Legitimacy(正当性) 

March 03 [Thu], 2005, 16:01
アメリカ大統領の正当性は、当然ながら大統領選挙に勝利したことです。2000年の選挙で、ブッシュ大統領が民主党候補ゴア氏より総得票数が少なかったからといって、その正当性が疑われるわけではありません。アメリカ大統領選挙という制度の下で、そのルールでしょうりした者が、大統領としての正当性を有するのです。
この正当性というのは選挙によってのみもたらされるものではありません。例えば、(続きは次回)

台湾立法委員選挙 

December 12 [Sun], 2004, 13:59
台湾立法委員選挙が昨日行われ、野党連合(国民党(KMT)、親民党(PFP)ほか)が過半数を制して勝利した。陳水扁総統率いる民進党(DPP)と李登輝前総統を精神的指導者として仰ぐ台湾団結連盟(TSU)の与党連合の敗北は、「陳総統の進める台湾自立化路線に歯止めをかけるもの」と各メディアに報じられている。
事実上の独立国家として、中華文明で初めてリベラル・デモクラシーを達成した台湾は、確実に「台湾」としてのナショナリズムを確立してきているが、国民の多くは、中国との摩擦を引き起こすような急激な自立化は望まず、現状維持のde facto "Republic of Taiwan"であることを望んでいるようである。

「文明の衝突」とウクライナ大統領選 

December 04 [Sat], 2004, 15:04
今から7年くらい前だっただろうかサミュエル・ハンティントン著「文明の衝突」が、日本を含め世界に衝撃を与えた。東アジア情勢の分析をはじめ著者の主張に賛成できない部分もあるが、「『我々』と『彼ら』の境界を最も広げうる限界」として、「文明」を国際関係の主体と捉える学問的斬新さ、あるいは感覚的な共感によって、この「文明の衝突」論が国際情勢をみる新たな「レンズ」として我々に受け入れられたことは間違いない。
さて、現在のウクライナ大統領選をめぐる国論を二分する対立は、この「レンズ」を通じてうまく説明できるだろう。旧ソ連の一共和国に過ぎないウクライナ(日本では比較的なじみの薄い)の大統領選挙の結果をめぐる対立について、米国、EU、ロシアの首脳がそれぞれ一方に肩入れしつつ言及し、その動静について世界の新聞を賑わしているのはなぜか。この混乱を「文明の断層線における対立」(今後のウクライナが西洋文明に属するのか、東方正教会文明に属するか)とみると、「文明の衝突」論は今なお新しい。
今後も、こうした国際情勢を説明する「レンズ」のような著作について、取り上げていってみたい。

Thanksgiving Day 

November 25 [Thu], 2004, 23:33
今日はサンクスギビング。家族が"reunion"(再結集)する日として、アメリカ人が最も重視している日らしい。都会人も皆ホームタウンへ帰省する。日本でいうお正月かお盆のようなものか。クリスマスよりも宗教色が薄く、多様なバックグラウンドを持つアメリカ人でも共通の伝統的な(?)祝日のようだ。普段は24時間営業のグロッサリーもこの日は昼までの営業。ほとんどのアメリカ人は、家族と共にターキーの丸焼きの夕食を囲む。
アメリカは日本よりも、より「家族」を重視する。先の大統領選挙でも価値観(value)が重要な争点となり、選挙後の日本の新聞報道でも「アメリカの『保守化』」が大いに論じられたのが記憶に新しい。アメリカ=リベラルという日本人のもつステレオタイプは、そろそろ変わってもいい頃ではないだろうか。

はじめに 

November 23 [Tue], 2004, 14:53
アメリカ合衆国の首都、ワシントンDCに赴任ししてきてもうすぐ1年。
20代後半のサラリーマンがこの国で感じたアメリカ、ニッポン、そして世界について、徒然なるままに書きつづってみます。
プロフィール
名前:KOL
職業:サラリーマン
DC郊外アーリントン在住
27歳、B型
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