前席亭宛て
2015.09.24 [Thu] 00:52

新生演芸場。綺麗になりました。

破門になった私を足立前席亭に拾ってもらいました。頭が上がりません。

でも、ご存じの通り家賃滞納で閉鎖になりました。

滞納していなければ今尚、演芸場はあのままだったわけですから、滞納したお陰で演芸場が生まれ変わったってことになるのでしょうか?

でも滞納ってどこの世界も歓迎すべきことではありませんし、その解釈は実に複雑です。

結局、滞納なしで以前の演芸場存続か、滞納ありで演芸場生まれ変わりかの二者択一だったんですね。一番いいのは滞納なしで演芸場も生まれ変わるなんですがこの線はなかったでしょうね。

大変お世話になった足立前席亭には大変申し訳ありませんがあれ以上、あの演芸場を続けてもしょうがなかったとだろう思います。お世話になった私が言うべきではありませんが。お世話になった方、恩のある方だけど一旦退いていただいた方がいいだろう・・・って要するに勇退ってことですね。

お世話になった私以外の多くが勇退と思ってます。きっと。本当に。前席亭には思いが届かないでしょうが。

決して、追い出し成功でばんざーーーい!ではないのでその点、よろしくお願い申し上げます。
 

不文律って大事です。どこの世界も。
2015.09.24 [Thu] 00:11

「S50年8月中席 明石家さんま 今日も客なし明日は?」という演芸場3号楽屋の机下の落書きは新生演芸場のロビーに飾られどなたもご覧いただけます。

昨晩のニュースでも紹介され、その映像を見たかみさんが「あら、さんまさんの右隣りってキウイさん?」と言うではないですか。確かにすぐ右隣に「立川キウイ H20 9下席 10上席」とある!!今まで気がつかなかったのです。

地元芸人の中で別に協定も、申し合わせもありませんでしたが以下のような不文律は働いていたような気がします。

1.机の下は人目に触れないから落書きは、まぁいいでしょう。本当はしてはいけないけど・・・。
2.しかし、さんまさんの落書きはこの演芸場のお宝だから上書きなんてもってのほか!
3.だからといってさんまさんの落書きのすぐそばに何か書くのってすっごい気が引けんじゃない?でしょ!だからみんなそれはよそうね。

と。

芸人って「俺が!俺が!」って商売だけどやっぱり違うわ。感覚がね。

演芸場ロビーにありますから。皆さんの目でご確認を。

 

こけら落とし公演終了
2015.09.23 [Wed] 22:14

こけら落とし終了。落ち着いたので久しぶりの更新。

16日(水)
中日スポーツに大須演芸場の記事。足立前席亭と地元芸人代表としてひとみちゃんのコメントが載る。ひとみちゃんの肩書きが確か「歌と雑談」だったか。「歌と世間話」という従来の肩書きからの立身出世を実感。それにしても、今月はお祝いムード一色なんだから前席亭の恨み節を掲載することもないような・・・。そこまで両論併記に徹するのか!?って感じ。これからは新生演芸場と中日さんの歯車がかみ合うことを期待します。

18日(金)
こけら落としに向けてテンション高めている最中にとあるところから衝撃ニュース飛び込み肝を冷やす。かみさんに「俺、辞めないといかんかも」と相談。先方には「ぽわーんとしてますが、そこは聖域ですから」って伝えてあったのだが。学歴でははかれない価値ってあるんだね。当たり前だけど。

19日(土)
葵寄席。入りが今ひとつ。連休初日のため?杮落としに行くから今日はいいやってことか?人の心は分からない。一所懸命にやることにかわりはない。

20日(日)
今池まつりで毎年恒例の一門会。皆様からの浄財、おひねりが4万円強!!1000円札多数散見。名古屋人はドケチって言葉は常勝軍団ドラゴンズという言葉と共に今や下火です。

