机上の解決策

January 03 [Sat], 2015, 7:34
「小泉さん、君はバイトなんてする必要があるのかい?聞けば、生活するには十分な仕送りをもらっているらしいじゃないか。」
「仕送りだけじゃあ十分じゃないですよ!BUK(ブタとうさぎと孔雀の牽くの略称だ。)のお洋服を買うためには、どうしてもお金が必要なんです!」
「なるほどねぇ。じゃあ支出を見直してみるっていうのは?」
というわけで、私は毎月の支出を紙に書き出してみた。
「学生のわりに、やけに家賃が高いねぇ。」
「だって、可愛い家に住みたいじゃないですか。これでもかなり妥協したんですよ。」
「…なるほどねぇ。」
面倒屋さんがついに呆れてしまったかと思ったが、彼は最後まで私を否定しなかった。
「僕は一風変わった知り合いが少なくない。小泉さん、ここを訪ねてみるといいよ。」
そう言って引き出しからカードケースを取り出し、一枚の名刺を渡してくれた。
「訳あり専門不動産…?!」
「僕はもっと安い家賃への引っ越しを勧めるよ。」
普通なら、いわくつきの物件なんて御免だろう。私だって、嫌だ。でも、条件によってはあるいは。
「君は何かを諦めなければならない。」
その何かがBUK以外であれば、確かに考える余地はあるのだ。
面倒屋さんはこの短時間で、ズバリ私という人間がどんなだかを理解したらしい。
「小泉さん、君のような変わり者を僕は嫌いじゃない。」
わぁぁー!ちょっとドキッとしちゃった!
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