旅日記index_2014-2015 

December 11 [Sun], 2016, 6:24
♪♪♪ 2014年および2015年の旅日記 ♪♪♪



◆週末パス紀行2014春◆ 2014/2/22~2/23

その1:寝台特急「あけぼの」を酒田まで
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/339

その2:羽越本線・信越本線の車窓風景
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/340

その3:筒石駅そして快速「シーハイル上越」号
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/341



◆寝台特急「あけぼの」お別れ乗車◆ 2014/3/1~3/2

http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/342



◆只見線紀行◆ 2014/5/3 & 5/18

その1:会津若松へ
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/343

その2:「風っこ只見線新緑号」に乗車
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/344

その3:会津川口から只見、そして小出へ
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/345

その4:只見線不通区間を訪問
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/346



◆サロベツ紀行◆ 2014/7/1~7/7

その1:寝台特急「北斗星」で北海道へ・前編
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/347

その2:寝台特急「北斗星」で北海道へ・後編
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/348

その3:宗谷本線の車窓風景
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/349

その4:礼文島をプチ散策
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/350

その5:サロベツ湿原を散策
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/351

その6:宗谷本線の車窓風景
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/352

その7:711系S110編成に乗車
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/353

その8:急行「はまなす」に乗車
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/354

その9:小幌駅と岩屋観音
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/355

その10:北湯沢温泉と北舟岡駅
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/356

その11:旅の終わりの寝台特急「北斗星」
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/357



◆根釧紀行◆ 2014/7/25~7/30

その1:寝台特急「北斗星」で北海道へ
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/358

その2:北太平洋シーサイドラインで霧多布湿原へ
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/359

その3:奥行臼駅跡と西春別駅跡
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/360

その4:納沙布岬を訪問
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/361

その5:とんがりロード路線バスの旅
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/362

その6:日高本線の車窓風景
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/363

その7:旅の終わりの寝台特急「カシオペア」
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/364



◆幌内紀行◆ 2014/8/14~8/16

その1:寝台特急「カシオペア」で北海道へ
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/365

その2:三笠トロッコ鉄道&三笠鉄道村を訪問
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/366

その3:寝台特急「カシオペア」上野行きに乗車
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/367



◆トワイライトエクスプレスお別れ紀行◆ 2014/11/21~11/23

その1:寝台特急「トワイライトエクスプレス」札幌行きに乗車
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/368

その2:寝台特急「トワイライトエクスプレス」大阪行きに乗車
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/369

その3:新津から栃木へ
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/370



◆ひたちなか海浜鉄道のキハ2004号に乗車◆ 2014/11/20

http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/371




◆さよなら冬の北斗星紀行◆ 2014/12/13~12/15

その1:寝台特急「北斗星」札幌行きに乗車・前編
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/372

その2:寝台特急「北斗星」札幌行きに乗車・後編
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/373

その3:寝台特急「北斗星」上野行きに乗車
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/374



◆北斗星流氷紀行◆ 2015/2/19~2/23

その1:寝台特急「北斗星」で北海道へ
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/375

その2:札幌から網走へ
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/376

その3:北浜駅と釧網本線の車窓風景
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/377

その4:網走半日観光
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/378

その5:遠軽駅弁「かにめし」にお別れ
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/379

その6:711系S110編成に乗車
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/380

その7:711系電車にお別れ
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/381

その8:旅の終わりの寝台特急「北斗星」
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/382



◆小田急箱根Remix◆

その1:小田急ロマンスカー7000形・LSE
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/385

その2:小田急ロマンスカー50000形・VSE
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/386

その3:箱根登山鉄道モハ1形・モハ2形
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/387

その4:箱根登山鉄道モハ1形「103+107」号
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/388



◆はまなす胆振紀行◆ 2015/7/18~7/19

前編:急行「はまなす」カーペットカーに乗車
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/389

後編:陣屋町臨港駅と旧蟠渓駅
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/390



◆北斗星お別れ紀行◆ 2015/7/26~7/28

その1:寝台特急「北斗星」お別れ乗車・前編
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/391

その2:寝台特急「北斗星」お別れ乗車・中編
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/392

その3:寝台特急「北斗星」お別れ乗車・後編
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/393

その4:津軽今別駅を訪問
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/394



◆はまなすカシオペア紀行◆ 2015/8/9~8/12

その1:急行「はまなす」札幌行きに乗車@
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/395

その2:買い物しながら青森へ
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/396

その3:急行「はまなす」札幌行きに乗車A
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/397

その4:三笠鉄道村を訪問
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/398

その5:寝台特急「カシオペア」お別れ乗車
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/399



◆「583系あおもり」号に乗車◆ 2015/9/4~9/5

前編:http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/400

中編:http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/401

後編:http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/402



◆初秋の上高地を散策◆ 2015/10/9

http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/403



◆「アプトの道」を歩く◆ 2015/10/31

前編:http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/404

後編:http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/405



◆急行「はまなす」お別れ乗車◆ 2015/12/26~12/30

札幌行き編:http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/406

青森行き編:http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/407




◇◇◇ 2008年〜2013年の旅日記index ◇◇◇
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/195





急行「はまなす」お別れ乗車(青森行き編) 

December 05 [Mon], 2016, 16:13
急行「はまなす」お別れ乗車(札幌行き編)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/406
よりつづく。

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2015年12月27・29日 21:45頃。
札幌駅に急行「はまなす」青森行きが入線してきました。

https://www.youtube.com/watch?v=3UaJQnRW4c8
(YouTube動画:01分37秒)