21日(月)
実家のお墓参り。明日のこけら落としの成功を先祖に祈る。帰宅して明日の稽古。

22日(火)
新生大須演芸場のこけら落とし。お練り→待機→夜の部本番と長い一日。東西の大御所と共に特別な日を迎えることが出来ました。そして夜の部。昼の部にいけなかった方々が泣く泣く夜の部にまわるのかと思いきやそうじゃなかったのです。夜の部を選んでお越しいただいた方々でした。高座でお辞儀して拍手が鳴り止むまで第一声が発せられないって経験したことあったっけ?お客さんから各芸人に「お帰りなさいー!」と暖かい声がかかりました。もちろん私にも。だがしかし!私は昨年の閉鎖騒動の日は演芸場にいなくてここにいましたので、お帰りなさいと言われると「実は私、裏切り者です」と申し訳なくなります。ところで、地元芸人よりもお茶子の姫ちゃんの方が人気があるんですね。演芸場関係者はそれを見てくれましたかね?「そういうことなのか」と思っていただけるといいですね。また大トリで兄さんが「何で福三、ここにいねぇんだ」とクスグリ。一門愛を感じました。最後は三本締めでお開き。我々にこのような機会を与えてくださった演芸場関係者の皆様、本当にありがとうございました。

23日(水)
昼、母方の祖母のお墓参り。帰宅し、昨晩の地元夕方ニュースをVTRで総覧。地元愛にあふれる5チャンネルが出色。落語家さんと言えば謎掛けですよね!のリクエストに笑顔で応える某地元芸人ありけり。その姿にただただ感涙。5チャンネルといえば昨年の閉鎖騒動の時、ネパールの首都カトマンズにいた私の携帯電話に謎の着信履歴。「あなた誰ですか?」と返信するのも失礼と「何の用ですか?」とSMSすると「閉鎖の件で取材させて」ときました。「で誰よ?」とも聞けず「私、ネパールあるから謎掛け兄さんに電話して」とSMS。帰国して兄さんに「あの人誰?」って聞いたら「あぁ、大石アナだよ」という壮大なる落ち。そんなことがありました。あっ、そうだ!今日はその謎掛け芸人さんのラジオがもうすぐ始まるんだなとここで気がつきました。何やら局のサーバーが堕ちて、てんてこ舞いとか。緊急参戦の古池“全方位外交”鱗林さんが加わり番組進行。お二人のあまりの仲のよさに嫉妬して偽名でFAXを送ってしまいました。名古屋市緑区“ひとみちゃん大好きっ子”っていう偽名です。流石にばれないだろうと思ったら、かみさんお手製の味噌煮込みを食べている最中に瀬戸市の市外局番の電話番号から電話がかかってきました。謎かけ兄さんの神対応にまたも感涙。FAX読まれないと、次に会った時に「あのFAX読みました?あれ私です」なんて言うべきか言わないべきかで精神を病んでしまいます。ありがとうございました。

10月一般公演までしばし時間があります。ここからが本番です。テンション高めてがんばります。応援よろしくおねがいします。
 

脱素人宣言!!で独り泣き。
2014.12.02 [Tue] 21:44

約1年ぶりの更新です。よって内省的なこと書きます。

植民地インドの英国貴婦人は、原住民の使用人が部屋にいても平気で着替えをしたとか。ペットがいても気にしないのと同じで、使用人を人間と見ていなかった証左という。ひぇーーー!!!

落語の世界で東西からの都落ちは、ほぼ素人になることを意味すると知ったのは実際に落ちてからだった。とはいえ戻るのも拾ってくれた小福師匠に大変失礼なので兄弟子と二人で頑張ることにした。

師匠逝去、演芸場閉鎖後もめげずに海演隊で活動したり、テレビ塔での寄席を開拓したり、来年の新春初席をオースプラザで開いたりと頑張ってきた。

すると昨年秋、テレビ塔の担当者から「芸協若手で寄席をやりたいそうで、やっていいか?とそちらに尋ねてますよ」とお声をいただいた。開拓者の立場を尊重していただいた。うれしかった。プロの方に気を遣ってもらったのである。「お気遣いだけで十分でございます」とお答えをした。

今日、地元勢が昼の初席をやるオースプラザで、上方勢が夜席をやると知った。もちろん、地元勢は後出しじゃんけんではない。演芸場なき後、上方勢がここで落語が出来るのか!と知ったのは何によってだろう?確かめる手段はないのだが・・・。

そして最近。来年に、海演隊のパロディー版が誕生する運びと知った。誰もが認めるプロにパロディー化されるなんて何たる栄誉!!

