無防備都市

November 01 [Thu], 2012, 13:00
ワケあって西部警察の12話無防備都市1979年をDVDで鑑賞。
東京都の城西地区渋谷区港区新宿区目黒区を所轄する警視庁西部警察署の捜査課部長刑事大門圭介巡査部長率いる大門軍団の凶悪犯罪者の対決を描く、コンクリートウエスタンだ。
元々は同じ石原プロモーションで製作、日テレで放送してた大都会シリーズの設定を一新して再スタートさせているのだが、テレ朝で放送するにあたって第オークションちゃんねる12話で敢行したのが最新鋭の装甲車を暴走させて東京をジャックするというもの。
雨の都心ビルを背景に装甲車が不気味に佇むファーストシーンをはじめとして、見慣れた銀座の十字路や国会議事堂前をパトカーに囲まれた装甲車が進むシーンはインパクト大で、そこら辺の映画では太刀打ちできないスケール観があった。
おかげで同時期に開始された仮面ライースカイライーが半年後にネオショッカー戦車を出して便乗してしまうくらいだ。
戦車に乗ってるのは大門に個人的に恨みを持つ浜田タイタン晃あったり、外人部隊仲間のウィリードーシーだったりするが、黒幕は右寄りの日本のフィクサーで、伊藤雄之助が演じている。
今井健二も出てるが悪者ではなくて、石原裕次郎演じる木暮課長の顔馴染みで、自衛隊側のアドバイザーとして登場。
伊藤雄之助が右翼で、大門軍団に近鉄勝たせろとか高層ビルを赤く塗れとか無茶難題を吹っかけるのだが、実は太陽を盗んだ男の公開日は、西部警察放送開始の前週なのだな。
首都が映画の中で最も蹂躙された週だったのだろう黒幕の真の目的は自衛隊待望誘発させる事であり、まだまだ三島事件の記憶があり、戦中派が幅を効かす社会でバブル経済に向かう世相に危機感を感じる層が当時は在ったことは、バブル崩壊直後に社会に放り出された身として割と理解出来る事であるな。
大門軍団は寺尾聰がスナイパーに特化したり、舘ひろしがまるで族の如くハーレーを両手離して転がして銃をぶっ放したり、2代目バルイーグルこと五代高之が若手で参加してたり、藤岡重慶や苅谷俊介が大都会シリーズから連続登板しており、石原プロモーションとしてはゴキブリ刑事大都会に連なるーティーハリーやフレンチコネクションの影響下にあるヴァイレンス系刑事を展開している。
石原裕次郎は本庁と城西署を繋ぐパイプ役の木暮課長を演じているが、大都会シリーズでは警察側の役どころでなかったのは太陽にほえろのボス役と被らないようにする為だと思ったので、この辺は日テレへの義理立てをする必要が無くなり、石原の西部警察への全力投球ぶりが反映された結果なんだろう。
まぁ、バブル前夜なんで大都会シリーズに比べると、かなりマイルドになってる部分もあるが。
石原裕次郎演じる木暮課長のオシャレはともかく、大門が漫画家の妹と結構良さげな住まいで二人暮らしとか、70年代刑事ドラマであり得んシチュエーションだ。
大門の妹役だった古手川祐子が凄ぇー可愛くて困る。
脚本は日活東宝ニューアクションでお馴染みの永原秀一だが、監督の渡辺拓也は石原プロモーションの作品以外の仕事は知らんな。
太陽にほえろの助監督だったようだが。
他の回でもMATの上野隊員こと三井恒も犯人役で確認出来たり、70年代ドラマの名バイプレーヤー達の姿を確認出来て、70年代の最後のドラマであり、80年代の幕開けを告げるドラマでもあったのだなーと再認識した次第。
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