急行「はまなす」に乗れるのも、国鉄型客車の夜行列車に乗れるのも、とうとうこれが人生最後。



後悔の無いように、できる限りの思い出を、胸に刻みたいと思います。



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12/29は稚内からやってくる「スーパー宗谷4号」に遅れが出て、接続するため発車時刻が変更となりました。
そのため余裕をもって、写真を撮ることができました。



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「はまなす」は札幌駅を発車。発車後の車内放送を、動画撮影して記録しました。

https://www.youtube.com/watch?v=CsrsOQmckU0
(YouTube動画:04分24秒)

真っ暗で写真に写せなかったけど、窓の外はずうっと雪が降り続いていました。
時折それが街灯に照らし出され、「ふわぁっ」と、斜めに降る白い雪が闇の中に浮かび上がります。
「・・・旅してるなぁ。」なんて思ったりしました。

******

日付変わって午前3時頃、列車は函館駅に到着しました。
ホームに降りて、「はまなす」の姿を写真に残します。



ほんとうに、ほんとうに大好きだった急行「はまなす」。
深夜の函館駅で、発車時刻を待つ風情もまた好きでした。
ここで「はまなす」にカメラを向けることが出来るのも、遂に最後。
”一球入魂”ならぬ”一レリーズ入魂”の思いで、シャッターを切りました。



とても細かなパウダースノーが空中を舞っているのですが、バルブ撮影では雪の粒は写らず、霞がかかっているような雰囲気に。



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函館から青森まで導いてくれるのは、札幌行きの下り列車でもお世話になった20号機。



このときは意識してなかったけど、電気機関車ED79という形式も、「はまなす」とともに消滅したのですね。

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03:56、「はまなす」は函館駅を発車しました。
終点の青森到着まで、残すところ2時間あまり。
もう寝てる場合じゃありません。このまま起きていることにしました。



青函トンネルに入ると、「クォー」というか、「コォー」というか、独特の走行音が響きます。
窓の外は蛍光灯が一定のテンポで現れては、後方に流れていく。
海底駅が不意に現れ、眼を凝らす。
突然「ピィッ!」とホイッスルが鳴り、そして返答の「ピィッ!」が鳴って、対向列車とすれ違う。
そしてトンネルを抜けると、一斉に窓が曇る。

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列車は青函トンネルを抜けて、本州に上陸しました。
車掌さんの”おはよう放送”を動画撮影して記録しました。

https://www.youtube.com/watch?v=4VPeMW0NaU0
(YouTube動画:02分49秒)

放送自体はすぐ終わってしまうものですが、編集してその後の車窓風景を付け加えました。


終点青森駅到着を告げる放送は、録画中にカメラが倒れてしまったので、編集して最後の部分だけ、アップロードしました。

https://www.youtube.com/watch?v=h8RJaaJuZqM
(YouTube動画:00分48秒)

******

06:19、「はまなす」は青森駅に到着しました。



夜明け前で、まだ暗いです。



車体側面には粉雪がびっしりと付着して、真っ白になっていました。


最後は、回送列車として車庫へ引き揚げていく姿を、動画撮影して見送りました。

https://www.youtube.com/watch?v=rBmZmIqq-t8
(YouTube動画:01分39秒)

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今回乗車した4回を加えると計27回、自分は急行「はまなす」のお世話になりました。

はじめは「北海道へ行くために、はまなすに乗る」だったのに、いつの間にか「はまなすに乗るために、北海道へ行く」へと、目的と手段が入れ替わっていました。

国鉄時代から使われている青い客車が大好きで、
電車でも気動車でもない客車の乗り味、
深夜函館駅での長時間停車、
真夜中そして黎明にかけての美しい車窓風景・・・。

急行「はまなす」ならではの、独特の旅情に強く惹かれていました。


もう二度と乗ることはできない、急行「はまなす」。
そのかけがえのない思い出を、いつまでも大切にしたいと思います。


おしまい。


【関連日記】

・急行「はまなす」の夜(2010/2/19&21)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/204
・急行「はまなす」に乗車(2014/7/5)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/354

急行「はまなす」お別れ乗車(札幌行き編) 

December 03 [Sat], 2016, 15:51
1988年の運行開始より28年もの長きに渡り、青森と札幌を結んできた急行「はまなす」。
北海道新幹線の開業と引き換えに今年3月に廃止されたことは、皆さんご存知だと思います。
自分にとって「はまなす」は、これまで何度もお世話になった思い出深い列車。
運行が終了する前に最後のお別れをしようと、昨年末に青森⇔札幌間を2往復乗車してきました。

2往復、すなわち4回乗車した内容を集約して、前編を札幌行き、後編を青森行きとする2話構成の日記にしました。
きょうは下り列車201レ、札幌行き編です。

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2015年12月26・28日 21時半過ぎ、札幌行きの急行「はまなす」が青森駅に入線してきました。

https://www.youtube.com/watch?v=EyHOEGhxvyY
(YouTube動画:02分40秒)




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各車両の屋根には、雪がいっぱい。



自分の勝手な好みではありますが、かねてより急行「はまなす」は、”雪が似合う夜行列車だ”と思っておりました。
別れの機会にその姿を目にすることができて、幸せです。

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4号車は人気のカーペットカー。



今回のお別れ旅行、カーペットカーの切符は手に入りませんでした。
個性的な外観を写真に撮って、最後の思い出とします。

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2号車は「オハネフ25 3」。
2往復4回乗車したうち3回は、この車両のお世話になりました。