落ちて以後、「俺はプロだ!」と声高に叫んだことは一度もない。叫ばねば示せないのはプロにあらずと知ってのこと。では何で示せるのか?をずっーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと考えてきたのだが今日、ようやく見つかった。

本物のプロが、プロであるか疑わしい地元勢開拓の道を辿った!間違いなく辿った!

これだ!これだったのか!この手があったのか!

なんとすれば、開拓者がもしも素人ならば、その後に続く方々はど素人になるではないか!

そう納得できたとき、もうやることはなくなったかなとすら思えてきた。いずれ、師匠の霊前でご報告をしよう。きっと喜んでいただけることだろう。私は兄弟子と二人だったけど、師匠はずっーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと独りだったからね。

あとは大須演芸場の絶滅阻止だけかな。

ではまた一年後。

なんちゃって。
 

今年のクリスマス締め!
2013.12.24 [Tue] 20:31

クリスマス時期のデビッド・レターマンショーのラストはダーレン・ラブの唄が恒例なのだとか。

曲はもちろんクリスマスギフトフォーユー収録の♪Christmas (Baby Please Come Home)!!

これしかない。

2013年はこちら

涙ものだわ。

オリジナルはこちら


1986年はこちら
 

香港旅行
2013.11.03 [Sun] 10:12

10月18日〜23日まで香港、開平、広州、常平、珠海、マカオを巡ってきました。

関西〜香港の飛行機が往復で5730円でした。

円安に現地のインフレが加わり、そこはもう買い物天国でもなければグルメ天国でもありませんでした。

大陸は飲む打つ買うがどれもエグかったです。興味のある方は下記表記を個々でググッてみてください。
・香港 141
・マカオ リスボアの回遊魚
・youtube lisboa girl
・常平 サウナ

特に常平 サウナ。これは強烈。冷やかしにとどめましたが、さすがは東洋のアムステルダム。あの光景は死ぬまで忘れることはないでしょう。東洋一スケベな街確定です!!


↑世界遺産・開平の自力村

↑マカオ

マカオは狂乱物価でした。日本のデフレマインドが染み付いてますから尚更強烈に感じます。マカオ一安い宿に泊まりましたがこれが1600円しました。私の印象は「この宿でこの値段はバカ高だ!」です。私はこの宿を「マカオのグアンタナモ収容所」と名付けましたが、その汚さを下記写真にて感じ取っていただければ幸いです。


↑皇宮大旅館です。名前だけは雅です。看板に伝統の重みを感じます。

↑グランドフロアーです。一晩130HKDです。

↑客室廊下です。扉は観音開きで鍵は南京錠です。

↑奥が共同のトイレ、いや便所です。もちろん柄杓で流します。

↑シャワールームです。

↑これが3畳一間の客室、いや独房です。ベッドと扇風機のみ。白い壁の向こうが隣の部屋で1分おきに隣の漢民族が痰を吐きます。

↑通りの反対側にマカオ一のソープランド(打令浴室1)があるのが癪に触ります。

以上です。
 

真夜中の読書感想文。
2013.04.16 [Tue] 00:32

その昔、私は足立席亭が分からなかった。志ん朝と聞くと笑い、談志と聞くと渋るのだ。同じ天才なのになぜ?と。私の落語偏差値は今も昔もそんな程度だ。

今更ながら談志最後の落語論を読んだ。世上に疎い私でも“江戸の風”云々という言葉が落語コミュニティーで飛び交っているらしいことは知っていた。その源泉は本書だったのか。

何をもってして落語とし何がなければ落語でないのかを明確にし、あるべき落語の喪失と落語家の堕落に対して痛烈に批判をすること明快なる本だ。

バカな私ですら思考が激しく巡ったのだから名著だと思う。

時流におもねり流行になびくことにかまけ、落語に江戸の風を吹かそうとしないその行いすべてをゴミとした。真っ当だろう。江戸の風を江戸の粋(いき)と置き換えるに遜色ないのなら、遠い昔から言われ続けたことだから新鮮味は読み取れない。遜色なければの話だが。クールすぎるか。

