大阪都構想 

October 21 [Sun], 2012, 19:17
大阪にも実は昔警視庁がありました。戦後の混乱期、全国に自治体警察が置かれていたころ、大阪市警察局は「大阪市警視庁」を名乗っていました。やがて警察法の改正があり、警視庁を置けるのは東京都のみになりましたので、警視庁は東京都警察ということになって大阪は看板をおろしました。

今注目の大阪都構想にも、大阪の東京なにするものぞとの気概が伝わって興味深いところです。大阪市を解体し、東京のような特別区に再編する、とのことですが大阪府との二重行政が解消されるという割には、大阪府の名称は地方自治法の縛りがあってそのまま残るということで、なんだか拍子抜けしたような話です。

二重行政、といえば我が国の憲法は、市町村と都道府県という2つのレベルの地方公共団体を予定しており、東京都はその例外です。確かにこれだけ高齢化して専門化した世の中、議会制民主主義の限界も囁かれる中、都構想というリストラ発想が出てくるのも致し方ないところですが、慎重な議論が望まれるところです。

そもそも県と市が要らないならば、例えば府議会と市議会を兼務させてしまえばいいわけで、大阪市の意思決定は全て大阪府に委ねるとしてしまえばよいわけですが、堺市や泉佐野市の住民に大阪難波や梅田の意思決定をされるのはたまらないと大阪市民は思うでしょうね。