24系25型の最初期に製造された車両で、生まれは昭和49年。
それよりも後に製造された客車が多数廃車されているなか、よくぞ最後まで生き残ったものです。

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1号車は「スハネフ14 551」。
写真を見ただけで、発電エンジンのサウンドが脳裏に蘇ります。



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そして函館まで牽引してくれるのは、電気機関車ED79。
今回の旅4日間すべて、青森⇔函館間は20号機の牽引でした。



青森駅ホームの端は以前から立ち入り禁止でしたが、このときは係員が配置されて立ち入りが許されており、機関車の顔を写せるような計らいがされていました。



入線時はチラチラ舞うほどだった雪も、次第に強くなってきました。

***



札幌まで500km近い旅路のプロローグ。
青森駅には、どこか懐かしいような情景があって、大好きです。





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雪が舞うなか、青い車体の夜行列車に乗り込む。
その瞬間に感じる情緒は、何とも言えず良いものでした。



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22:18。「はまなす」は定刻通り、青森駅を発車しました。

やがて天井のスピーカーからハイケンスのメロディが流れ、停車駅と到着予定時刻の案内。
「これを聴くのも、残すところ数えるばかりだ」と、しみじみと聴き入りました。



寝床は2日とも2号車1番、開放B寝台車の下段席でした。
シーツを敷きカーテンを閉めて、函館までちょっと仮眠・・・

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00:44、列車は函館に到着しました。
01:23の発車時刻まで40分近く停車時間があるので、ホームに降りて写真を撮ります。



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青森から牽引してきてくれた機関車ED7920は、ここで交代です。
連結が解かれて、少し動いたところで停車。
客車との連結面側に取り付けられていた”白なす”のヘッドマークを撮ることができました。



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「北斗星」はひと足先に廃止となり、24系寝台車の風情を味わえる列車はもう、「はまなす」のみ。
しかしその「はまなす」とも、ついにお別れです。



寝台車と座席車を混結した夜行客車列車。
その情景を、いつまでも記憶していたいと思います。



やがて発車時刻。2号車に乗り込むと、列車は再び走り始めました。

******

国鉄時代に製造された寝台客車で味わう、夜行列車の旅路。
独特の雰囲気とノスタルジーが交錯する世界に浸れるのも、この4日間で乗車する2往復が、我が人生で最後となります。

できる限り眠らずに起きていたくて、窓際のカーテンを少し開けて、毛布や枕を窓辺に集めて高く積み、そこに頬杖をついて、流れゆく車窓風景を眺めました。



森駅を過ぎると、列車は海沿いを走ります。
石倉のあたりだっただろうか。
漁港を照らすナトリウムランプの灯りに、降り続く雪が闇の中から浮かび上がって、とても印象的だったのを覚えています。

そのあたりまでは記憶があるのですが、結局睡魔には勝てず、そのまま眠りに落ちてしまいました

******

どのように目覚めたのか、今となっては記憶がはっきりしないのですが、札幌到着時の車内放送を動画撮影して記録していました。

https://www.youtube.com/watch?v=x-nZBPMVAnI
(YouTube動画:03分58秒)


そして「はまなす」は終点、札幌駅に到着しました。



この日の「はまなす」は、所定より5両増結の12両編成。長いなぁ。
ドリームカーじゃないふつうの座席を装備したオハ14型は、増結時でしか見られないのでちょっと珍しいです。



回送列車として手稲へ引き上げていく姿を、ホームの端から見送りました。




https://www.youtube.com/watch?v=63Vdzrq59XE
(YouTube動画:02分08秒)



つづく。



【関連日記】

・急行食堂と急行「はまなす」(2013/7/20)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/310

・急行「はまなす」カーペットカーに乗車(2015/7/18)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/389

・急行「はまなす」札幌行きに乗車@(2015/8/9)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/395

・急行「はまなす」札幌行きに乗車A(2015/8/10)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/397



「アプトの道」を歩く・後編 

December 03 [Sat], 2016, 15:34
「アプトの道」を歩く・前編
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/404
よりつづく。

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2015年10月31日。熊ノ平信号場を後にして、来た道を早足で戻ります。



66.7パーミルの坂道。上るよりは、下るほうがずっと楽です♪



帰りは写真もあまり撮らなくて、スイスイです。
碓氷第三橋梁(めがね橋)まで戻ってきました。



さっき通ったときは人であふれていたけど、だいぶお帰りになった様子。
橋の下流側に駐車場があるので、そこに自家用車や観光バスでやってきて、見終わったら駐車場へ戻っていく人がほとんどのようです。

陽は傾き、時刻は午後4時近く。さすがにすれ違う人はほとんど居なくなりました。
坂道をどんどん下っていきます。



ひとつのトンネル築くだけでも、たいへんな労力がかかっているのに、そんなトンネルがいくつもあるんだもんなぁ。



この路線を築いた人々の情熱を感じます。



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峠の湯まで戻ってきました。
新線のレールと合流し、ここからは線路の横を歩いて行きます。



線路があるのは、やっぱり嬉しいな



66.7パーミルの急勾配。
信越本線としての役割は終わっていますが、峠の湯と碓氷鉄道文化むらの間の線路はトロッコ列車及びEF63運転体験で使用されており、今も”生きている”鉄路です。

