Steinbeger string jaw(4)

May 02 [Sat], 2009, 13:52
こうして完成したのが、最初のコメントにアップした写真のもの。さっそく装着してみる。元々真っ黒のXL-2に金色のjawがちらりと見えるのがアクセントになってなかなか良い。弦を張ってももちろん問題ないし、何となく音が締まったようにも感じられる。jawとその周りのハウジングのクリアランスを精密にしたので、振動の伝達効率は改善しているはずなので、音に影響が出るのも納得がいく。最初に倍音が増えたと感じたけど、普通倍音が増えるという事は基本の音の存在感が薄れるもの。ところがそんな傾向はないので、聞こえてくる音が全体的に増えたという事だと思われる。一クラス上の楽器に生まれ変わった感じ。

ここで一つ発見があったのが、jawの内部の構造に二種類ある事。中古で手に入れたXL-2だけど、4個のjawのうち1個だけノブに付いているねじの形状が違う事が判明した。jawの中央を貫く長いねじ(→M3.5というちょっと珍しい規格)が、3個はねじの頭(ヘッド側)にマイナスの溝が切ってあり、頭も微妙に太い。このためチューニングノブを緩めていっても、この頭の部分がひっかかって止まるようになっている。ねじを抜き取る時は先ずノブからはずし、ヘッド側から細いマイナスドライバーで抜く。ところがバージョン違いの1個(後に新しいバージョンと判明、前の持ち主がjawを壊して交換した際に替わったと思われる)は単純なねじになっているので、ノブを回し続けると抜ける。
24個作ったものはマイナスの溝が切ってある物を参考にしたため、M3.5のタップ(ねじの溝)が半分で、残りの半分(ヘッド側)はバカ穴(ねじ切ってない単純な穴)になっている。ノブが抜けてしまっても困る訳ではないし(現に25W等の新しい設計のブリッジは全てこの方式になっている)、何より、弦の張力を支えるタップ部分はできるだけ長い方が良いはず。…と、この辺で、mixi経由で軽く宣伝したものに対して問い合わせが来ていて、24個は既に完売状態だった(自分の分が無くなってた)。新たに原精機に製作を依頼しようと考えていたため、どちらのバージョンを採用するのか、検討しているところだった。旧バージョンのように半分バカ穴にすれば、新バージョンの人でも対応できる。けれど、強度や工程数を考えると新バージョンの方が…。
結局新バージョンを採用する事にし、全てのユーザーに対応できるように、ねじ自体を一緒につける事にした。実はオリジナルのねじが製造技術がお粗末で、原精機でも、「こんなんじゃこの辺(大田区方面)では通用しないよ」と言われるようなものだった。ここでもM3.5という珍しい規格のねじを扱っているところがなかなか見つからない。大きな会社を構えてねじの専門商社を名乗るようなところ(ねじの大関@大田区)でも、門前払い状態だった…。小口で特殊なものなので利益が出ないという事だったかも知れないけれど…。結局ネットで通販しているところ(ねじのHandy)で注文する事ができた。もちろんこちらが求めている頭の無い形状は存在しないので、なべ小ねじSUS304(ステンレス)を買ってから、何とか頭を切る事に…。この時はjawを送りたいのに土曜日で、工場も開いてないところで困ってさまよっている時に、開いている工場を見つけて相談したところ、「自分でやるならどうぞ」と工具を貸してくれた。金属用の鋸で何度か失敗しながら切ったものの、ばり取りがうまくできずに困っていると(ばりを取る時にねじ山までつぶれてしまうらしく、ねじが入るようにならない)、工員さんが「貸してみな」と取り上げて、さっさと仕上げてくれた。
P R
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