかなかったのが悔しかったですが、それがあたしの記念すべき【人生初・生っ!ライブ体験】なのでした。

他には、「子供ばんど」・「ハウンド・ドッグ」・「RCサクセション」の名前があったのを覚えています。が、残念なことに、「アン・ルイス」以外の【アーティストさんやバンド】は、これっぽっちも見ることが出来ずに終わってしまいました。暑かった!確かに暑かった!けど…その頃の元気で若いあたしには耐えることの出来る暑さだったので悔しくてたまりませんでした!フ…フフフ…。けど、結果的にはこの日の悔しかった体験が、その後のあたしの「ライブに挑む異様なパワー」を育んでくれたのかもしれません。その翌年の夏にはこの日の悔しさをバネに?、あたしは単体でそのイベントにリベンジし、更にたくさんの【アーティストさん達】を【生っ!】で見ることになるのでした!  おしまい
P R
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チケットの半券を大切に残しておくタイプでなく、 「日記をつけるも三日坊主」なため、 見た順番や詳細な日付等の記録もなく、脳内の記憶だけを頼りにしているがゆえに、 後に書き足すこともあると思いますので、同タイトルが複数登場する可能性大!であることをご了承の上で、お楽しみいただければ幸いです。
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