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行きでも立ち寄った旧丸山変電所です。



時刻は午後4時半。ボランティアガイドさんも帰られたようで、入り口の扉は閉められていました。



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碓氷鉄道文化むらの車両たちが迎えてくれると、この旅ももうすぐゴールです。



数多くの国鉄型車両がこの世を去った今もなお、EF63が動態で保存されていて、しかも運転体験ができるという。
素晴らしいことだと思います。



EF63の運転、一度で良いから体験してみたい、と思いつつ、なかなか実現できないなぁ・・・。



運転体験だって、いつまでもずっと続く訳じゃないのだろうから、出来るときにやらなくちゃね。

もっとも運転体験どころか、碓氷鉄道文化むらに来ることさえも、ご無沙汰しちゃってるのが実態。


(施設外より撮影)

オープンしたての頃に1回来て、それっきり。
なんとか機会をつくって、またいつか再訪したいと思います。


こうして横川駅に帰着。駅そばを食べて、信越本線・両毛線経由で帰宅の途に就きました。


おしまい。



【関連日記】

・「青函トンネルうぉ〜く」に参加(2010/12/11)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/237

「アプトの道」を歩く・前編 

December 03 [Sat], 2016, 7:03
2015年10月31日(土)。横川駅にやってきました。
信越本線の旧線跡がハイキングコースとして整備されているそうなので、きょうはそこを歩いてみたいと思います。

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線路跡に沿って、坂道を上っていきます。



旧丸山変電所。きれいに整備されました。
20年くらい前にここを訪れたときは、パルテノン神殿のように柱と壁くらいしか残っていなかったものです。
今では屋根が付いて、建物内でボランティアガイドさんによる説明を聞くことができました。

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峠の湯のところで新線と分かれ、ハイキングコースは旧線跡を辿っていきます。
ここから先を歩くのは自分、初めてです。

信越本線の横川〜軽井沢間が開通したのは、1893年。急勾配を克服するため、アプト式が採用されました。
時代は下って1963年、旧線より北側に新線が開通。アプト式に代わって粘着方式で峠を越えるようになりました。
自分が生まれたときには既に新線に切り替わってましたので、旧線に思い出があるわけではございません。

とはいえ明治時代に建設された旧線には、レンガ積みのトンネルや橋梁が続き、見所いっぱいです。





ハイキングにはぴったりの季節ですし、この日はお天気にも恵まれました。
山々の木々は、一部紅葉が始まっているところも。



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トンネルポータルはレンガ積みとは限らず、石組のものもありました。



それでも内部はレンガ積み。



急勾配が続く難所を、いくつものトンネルで貫いています。
トンネルの出入口がカーブしていたりするのも、明治期の特徴でしょうか。



トンネル内部も、カーブしている箇所がけっこうあります。



***

ハイキングコース最大の見所、「碓氷第三橋梁(通称:めがね橋)」にやってきました。



実際に橋の上に立つと、写真で見た印象以上に、高さを感じます。

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そして橋の上からは、今なお残る新線の遺構を望むことができました。



かつてこの場所は、EF63重連が活躍する姿を捕らえられる、有名撮影ポイントでもありましたね。

***

さらに上へ上へと、坂道を上っていきます。



天井にSLが出す煙を抜くための穴が開いているトンネルもありました。



なおも続くトンネル群。いいかげん疲れてきたよ。



******

横川駅に降り立ってからおよそ2時間、ついに熊ノ平信号場に到達しました。



旧線と新線がここで合流。新線の線路は残されたままになっています。



ここは横川〜軽井沢間のほぼ中間地点。
レールはこの先さらに軽井沢へと延びていますが、ハイキングコースはここまで。この先は立ち入り禁止になっていました。



陽も傾いてきたので、そろそろ帰らないと。




つづく。


【関連日記】

・北陸本線遺構めぐり(2013/3/24)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/301

・旧狩勝線ダウンヒル(2013/8/17)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/328




初秋の上高地を散策 

December 03 [Sat], 2016, 6:42
今年でなくて昨年、2015年の10月9日に上高地を訪れました。
きょうはそのときの模様を日記に書きます。

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2015年10月9日(金)朝8時前、新宿駅にやってきました。



♪8時ちょうどの〜 スーパーあずさ5号に乗って〜 旅立ち〜ます〜♪
ちょっと字余りですね



特急型電車E351系に乗車するのは、初めてです。これは楽しみ。

******

列車は定刻通り、新宿駅を発車しました。

八王子そして高尾を過ぎると、列車は山間部へと入っていきます。
急勾配と急カーブが連続する区間を、車体を傾けながらグイグイ上っていくE351の力強い走りには、惚れ惚れしました
地面が近くに見える着座位置の低さ、絞り込みの強い車体断面形状。
パンタグラフは車体から浮かせて台車と連動させる専用設計。
その強烈な個性に魅せられて、E351系がすっかり大好きになりました。

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窓の外はお天気も良く、乗り鉄日和。


(中央東線 信濃境〜富士見間の車窓風景)

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10:38、「スーパーあずさ5号」は終点の松本に到着。
松本電鉄上高地線に乗り換えて、新島々にやってきました。



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駅前には、松本電鉄上高地線のかつての終点である島々駅の駅舎が保存されています。



