冬場になると死亡例もでるノロウイルス。
勉強会があったので載せてみました。
杏林の感染予防のQ&Aより抜粋
―ノロウイルスの特徴―
●感染力が強い
ノロウイルスは非常に感染力が強く、わずかなウイルスの量で多くの人が感染。保育園や学校、高齢者施設など集団生活をする施設では、しばしば大規模な集団感染が発生する。症状のある人は登園・登校を控える。
●糞便やおう吐物に大量に含まれる
ノロウイルスに感染した急性期の患者の糞便1g中に1億個以上、おう吐物1g中に100万個以上という大量のウイルスが存在することがある。糞便や嘔吐物の処理には注意。
●感染しても症状が出ないこともある
ノロウイルスに感染しても下痢や嘔吐などの症状が出ない場合もある。知らない間にウイルスを排出し、感染を引き起こしていることもある。流行気には、症状がなくても手洗いなどの衛生管理に十分気をつける。
●ウイルスの排泄が長期化
下痢や嘔吐などの症状が消失した後でも、通常1週間から10日、長くても1カ月近く少量のウイルスを排出していることがある。症状がなくなっても手洗いなどの衛生管理には十分気をつける必要がある。
―ノロウイルスの感染経路―
●経口感染
ノロウイルスに汚染された食品や飲料水を摂取することで感染。また、調理者の手指がノロウイルスに汚染されている場合、その手で触った食材を摂取することによっても食中毒がおこる。
●接触感染
ノロウイルスで汚染された手指、衣服、物品等を触ることによって感染する場合をいう。この場合も最終的には汚染された手指や物品を口に入れる、舐めることにより、ノロウイルスが口の中に入り感染する。
●飛沫感染
ノロウイルス患者の吐物や下痢便が床などに飛び散り、その飛沫を吸い込むことによって感染する場合をいう。
嘔吐物や下痢便を不用意に始末した場合にも、飛沫は発生するので、その処理には十分気をつける。
●空気感染
ウイルスを含んだ嘔吐物や下痢便が乾燥するとノロウイルスは容易に風に乗って舞い上がり、そばを通った人が吸い込むなどして口の中にウイルスが入り、飲み込むことによって感染する場合がある。締め切った部屋、エアコン、扇風機の使用は感染を拡大させる。
―症状と治療法―
●症状
潜伏期間(感染してから症状が出るまで)は12〜48時間。主症状は吐き気、急激な嘔吐、下痢、腹痛で発熱は軽微。通常これらの症状が1〜2日続いた後、治癒し後遺症もない。
●治療法
ノロウイルスに有効な特効薬はない。最も重要なことは、水分補給(電解質を含む水分補給)により、脱水を防ぐこと。特に小さなお子さんや高齢者にとって、脱水は大敵。嘔吐物や下痢の症状がひどい時には、必ず医療機関を受診する。安易な下痢止め薬の服用は、ウイルスの排泄を遅らせるので注意する。
(感染を予防するために)
―正しい手洗い方法―
ノロウイルスによる感染の拡大を防止するために、最も重要なことの1つが手洗いで、こまめに手洗いをする。
((正しい手洗いの方法))
●時計や指輪ははずす ●石鹸は十分に泡立てる
●時間をかけて(30秒以上)丁寧に洗う
●指先や指の間、指全体など洗い残しやすい部分に気をつける
●すすぎは流水の下で十分行う
●手を拭くときは清潔で乾燥したタオルかペーパータオルを使う(タオルは共用はしない)
●2回以上繰り返し手洗いを行う
※水道の栓からの接触感染を防ぐため、水道栓のペーパータオルでおおって栓をしめる
((こんなときは必ず手洗い))
●外出から帰ったら ●トイレの後
●調理の前後
●手が汚れたと思ったら
●感染者の汚物を処理した後
●赤ちゃんのお世話をする前、おむつ交換の後
―調理の時の注意点―
●加熱が必要な食品(2枚貝など)は中心部までしっかりと加熱
食品の中心温度が85度以上で1分間以上加熱を行えば感染性はなくなるとされている
●調理をする人や調理器具からの二次感染を防止
調理の前にはしっかり手洗いを行う。
ノロウイルスに汚染された可能性のある食材を調理する時は次の点に注意
○専用の調理器具を用意
○ノロウイルスに汚染された可能性のある食材は、最後に調理する
○調理に使用した調理器具は十分な洗浄と消毒を行う
●調理器具の殺菌・消毒方法
ノロウイルスを完全に失活化する方法には、次亜塩素酸ナトリウムと過熱がある。調理器具等は、洗剤でよく洗った後、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で浸すようにふくことでウイルスを失活化することができる。また、まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオル等は熱湯885度以上)で1分以上の加熱も有効。
(感染を広げないために)
―嘔吐物などの処理方法―
糞便や嘔吐物が感染するとウイルスが空気中を浮遊し感染を拡大する原因になる。嘔吐物などは速やかに処理する
@ 処理作業の前に使い捨てのマスクや手袋、エプロンを着用する
A 汚物中のウイルスが飛び散らないようペーパータオル等を汚物にかぶせる。次亜塩素酸ナトリウム(1000ppm)をペーパータオルにかけ、5〜10分放置。汚物が広がらないよう、外側から内側に向けてふき取る。
B その後、次亜塩素酸ナトリウム(200ppm)で浸すように拭きとる。汚れが肉眼では見えない外側の部分から中心部に向かってふき取り、その後水ぶきをする。
C 汚物やふき取りにつかったペーパータオルなどは、その都度ビニール袋に密封して廃棄。これらのビニール袋にも次亜塩素酸ナトリウム((1000ppm)を入れる。
D 処理を終えたら、石鹸と流水で十分時間をかけて丁寧に手洗いを行う
E 処理した後、空気中にウイルスが浮遊していることがあるので、十分に喚起を行うことも感染予防に重要。
―トイレの汚染に対して―
トイレの便座、手すり、ドアノブなどがノロウイルスで汚染されている可能性がある。そのような箇所は、次亜塩素酸ナトリウム(200ppm)でふき、10分程度放置。そのご、金属部分は、水ぶきをして次亜塩素酸ナトリウムの成分をふき取る。
―カーペットが汚れた時―
次亜塩素酸ナトリウムは、漂白作用があるため色柄物の消毒にはお勧めできない。汚物を取り除いた後は、スチームアイロンでの熱消毒(95度1分)も勧められている。
(補足)
塩素酸ナトリウムは商品としてはキッチンハイターやミルトンなど。
希釈は1000ppmで10倍希釈、200ppmで50倍希釈
―ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
テレビでノロウイルスの特集やっていたときに、保育園だったかな?使い捨てのエプロンや手袋などをポリバケツに入れておいて、すぐに対処できるようにしてました。でも、こんなにきちんとやってるところは少ないんではないでしょうか?
ホテルだったかな?食中毒かって報道をされたけど、のちに廊下のカーペットに嘔吐したものを通行人たちが吸い込んでしまったとか。
ちなみに私は、生ガキを食べて当たったことがあります(*^_^*)。ものすごい下痢で苦しみました。あまりのひどさに病院に行く気力はなく、ビオフェルミン飲んで寝てました・・・・・。
↓よかったら、ぽちっと押してください。励みになります♪
にほんブログ村