処刑。 

January 27 [Fri], 2006, 15:18
想いを告げたのは

私からの始まり

其れを傷付けたのは

貴方からの終わり



縛られていく
        た
見えない縄を裁って

一寸先に待つ

闇へ足を踏み外す



消えない記憶を

せめて亡きものに

癒えない傷には

燃え尽きた

心を塗りたくって


    ほだ 
想いに絆されたのは

唯一の過失

求めているものは

貴方からの償い



交わす言葉も無い
      
口には毒を

大罪を犯した
          ごて
その手には焼き鏝を

記憶を焼き付けた
     えぐ
その目を抉り出し

最上級の愛で

葬ってあげましょう



貴方の記憶とともに

 

December 03 [Sat], 2005, 23:06
何が悪かったかわからない

何をすれば良かったかも

噂は瞬きをする合間に広がって

二人の関係は二人のものじゃなくなった

心の奥底なんてどうせ

他人様にはわからないもの

一つになったはずの二人だって

例外にはならないでしょう

泣いても喚いても

終わりは来るから

あたしは一人黙って

その時を待ってみるわ



ただ

あの頃のあたしには

あんたの笑顔が

一番優しげに見えた

それだけだよ

夢幻 

October 02 [Sun], 2005, 17:33
「さよなら」と言ったから

君とは今日から他人で

二人はもう

関わる事さえ無いでしょう

でも誓った気持ちは

変わらないままで

近くにいれば

思い出してしまうでしょう



だから私は

目の届かない処へ

何処か遠くへ

そして私は

君の記憶全てを

さらって行くよ

どうか私を

思い出さないでいて

幻と信じて

もし私が

夢に出て来たら

その時は



殺していいよ

月光 

October 02 [Sun], 2005, 15:10
月の光

そのままに

あなたは私を照らしゆく

儚く刹那い其れを頼りに

私は今日も道を探す

見えるはか細い

一筋の光

振り向けば消えゆく

心許無い光

縋らずしては生きてゆけぬ

私もまた

儚い存在

藍海 

September 30 [Fri], 2005, 3:54
「もう終わりだね」

呟いた私に

貴方は小さく頷いて

溜め息の後に続く

夕凪と沈黙が悲しかった



振り向きもしないまま

去っていく私を

貴方はただ眺めて

何も言わず見守るだけで

最後まで

何一つ期待に応えてくれなかった



焦燥 劣等 束縛 倦怠

あらゆる感情がかき混ざって

きっと疲れてしまった



もう戻れない

波を境に聞こえる

すすり泣く声



交わる事の無くなった二人の

温かな記憶は

あまりにも冷めた

藍色の海に流された

秋風。 

September 21 [Wed], 2005, 2:36
雨の匂いに似た風が吹いて

空気がいっそうひんやりと

夕暮れの街を包んでいった



喉がよく乾くこの季節は

体に纏わりつく孤独感がせつなく

むしろ心を満たして欲しいと

不意に人肌を求めたりする



朝方潜っていた毛布より

出掛けに着込んだコートよりも

さっき繋いだ君の手が

一番あたたかだと感じて

思わずぎゅっと握り返す



こぼれそうになった言葉を

喉の奥に押し込んで

照れ笑いで隠しながら

胸の中でかみしめる



「幸せ」

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