高原のログハウス風な、お洒落な建物。大正11年の建築だそうです。

何年か前にここを訪れたときは時間に余裕が無くて、駅舎の内部までは見ることなく帰ってしまいました。
きょうは寄ってみようか・・・



えっ、建物のなかには入れなくなったの?!
駅も列車も、見れるときに見る、乗れるときに乗る、後回しにしないことが大切ですね。


気を取り直して、バスに乗っていざ上高地へ



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バスに揺られること1時間、終点の上高地バスターミナルに着きました。
バスターミナルを出るとさっそく、こんな美しい景色が待っていました。



スーパーあずさの名前の由来である梓川が流れていて、とてもきれい

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上の写真に写っている橋、「河童橋」と言うそうですが、その橋のたもとから、奥穂高の峰々が望めます。



あと1週間くらい遅く来れば、紅葉のピークに立ち会えたかも?
いやいや、これだけ美しい景色を目の当たりにして、何の不満もございません。



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ハイキングコースが整備されているので、少し散策してみることにしました。



美しい森の中を歩くのは、ずいぶんと久しぶり。
きれいな空気に、心が洗われます。

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梓川の源流をさかのぼるように、さらに奥へと歩いて行きます。



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小1時間ほど歩いて、穂高奥宮の入り口に到着しました。



この橋を渡ったところに神社があるということで、参拝します。

敷地内には明神池という池があり、とても神秘的な雰囲気でした。



***

バスセンター周辺をさらっと見て帰るつもりだったのに、けっこう遠いところまで来ちゃった。
帰りのバスの時間があるので、来た道を急ぎ足で戻ります。



ここですれ違う人は皆、いかにも山を歩き慣れている、といった服装の人ばかり。
街歩きの格好のままで来た自分は、かなり浮いた存在でした。

---

バスセンターの近くまで無事に戻ってくることができました。
帰りのバスの時間には、じゅうぶん間に合いそうです。



川沿いのベンチに腰掛けて、ここで一休み。
おにぎりを頬張りながら美しい風景を目に焼き付けたのち、松本駅行きのバスに乗り込みました。

上高地は美しいとの評判は、以前より聞いておりました。
だからそれなりに期待はしていましたが、その期待を上回るほど良かったです。
また機会があれば、再訪してみたいと思います。


おしまい。

「583系あおもり」号に乗車・後編 

November 27 [Sun], 2016, 5:40
「583系あおもり」号に乗車・中編
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/401
よりつづく。

**********

2015年9月5日(土)AM08:20、「583系あおもり」号は秋田駅を発車しました。
程なくチャイムが鳴り、車内放送で朝食(駅弁)配布の案内がありました。
583系オリジナルのチャイムは鉄道唱歌ですが、機器更新されているようで、JR東日本仕様の電子音メロディが流れました。

一人一人に配られた駅弁はこちら。



掛け紙が素敵だわ〜。乗り鉄は自分の乗ってる列車が走る姿を撮れないので、こういう掛け紙は嬉しい

蓋を開けるとこんな感じ。



中身は秋田関根屋さんの「秋田の休日弁当」でした。
ご飯が美味しくて印象的。また秋田伝統のお漬け物”いぶりがっこ”を天ぷらで揚げたものが入っていて、それを口にするのは初めて。
美味しかったです。

***

東能代を通過して米代川を渡り、列車は内陸部へと入っていきます。


(奥羽本線 前山〜鷹ノ巣間の車窓風景)



(奥羽本線 早口〜下川沿間の車窓風景)

---

09:45頃、列車は大館駅に停車。
ここでは停車時間が5分用意されたので、ホームに降りてみました。

ホームと駅舎を繋ぐ跨線橋のところにちょうど4号車が停まっていて、破損した第1パンタグラフを間近に見ることができました。



「うわぁ、すげぇなぁ。架線のほうは大丈夫だったのか? 今回のパンタグラフ故障が583系存続の命取りにならなきゃいいけど・・・。」
このときは心配したものです。

---

列車は大館駅を発車しました。
白沢〜陣馬間の撮影ポイントで手を振る撮り鉄さんたちへ手を振り返し、程なく陣場駅を通過して矢立峠へ。
県境を貫くトンネルを抜けて、ついに青森県に入りました。

息子の寝床である中段寝台に入ってみました。
583系には過去何度か乗車していますが、中段寝台は利用したことが無く、初めてです。



小窓の位置が高く、起き上がらないと外が見えないのだけど、起き上がると頭がつかえる。
体勢は苦しいですが、上段よりは撮影アングルの自由度が得られるので、ここで「寝台小窓から見える風景」の撮影に挑戦してみました。

りんご畑。

(奥羽本線 大鰐温泉〜石川間の車窓風景)


岩木山。

(奥羽本線 撫牛子〜川部間の車窓風景)

寝台小窓から外を覗いた経験も、遠からず思い出話になるのでしょうね。

---

浪岡、大釈迦を過ぎて列車は山間部へ。
あと30分くらいで、青森に着くんじゃないかな。

そろそろ列車を降りる支度をしようかと上段寝台へ。
狭い中で荷物をまとめ終わった頃、列車が運転停車。
「何駅だろう?」と思って小窓から外を覗いてみると、そこは津軽新城駅でした。

