情報帝国主義。 

April 15 [Thu], 2010, 0:18

VANKという組織がある。

Voluntary Agency Network of Korea、略してVANKである。

「インターネット外交使節団」を自称する韓国の民間団体である。

ネット上の活動を通じて韓国のイメージ向上に励んでいる団体だが、彼らの韓国観にそぐわない記述を「誤謬」とし、それを訂正させる活動も行っているという。訂正を求める抗議メールを送ったりするようだが、話には多量のメールを送りつけてサーバをダウンさせるようなこともしているという。wikipediaの情報なので真偽のほどは知らないが、本当だとすればこれはサイバーテロである。

VANKのHPにアクセスしてみたが、ぱっと見はふつうというか、過激なナショナリスト団体という感じはない。
英語、中国語、日本語、さらにはアラビア語表記のサイトまで用意しており、とても充実した内容だ。

HPには韓国を紹介する様々なサイトがある。歴史を紹介するコーナーでは「渤海国」が完全に朝鮮史に組み込まれていたが、論争を含むものも史実として書いているようだ。歴史なんてそんなものかもしれないが、そのへんは正直頂けない。


ずいぶん過激なこともやっているようで、それが事実ならば噴飯ものなのだが、ここでひとつだけ日本人が気付かねばならないことがある。


これはまさに100年前の日本が韓国に対してやってきたことなのだと。

確定されていない事実を喧伝し、圧倒的な情報量によって情報操作を行う。これは許しがたいことだが、こうした行為を裁く規範がないのならば、あるいは彼らを引っ立てて裁くシステムがないのであれば、これはもうやったもん勝ちなのである。

100年前もそうだったのではないかと思う。
帝国主義に乗じて日本はまさに力づくで朝鮮を植民地にした。

今、韓国がネットという「力」を使い、まさに「力づく」で自分たちの立場を上昇させようとしているわけだ。

サーバーテロが許される時代でないとはいえ、実行力のある法律もないのだろう。そうした制度の間隙をぬってこうした活動が行えるならば、彼らが踏みとどまる道理はないのだ。

もし我々がそれを非道となじるとしても、彼らはこう切り返すだろう。「それは100年前に日本がやってきたことだ」と。

やられたらやり返していいというものではないが、しかし我々は彼らに対する道徳的非難が自分たちに跳ね返ってくることを防げはしない。

ここに我々の抱える道徳的なジレンマがある。


彼らは、ある事実ないし真実が永遠にそのままの形をとどめるわけではないことを知っている。
すなわち「真実」が「力」によって形作られたものであり、それは力によって変えられることを知っている。
彼らは今情報という名のパワーによってそれをなそうとしている。

我々がすべきは、道徳非難によって彼らに自制を求めることではなく、我々もまた力の論理によって戦うか、あるいは実力行使を防ぐ規範ないしシステムを構築することだ。

力に対し力で応じれば、摩擦や非難も免れない。
しかし、真の友好のためには、衝突を恐れない勇気が必要だろう。

VANK
http://www.prkorea.com/

VANKについての説明(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/Voluntary_Agency_Network_of_Korea

このウィキペディア、読んでもらえればわかるとおりかなり中立性は怪しい。
この手の情報性はほんとうに厄介だが、日韓のサイバー衝突を見ていれば、いかに現代において情報が武器となるのかがよくわかる。

P R
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