「観覧車と花火の空間」1-1 

December 12 [Sat], 2009, 18:42



まだ寒い。先週まではそうだった。

今はこれからの新しい生活に溢れる寸前のようなやわらかい感じ。
だけどそのやわらかい中にまだ、少し芯が残るそんな、感じ。


僕は15だった。

先週、3年間を過ごした無駄にでかい建物と別れた


寝転がっているからか掃除機の音が耳元でやたらうるさい。

「ほら…章ちゃんっ!なにボケっとしとんのっ
今から制服取りに行くっよ!」

機械から発せられる騒音のせいかその音をはね除けるみたいに母の声が怒鳴り声混じりに聞こえた。

春休みになってからは何をするでもなく毎日パジャマのままだ。


今日は合格した学校へ制服を買いに行くみたいだ。春休みになって初めて外に出るのだと卒業した中学の制服に腕を通している時に思った。


―卒業式が終わった後、周りの同級生達は買ってもらったばかりだろうか、ほぼ全員がその携帯電話でメールアドレスを赤外線通信で交換していた。
僕も落合と、なんとなく仲の良かった友達と交換した。
その後お好み焼きを食べに行かないかと誘われたが断っていつものようにひとりで家に帰ろうと最後の校門を後にした。


―「…ぉーいっ。水木ー」

校門を出てしばらくすると後ろから学校指定のショルダーバックのギシギシという音とそのリズムを追うように足音が聞こえてきた。
振り返ると
長身で少し茶髪でセットしてある髪。切れ長の眼とスッとした鼻が印象的で僕と同じ制服に卒業生のリボンがついている隣のクラスだった落合杏也が近づいてきた。

「よぅ水木っ、やっぱり先帰ったのかよ。これから家来ないか?」

ニコリと笑って言った
走ってきたからか少し息が荒い。


「落谷…ありがたいが俺なんか疲れたし帰りたいんだ。」

僕がこうやって誘いを断るのは慣れている様子だ。

「ん…そうか、んじゃあ春休み中は遊ぼうや。」

「うん。じゃあまた」

「おう!俺予定変更してみんなと食べに行くわっ!!じゃ連絡するわっ」

落谷はまたニコリと笑い、もと来た道を走っていった。

彼は見た目は髪を染めたりしていて派手で友達が多くて社交的だった。
そういえば運動会の応援団の団長とかもやってたし音楽コンクールは指揮者だった。
言ってみれば僕とは真逆なヤツだった。


僕は落谷とは3年間クラスは一度も同じにはなったことはなかった。

しかし毎時間とまでは言わないが休み時間とか昼食とか放課後は、友達が多いくせに大抵の時間は僕と行動していた。

僕も彼と一緒なのは嫌いじゃなかった。寧ろ楽しかった。
こいつとだけは卒業して離ればなれになるのが少し悲しかった。


前書き 

December 12 [Sat], 2009, 18:40
今日から小説書きます

だけど途中で嫌になるかも

それでも何か、誰かの暇つぶしにでもなれば幸いです



主人公・水木章太郎
・・・あまり自分の意見を主張しようとはしない。あまり深く物事に興味関心を持たない性格。
香水高校1年7組


落合杏也
・・・主人公とは一番の友達。派手で社交的で章太郎とは
ま逆な性格で何事も積極的。男女共に好感が高く友達が多い。
東陵高校1年

東 さゆみ•••章太郎と杏也とは同じ中学出身。
章太郎とは高校も同じクラスメイト。
香水高校1年7組

窪田 瑠璃香•••派手で不良っぽい外見
香水高校1年7組
P R
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