上段は小窓の位置が低いので、寝そべらないと外が見えません。
横になって外を眺めていたら、不意に意識消失・・・

・・・チャイムの音色で目が覚めました。放送は青森に到着すると言っています。
到着時の放送をチャイムから動画で記録しようと思っていたのに、うっかり寝ちゃったよ

こうして「583系あおもり」号は青森駅に到着。
村上駅では1時間20分遅れての発車でしたが、最終的に45分程度の遅れに挽回されてました。



583系は青森駅に居る姿が似合うね。



横浜から800km余りを14時間で走破。
だけど楽しくて、あっという間でした。


ツアーとしての団体行動はここまで。
帰りの新幹線の切符は既に受け取っており、それまで各自で自由に観光して、それぞれで帰ることになります。

******

僕ら親子は青森駅周辺を軽く観光して、








津軽線の普通列車に乗って三厩まで往復して、






(津軽線 三厩〜津軽浜名間の車窓風景)


新青森から新幹線に乗って、帰宅の途に就きました。

******

昨年に検査を受けた583系ですが、全般検査の対象だったのは、モハネ583−106/モハネ582−106の2両のみ。残りの4両は重要部検査だったはずです。
なのでこんどは2019年の冬頃に、4両が全検切れを迎えることでしょう。
もちろんそれまで583系が存続するという保証もありませんので、今後も機会があれば一度でも多く乗れるように、努めたいと思います。


おしまい。



【関連日記】

・急行「きたぐに」お別れ乗車(2011/12/29)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/266


「583系あおもり」号に乗車・中編 

November 27 [Sun], 2016, 5:28
「583系あおもり」号に乗車・前編
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/400
よりつづく。

**********

2015年9月5日(土) AM04:53。
「583系あおもり」号は予定よりおよそ1時間20分遅れて、村上駅を発車しました。

村上を出ると、進行方向左手には日本海が見えてきます。
僕ら親子は上段と中段なので、大海原を小窓から見ることに・・・。



横浜を発車する際に係員さんがしきりに謝っていたのは、こういうことか。。

---

寝台を出て、デッキの乗車口扉から海を眺めることにしました。



夜明けの笹川流れ。沖には粟島。
かつて寝台特急「あけぼの」や「日本海」に乗車した記憶が蘇ります。



この列車のルーツである急行「あおもり」に乗車したことがあればなお良いでしょうけど、残念、急行「あおもり」については、自分は乗車したことがありません。

---

やがて小波渡駅を過ぎると、列車は海沿いを離れて庄内平野へと入っていきます。
自分の寝台へ戻ると、小窓から見えた田んぼの色が鮮やかでした。


(羽越本線 羽前水沢付近の車窓風景)

---

鶴岡を過ぎ、酒田で5分間の停車時間。



ホームに降りて写真を撮ったら、すぐに車内へ。
自分はいいけど、タバコ吸う人は写真撮ってる暇無いよなぁ。。
パンタグラフ故障で列車が大幅に遅れているため、酒田以降のすべての停車駅で、停車時間が削られました。

******

列車は酒田駅を発車。やがて右手の車窓には鳥海山が見えてきました。


(羽越本線 遊佐〜吹浦間の車窓風景)

鳥海山がスッキリとその山容を見せてくれないのも、過去に「あけぼの」や「日本海」に乗車したときと同じだわ。。

---

吹浦を過ぎたあたりから、車窓左手には再び日本海が見え始めます。
だけど笹川流れの区間ほど海のすぐそばを走る訳でも無いので、デッキには立たず、ボックスシートで583系の走りを楽しみました。



******

AM08:10頃、列車は秋田駅に到着。
嬉しいことにここでは10分の停車時間が用意されました(遅れてなかったら20分間停車の予定でした)。

駅の階段を上り、反対側のホームから先頭車を撮影。



戻ってくるとき、階段の途中からもう1枚。



ヘッドマークは白鳥をイメージした粋なデザイン。



2014年に運行された「583系あおもり」号と同じ図柄が、2015年の今回でも採用されたようです。

---

まだ少し時間があるので、最後尾へ行ってみましょう。



先頭とは異なるデザインのヘッドマーク(テールマーク)が掲出されていました。



先頭の「白鳥」風に対して、こちらは「つがる」風?
前面貫通扉の分割線を再現した窪みが、このときはまだ残っていました。

---

もう発車時刻になってしまいます。4号車へ戻る際にもう1枚。



3号車、モハネ583−106の妻面表記です。
前回全検は19年6月。そして検査札には23年7月の文字が見えます。
前回要検から4年1ヶ月が経過、既に休車期間分のロスタイムに突入していると考えられます。

その後この車両が無事に全検入出場を果たしたことは、皆さんご存じの通りです。
だけど昨年9月、ツアーに参加した時点では全検を受けるかどうかわからず、
「検切れとともに引退か?」
「今回がお別れ乗車になるのかも」
との不安を胸に抱いてのツアー参加でした。

九州と京都では既に鉄道博物館入りしている系列の車両が、今も現役で走っているんだもんなぁ。。
引き続き1日でも長い活躍を期待したいと思います。


08:20、列車は秋田駅を発車しました。


つづく。

「583系あおもり」号に乗車・前編(583あおもり紀行その1) 

November 27 [Sun], 2016, 5:10
2015年の9月4日から5日にかけて、
「583系あおもり号で行く 青森への旅」
というツアーが行われ、下の息子と二人で参加してきました。
そのときの模様を3回に分けて日記に書きます。



**********

2015年9月4日(金)20:18、横浜駅7番線ホームに「583系あおもり号」が入線してきました。



停車時間は短くすぐの発車。4号車に乗り込みました。
ギャラリーがとても多くてホームは騒然としていたけれど、乗ってしまえば車内は至って平和なものです。

車内は進行方向に向かって右側が座席状態、左側は寝台がセットされていて、乗客は自分の寝台のほかに、座席でくつろぐことができるようになっていました。


(この写真は皆が寝静まった深夜に撮影)

