沖縄県に襲ってくるもの

February 10 [Wed], 2010, 10:11
「中学受験の勉強は、ホンマに嫌やった。」
先日、大学一年生の次女が、ポソリと漏らしました。
そりゃあ喜んで勉強しているとは思わなかったけれど、そんなに嫌だったとは、知りませんでした。
昨年は高校3年生で、大学受験も経験した次女ですが、大学受験の勉強の数倍も嫌だったのだそうです。

前にも書いたことがありますが、我が家では中学受験の受験勉強は、塾にも行かせず、私が毎日マンツーマンで勉強を教えていました。
それほど怒ったりしたつもりはなかったんですけどね。

 ある日の宿題、社会科で沖縄県の気候や特産物についてのテストを宿題にした時のこと。
 穴埋め問題で、適当な語句を下の選択肢から記号で選べという問題でした。
 「沖縄県では毎年夏には(   )が襲ってきます」というような選択肢がいくつかあって、採点してみると、見事にボロボロ。
 もちろん、この答えは「台風」なのですが、次女が選んだ解答は、「パイナップル」!
 とにかく早く宿題を終わらせたい次女は、問題文も選択肢も見ずに、まさしく適当に記号を書いたというのがばれた瞬間でした。

 でも私は、子どものうちに、うんざりするくらい勉強しなければならない時期が、一度や二度はあった方がいいと思っています。
 因数分解や三角関数が、あるいは歴史の年号やフランス王朝の国王の名前が、大人になってから何の役にたつというのかというのは、よく聞かれる議論です。
 確かに、そんなことは知らなくても、生きていくのに何の不便もありません。
 でもそれは、思考力とか、記憶力とか、忍耐力とか、問題解決力とか、情報を取捨選択する力とか、生きていくのに必要な、考えて考えて試行錯誤しながら問題解決の道を模索する力を鍛えるための、トレーニングだと思っています。

 なぜうちの店は儲からないのか、なぜ自分の企画を上司は認めてくれないのか、なぜ私の営業成績は伸びないのか、あるいは子育てで迷ったとき、人間関係で悩んだ時・・。
 理由を探り、情報を集め、問題を解決するための試行錯誤を繰り返し、自身の強みや得意分野を活かして、ハードルを乗り越えていくというのは、学生の頃の、あの嫌だった勉強の過程と、本当によく似ています。
  • URL:http://yaplog.jp/kurityan/archive/184
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