落語の喪失について本書では落語家の堕落が内因として告発されていた。私は外因も大きいと思う。首都圏への地方出身者の大量流入や戦後教育の刷り込みなどなど。もちろん田舎者にだって江戸の粋を体現できないとは限らない。外国出身者が後に日本国籍を取得し日本人以上に日本人な元外国人はたくさんいるのだから。しかし、その流入が半端でなく多いとなればその時点で江戸の粋、江戸の風の喪失は宿命付けられていたのではないのか? さすがに落語家が束になってもこればかりは抗えない。本当に江戸の粋、江戸の風を呼び戻したいなら、核保有、鎖国復活、生活水準低下を国是とする覚悟かな。現にそれに近い国是のキューバにはヘミングウェイが愛したころの“ハバナの風”が今も吹いていると思う。だって、あのライ・クーダーをあそこまで本気にさせたのだから。けど、行ったことがないから断言はしない。ついでにインド固有の“いかがわしくも怪しい風”は永遠に吹き続けてほしい。これ切なる願望。

疑問が二つ。

「落語家よ、もっと粋がれ。野暮に染まるな」が本書の趣旨なら、書いてる談志師匠はどうだったか? 芸人は誰もが生活者でもある。師弟の間柄は大変に短かったが生活者のとしての師匠は粋であったか?と言われれば・・・。あくなき金銭への執着ひとつとっても粋とは次元が異なるものだった。私にはそう見えた。四捨五入で切り捨て可能ぐらいの隔たりであればよかったのにと今にして思う今日この頃。いくら正論を著しても説得力の面で疑問が残る。果たして芸人の一面と生活者の一面は鉈(なた)を振り下ろすかのように切り分けられるものなのか? 私は切り分けられないと思う。だから疑問が残る。これが一つ。

落語は語るほどに粋に近づき、論ずるほどに野暮に近づくものではないのか? あくまで私見。落語を論じ、本として著すこと自体がもしかしたら野暮ではないか? 論の出版という野暮な手段で“粋”を重んじるという矛盾をどうしても無視することができない。超絶アクロバティックな容貌で本書に立つ談志師匠の姿を垣間見たということか。どう捉えたらよいものか? やっぱり私はバカなのだ。

思った。志ん朝師匠がこれらを訴えたなら説得力があるのになぁと。そこでまた思った。志ん朝師匠ならそれを絶対に本にはしないだろうなと。ひたむきに落語を語る姿に論を読み取ってくれと。どうかなぁ、これ? 違うかなぁ?

その昔、私は足立席亭が分からなかった。志ん朝と聞くと笑い、談志と聞くと渋るのだ。同じ天才なのに?と。

でも少しだけ分かる気がしてきたんだなぁ。これが錯覚でなければいいのだけれど。

落語家も落語ファンも一度は読むべき本だ。それは間違いない。

追伸
このことを妻に話したら「きっと談志師匠は、自分のファンの喜ばせ方を熟知してるのよ。こう書けば喜ぶに違いないって」 んー・・・。当たらずとも遠からずではないか? 女の勘、恐るべし。
 

これしきでニュースになるとは・・・。
2013.04.14 [Sun] 02:48

これがニュースになるのだから日本は呆れるほどに安全で幸せだ。

これに比べれば。
2012年4月1日、インド・バンガロールカント駅にて撮影。

すごい生命力だよ。この非日常性の連続こそがこの国の最大の魅力だ。この刺激にすら慣れてしまったら私は一体どこに行けばいいのだろう。

 

スリランカ旅行の報告
2013.03.18 [Mon] 23:38

先々月のスリランカ旅行をUPしました。

ぜひご覧ください。

http://thundergate.jp/koufuku/travel/index2.html
 

舞台からセーラー服が目立つこと目立つこと。
2012.11.30 [Fri] 19:30

30日。演芸場下席の楽日。2回目公演は客8人。うち一人がなんとセーラー服の女子中学生!! しかも親同伴ではなくてたった一人。楽屋騒然。

客を拒絶するオーラを放つ演芸場の表玄関を、女の子一人でくぐってきただけでも奇蹟だわ。

結局、罰ゲームで「一人で演芸場に行く」ってことになったんじゃないか?と思うことにした。

近頃、演芸場に客が来る。おかしい。