宮崎駿 風の谷のナウシカ
February 22 [Mon], 2010, 22:28

他局から「何度目だ」との柔らかい反発を受け取ったこともあるほどの、数回(十数回?)めの再放送にして驚異的な視聴率をたたき出すキラーコンテンツ、風の谷のナウシカ。
だってそりゃあ、作品としてのレベルが違うもん。宮崎アニメの中でもラピュタ、トトロと並んで別格だし、それはつまり日本のアニメーション作品の中でもベスト10圏内だってことになるからね。
子供でも楽しめるヒロイックさやコミカルさをしっかり確保しつつ、大人の視聴にも堪えられるストーリーの堅牢さ、重厚さ。絵の書き込みもイイ。あとは、メッセージが込められつつも、説教くさくならないところが、この作品のいいところだったりする。
先日の再放送で、子供の頃から数十回目の視聴ながらも、再発見がたくさんあるのも、作りこみが良い証しだ。
でね、この映像作品の内容をかなり深く読めるようになったら、ぜひともトライしてほしいのが、漫画版。
こちらを読めば、緻密に作りこまれたナウシカ世界が、きわめて細部までよく見えてくる。豊かな想像力とストーリーを結ぶ構成力には脱帽。
そして最後には、映画版の感動が、ある意味では絶望的に裏切られることになる結末が待ち受けている。その結末の是非については、ファンの間で議論が尽きないのだとか。ぜひ読んでほしいからネタバレは避けるけど、深いよ、これは。
内容を理解するには、何度か読んでみて、自身の頭もよくひねってみないといけないだろうけど、とにかく映画版も漫画版も、それぞれにバツグンの出来、ついでに言えば久石譲の音楽もバツグン、日本のコンテンツ産業のひとつの頂点である。
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