恋愛日記1 

January 12 [Fri], 2007, 21:17
二人の出会いは、今から7年前。
みさが21歳のとき、アルバイトをしていた花屋にヒロがやってきたのだ。

みさはフラワーアレンジの勉強をするため専門学校に通っていた。
みさは力も弱くドジな性格。花屋のバイトは力仕事も多く、彼女は毎日のようにミスをし、怒られていた。

ヒロは、大学を卒業し一流企業に就職。このとき25歳であった。
性格もよく、容姿も女性受けするが、女遊びをしても、とある理由から恋人を作ることはなかった。

ミサが朝早く、花の水を入れかえているときだった。
体があまり丈夫でないミサは、貧血を起こして、その場にしゃがみこんでしまった。

それを見て、手を差し伸べたのがヒロである。
後に二人はよく挨拶をする仲となり、家も近いことが発覚した。







ヒロは10歳のとき、母親に捨てられた。
そのときのことは、克明に覚えている。

母親は外で男を作り、足繁く通っていたことは幼いヒロにもすぐわかった。

5歳下の弟は、母親が出て行く夜、なきじゃくるばかりで、その手をはねのけて家を出て行った彼女の姿が目に焼きついている。

その後は父親と弟と3人で暮らした。
父親は優しく、3人の暮らしはなかなか楽しいものであった。

しかし、それ以来、ヒロは他人を信じることをやめた。
特に女性に対しては、深入りすることを避け、生きるようになった。
「どうせ捨てて、でていくんだ。」と思うようになった。
それは、ヒロが成長してもなお、心のどこかにとどまっていたのである。
ヒロの母親のイメージは、香水がきつく、ヒールを履き、高慢な女性というものであった。





それに対して、みさは、体も小さく力も弱くて、それでも懸命に生きている。
その姿に惹かれるヒロであったが、母親のことを考えると、思いをとどめてしまうのであった。
P R
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