グアム日記(9)
March 19 [Fri], 2010, 10:28
2月22日(月)
グアム空港には、観光客向けの日本語パンフや宣伝物がたくさん置いてある。その一つである「グアム新聞」(2010年2月12日号)に、Japan Import Serviceという会社の副社長のインタビューが載っている。「グアムの米軍関連事業は千載一遇の最大の機会だと考えます」という見出しで、米海兵隊のグアム移転にかかわる事業で働く労働者の派遣や建設資材の輸入を行なう会社だと言う。これはぜひ話を聞きたいと思い、電話で連絡すると快く引き受けてくれたので、ヒルトン・ホテルの近くにある事務所で話を聞くことになる。
社長のOさんは、グアム島に住んで30年近くになる日本人だが、こちらで事業をやっているので国籍は米国かもしれない。
この会社は、海兵隊のグアム移転が決まってから設立された会社で、米軍住宅の建設工事で働く労働者をフィリピンから連れてくることを主な事業にするのだという。米軍住宅の建設を受注するのが日本企業だというのはほぼ決定らしい。ただ日本の建設会社は、労働者をフィリピンから連れてきて働かせた経験がないから、こういう会社が必要だという。米軍住宅建設は、米軍の基準に合わせて作らなければならず沖縄の建設会社にはそのノウ・ハウがあるので有利かもしれない、とも話してくれる。
書店で、グアムの地形図などを買う。
午後はグアム大学の近くにあるラジオ局で、1時間ほどの番組の録音。聞き手はリサ。海兵隊移転や沖縄、憲法のことなどを、Y君と二人で話す。途中の音楽を流すところで、日本の歌を歌えと言われ「ひばら節」を歌う。
この番組は、週1回、軍事化などの問題について話しているらしく、これまでにも日本や沖縄から来た人が出ている。グアムのような島ではラジオが重要なメディアのようで、デビーの家も朝からずっとニュースばかりを流すラジオ局を聞いている。1時間のプログラムはあっという間に終わり、冷房の利いたスタジオから炎天下の外へ。
その後は、サラ・ネデドゥグ Sarah Nededog という女性にインタビューする。彼女は社会福祉の仕事を長くしてきたが、いまは軍民関係調整委員会のメンバーとして活動している。3月に投票のあるグアム州議会の補選にも立候補している。彼女の主張は、グアムに対する米政府の支出は軍関係のものに偏りすぎている、教育や保健衛生などの社会発展分野のみならず上下水道などの基礎インフラ整備にも十分な予算がないということ。米海軍統治時代(1945〜1950年)に設置されたインフラを今でも使っている、と言う。
ここでも開発と軍事化という問題にぶつかる。1945年から米軍がこの島を再占領するようになって米軍のための水道などのインフラを整備した。今回も米軍の拡大強化(2万人以上の米兵がやってくる)があって初めて、インフラ整備の話が出てくるのだから、これは住民の暮らしや社会を幸福にする開発とは反するものでしかない。
グアム空港には、観光客向けの日本語パンフや宣伝物がたくさん置いてある。その一つである「グアム新聞」(2010年2月12日号)に、Japan Import Serviceという会社の副社長のインタビューが載っている。「グアムの米軍関連事業は千載一遇の最大の機会だと考えます」という見出しで、米海兵隊のグアム移転にかかわる事業で働く労働者の派遣や建設資材の輸入を行なう会社だと言う。これはぜひ話を聞きたいと思い、電話で連絡すると快く引き受けてくれたので、ヒルトン・ホテルの近くにある事務所で話を聞くことになる。
社長のOさんは、グアム島に住んで30年近くになる日本人だが、こちらで事業をやっているので国籍は米国かもしれない。
この会社は、海兵隊のグアム移転が決まってから設立された会社で、米軍住宅の建設工事で働く労働者をフィリピンから連れてくることを主な事業にするのだという。米軍住宅の建設を受注するのが日本企業だというのはほぼ決定らしい。ただ日本の建設会社は、労働者をフィリピンから連れてきて働かせた経験がないから、こういう会社が必要だという。米軍住宅建設は、米軍の基準に合わせて作らなければならず沖縄の建設会社にはそのノウ・ハウがあるので有利かもしれない、とも話してくれる。
書店で、グアムの地形図などを買う。
午後はグアム大学の近くにあるラジオ局で、1時間ほどの番組の録音。聞き手はリサ。海兵隊移転や沖縄、憲法のことなどを、Y君と二人で話す。途中の音楽を流すところで、日本の歌を歌えと言われ「ひばら節」を歌う。
この番組は、週1回、軍事化などの問題について話しているらしく、これまでにも日本や沖縄から来た人が出ている。グアムのような島ではラジオが重要なメディアのようで、デビーの家も朝からずっとニュースばかりを流すラジオ局を聞いている。1時間のプログラムはあっという間に終わり、冷房の利いたスタジオから炎天下の外へ。
その後は、サラ・ネデドゥグ Sarah Nededog という女性にインタビューする。彼女は社会福祉の仕事を長くしてきたが、いまは軍民関係調整委員会のメンバーとして活動している。3月に投票のあるグアム州議会の補選にも立候補している。彼女の主張は、グアムに対する米政府の支出は軍関係のものに偏りすぎている、教育や保健衛生などの社会発展分野のみならず上下水道などの基礎インフラ整備にも十分な予算がないということ。米海軍統治時代(1945〜1950年)に設置されたインフラを今でも使っている、と言う。
ここでも開発と軍事化という問題にぶつかる。1945年から米軍がこの島を再占領するようになって米軍のための水道などのインフラを整備した。今回も米軍の拡大強化(2万人以上の米兵がやってくる)があって初めて、インフラ整備の話が出てくるのだから、これは住民の暮らしや社会を幸福にする開発とは反するものでしかない。
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