事前の準備で寝台をセットする側を間違えたらしく、添乗員さんが車内放送でしきりに謝っていました。
切符に印刷されている寝台番号は座席状態になっているため、切符の座席番号にプラス1した数字の寝台をご利用ください、とのこと。
ぜんぜん問題ないよ。



4号車3番の指定が4番になって、上段が自分、中段が息子、下段はお一人でツアー参加された自分と同年代の男性。
3人でボックスシートに座り、崎陽軒のシウマイをつまみに乾杯しました


新宿、大宮を過ぎて、列車は高崎線へ。
ここから先はかつての寝台特急「あけぼの」と同じルート、そしてほぼ同じ運行時刻で青森を目指します。
缶ビールも空いた鴻巣あたりで、自分と息子はお先に失礼しますと寝台へ。

***

・・・寝台に横になったものの、583系に乗っていることが嬉しくて嬉しくて、ぜんぜん寝付けませんでした。
高崎を過ぎたあたりで起き出してみると、下段席の方はお休みになった模様。
ボックスシートにひとり座って、車窓を眺めることにしました。



広大なボックスシートに足を投げ出して真っ暗な車窓を眺めていると、かつて急行「きたぐに」に良く乗ったことを思い出します。

あの頃は良かったなぁ・・・。
「きたぐに」や419系が無くなって、北陸方面へ行かなくなったなぁ・・・。


(水上にて)

時刻は午前0時半。水上で少々運転停車するあたりは、「あけぼの」を思い出します。
やがて列車は水上を発車。上越国境を貫く新清水トンネルへ入りました。

自分が乗車しているのは、パンタグラフ付きの中間電動車モハネ582−100。
トンネル内を走行中に、そのパンタグラフから激しい火花

架線が凍結する季節でもないのに、こんなにスパークするものかな? 
無数の火の粉が、窓の外を散っていきます。
雨や凍結する季節にパンタグラフが火花を散らす様子はときどき見ますが、ここまで激しいのは初めて見ました。

やがてスパークは収まり、列車は新清水トンネルを出ました。
列車はとくに異常もなく、ふつうに走行しています。
そして列車は越後湯沢駅に運転停車。
数分の停車ののち越後湯沢駅を発車したところで、寝台に入って眠りに就きました。

******

物音と人の話し声で目が覚めました。
作業員さんが携帯電話で誰かと話しながら、デッキにある計器盤を操作して、モハネ582のパンタグラフを下げようとしている模様。

寝台から起き出してみました。時刻は午前3時過ぎ。ここは村上駅のようです。

添乗員さんに事情を伺ってみると、この車両の第1パンタグラフが故障したため、それを畳んで第2パンタグラフを上げようとしているとのこと。
新清水トンネル内でのスパークは、異常事態だったのか。。

パンタグラフ切り替えの過程でMGがいったん停止。
蛍光灯と空調が切れて、車内に静寂が訪れました。



非常灯の豆球が点灯して、デッドセクション通過のときみたい。
これも急行「きたぐに」や419系によく乗車した頃を思い出します。



30分ほどで作業は無事終了。だけど添乗員さん、発車まで2時間くらい待つ必要があると言い出した。
第1パンタ下げ、第2パンタ上げの状態で、この先のデッドセクションに突入して大丈夫か、輸送指令が関係部署に確認をとるのに時間がかかるらしい。
(まぁ、午前4時前ですし。)

「大丈夫。問題なくセクション通過できるはずですよ。」と言いたいところだけど、ただの鉄オタでしかない自分の意見を信じて列車を動かす筈がありません。
急ぐ旅では無いし、583系に乗車する時間が増えるのはむしろ、多いに結構なこと。
運転再開をゆっくり待つことにしましょう。


(折り戸も希少になりましたね。)

長時間の停車になりそうなので、乗客がホームに降りても良いか、添乗員さんが調整を始めてくれた。
これはラッキーな展開だぞ・・・と思いきや、発車が決定。運転士さんが「行ける」と言ったそうです。
特急「いなほ」で毎日のようにセクション通過してきたベテラン運転士さんなら、485系・583系の集電装置はその機能・構造とも熟知されているのでしょう。
漫画「カレチ」の世界に出てきそうな職人気質の運転士さんが今の時代にもいらっしゃるようで、嬉しく思いました。

******

AM04:53、「583系あおもり」号は予定より1時間20分ほど遅れて村上駅を発車。
その車窓風景を動画撮影しました。

https://www.youtube.com/watch?v=iVtjR0jYwd8
(YouTube動画:04分12秒)


0:54遮断器作動、01:16非常灯点灯、01:42蛍光灯再点灯。
デッドセクションでの直→交切り替えは、無事完了しました。


つづく。



【関連日記】

・419系お別れ乗車”ファイナル”前編 (2011/3/5)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/243

・新津から栃木へ(トワイライトExpお別れ紀行その3 2014/11/23)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/370

寝台特急「カシオペア」お別れ乗車(はまなすカシオペア紀行その5) 

November 27 [Sun], 2016, 4:28
三笠鉄道村を訪問(はまなすカシオペア紀行その4)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/398
よりつづく。

**********

2015年8月11日(火)。三笠鉄道村をあとにして札幌へ戻ってきました。
スーパー銭湯で旅の汗を流し、いざ札幌駅へ。
16時過ぎ、上野行きの寝台特急「カシオペア」が入線してきました。

https://www.youtube.com/watch?v=ILVtcm9womI
(YouTube動画:01分43秒)




