スイカバー 

June 30 [Thu], 2011, 2:33
スイカバー 

                      
毎年夏になると入荷する定番品のなかに『スイカバー』がある。
切ったスイカの形をしたアイスキャンディーで種まできちんと再現されたなかなかレベルの高いアイスだ…と思う
何気にファンも多く今年の売れ行きも期待できそうだ

「かんたろースイカーバーある?」

人の名前を無遠慮に呼び捨てにしたのは近所のガキ大将、大介だった。

「お前ねぇ、いつも言ってるだろ?勘太郎お兄さんと呼びなさい。」
「そんな気色悪いことできるか!」

当然の主張をアッサリ却下される、いつからこんなに生意気になったのやら


「昔はもっとかわいかったのに…スイカーバーの種を本物と勘違いして一生懸命取り除いたりしてさ〜」
「うるせー!くだらねーこと覚えてんじゃねーよ!そんなことより早くスイカーバー出せよ!」

美しき思い出に浸る間もなく降りかかる怒声、そんなせっかちさんは女の子にもてないよ?

「残念ながら入荷は明日なんだよね」
「ったく、使えねーなぁー。」

「優太ーガキんちょががいじめるよー」

大介のあまりの言い草に思わず側に来ていた優太に抱きつき訴えた

「誰がガキンチョだ!」
「まあまあ、そう怒りなさんなって。明日はちゃんと入ってるからまた来なさいな。」
「めんどくせーなー。」

「はぁ昔は…「その話はもういい〃分かったよ明日また来てやるからちゃんと用意しとけよ!」
「はいはい、かしこまりました。」

耳まで真っ赤にしながら鼻息荒く帰っていく大介
その後ろ姿を見送りながら

やっぱり今もかわいいなぁと明日はどうやってからかってやろうか思いをめぐらせた




プロフィール
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まつごろうが 自分の中のほのぼのストーリーを書かせてもらう場にさせていただきました☆ 
メイン設定は池田屋さんちの皆とご近所さんのお話
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