2015年8月のこの時点で、寝台特急「カシオペア」上野⇔札幌間の運行が終了となるような内容の公式発表はされていませんでした。
しかし翌年3月には北海道新幹線が開業しますので、「実質的には今回がお別れ乗車だ」との思いを胸に、乗り込みました。



この日のお部屋は11号車1番、カシオペアツインEX。
数少ない3名利用可能なお部屋を、息子二人とともに3人で利用します。



希少なお部屋を10時打ちで射止めてくれた、宇都宮駅みどりの窓口に感謝

******

16:12、列車は定刻通り札幌駅を発車しました。
僕らの部屋が11号車だったからでしょうか、発車後すぐに車掌さんが検札に来てくれました。
そして12号車ラウンジカーへ。



おっ、後方展望席が空いてる! これはラッキー〜

乗客のみなさんはシャワーカードを買いに行ってる、あるいは検札が回ってくるのをお部屋で待っているのかもしれません。



しばしの間、カシオペアの後方展望を息子たちと愉しむことができました



---

譲り合い精神を発揮して部屋に戻り、札幌駅で買ったお菓子や飲み物で小宴会しました。

東室蘭を過ぎたあたりから、車窓には夕暮れ迫る海の眺め。


(室蘭本線 北舟岡駅付近の車窓風景)

***

特急「スーパー北斗14号」に先を譲るため、伊達紋別で6分停車。
ホームに降りてみました。



札幌駅は入線から発車までの時間が短かったので、ちょっとした記念撮影タイムとなりました。



***

列車は伊達紋別を発車。洞爺、そして長万部を過ぎる頃には、窓の外の景色もすっかり暗くなってきました。

20時頃に3回目のディナータイム開始を告げる案内放送が入り、いざ3号車ダイニングカーへ。



カシオペアで頂く最後の夕食は、お気に入りの「カシオペア懐石御膳」にしました。



六角形のお重のなかには、海の幸山の幸がいっぱい。



バラエティ豊かで味も良く、ひと口ひと口、箸を運ぶたび「あっ、美味しい。」「あっ、面白い。」
自ずと会話も弾みます。
息子たちと素敵なディナータイムを過ごすことが出来ました。


食事を終えて部屋へ戻ると、列車は函館駅に到着しました。
ディナーでおなかいっぱい、それに「はまなす連泊」の寝不足が加わって、もう起きていられません。
ホームに降りて写真を撮る気も起きず、寝台をセットして歯を磨き、就寝しました。

******

翌朝目覚めると、時刻は午前5時半過ぎ。列車は福島に到着するところでした。
寝過ぎてしまった

ラウンジカーに行っても良いし、部屋でだらだらするのも悪くないけど、「食堂車で朝食を食べたい」という上の子の提案を受けて3号車へ。洋朝食をいただきました。



昨晩のディナー、そしてこの日の朝食でもお世話になったNREのお姉さんに、その後思わぬところで再会しました。
2016年5月のおおみや鉄道ふれあいフェア。
スジャータの硬いアイスを手持ち販売されていて、僕はすぐに気付いた(過去にも何度かカシオペアでお世話になってる)けど、なんと先方も僕のことを覚えているとおっしゃる。
日々何十人、何百人と接客しているのに、覚えているものなのかと驚きました。(上手く会話を合わされただけだったりして!?)
思い起こせばグランシャリオでよくお世話になったNREのTさんも、僕には気付いて下さいました。
接客のプロフェッショナルの人ってホントすごいな。尊敬します。
僕は人の顔をなかなか覚えられないもの。

「北斗星・カシオペアが廃止された今は、どうされてるのですか?」と尋ねたら、新幹線や特急列車で、今も車内販売をされているとのこと。
再びどこかでお会いすることがあれば、嬉しいな。

---

食後は12号車のラウンジカーへ。



カシオペアならではの、開放的で特別な空間。
上野行きの上り列車はラウンジカーが最後尾となるため、後方展望を楽しめて大好きです。
昨年乗ったときは緑色の布張りだったベンチシートが、回転椅子と同じ青い革張りになっていました。

******

2015年8月12日(水)AM09:25、「カシオペア」は終点の上野駅に到着しました。



ドアが開いてホームに降り立った瞬間、

「これですべて終わったなぁ・・・。」

と感慨深く思ったことを、今も覚えています。


2015年の夏休み、「北斗星」「はまなす」「カシオペア」と続けてお別れ乗車を済ませ、

「自分の乗り鉄趣味も、これでひと区切りだ。」

と、このときは思いました。







・・・・・・そう思ったのも束の間、じつはこの半月後、思いも寄らぬ展開で乗り鉄旅行に出掛けることになりました。
次回はその話を日記に書きますね。



おしまい。



【関連日記】

・寝台特急「カシオペア」に乗車(オホーツク紀行その6 2011/7/31)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/250

・寝台特急「カシオペア」に乗車(支笏洞爺紀行その5 2013/8/12)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/323

・旅の終わりの寝台特急「カシオペア」(根釧紀行その7 2014/7/29)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/364

・寝台特急「カシオペア」に乗車(幌内紀行その3 2014/8/15)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/367

・旅の終わりの寝台特急「北斗星」(サロベツ紀行その11 2014/7/6)
http://yaplog.jp/kumori-bekkan/archive/357

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