変形性ひざ関節症の再生治療を考案した名医とは?

March 11 [Thu], 2010, 21:54
誰もが知っているプロ野球選手、清原和博を引退に追い込んだ病気を知っていますか?

それは、「変形性ひざ関節症」という病気です。
歩くときに痛みが生じることや、正座ができない、足を真っすぐ伸ばせないといった症状が出ます。

関節を守る役割を果たす軟骨が、老化や激しい運動などですり減ることで骨に触り、痛みを生じます。

原因としては、激しいスポーツ、肥満や筋力の衰えが挙げられます。

治療するには、膝に潤滑油となるヒアルロン酸を注射したり、装具を身につけて対処していました。
そして根治するためには、手術で人工関節を入れるしかありませんでした。
もちろん、スポーツはできません。

しかし、広島大学病院の「越智光夫」先生が考案した「三次元培養軟骨移植術」という手術法ですと、スポーツができようになる可能性が出てきます。

“夢の扉”という番組で取り上げられた、変形性ひざ関節症を根治させる再生治療のことです。

この方法は、患者本人の軟骨細胞を取り出して、体になじみやすいコラーゲンの中で培養し、再び膝に移植します。
すると、失われた軟骨が再生して元に戻るのです。

三次元培養軟骨移植術の手術は、二回に分けて実施されます。
まず、内視鏡を使って膝関節の軟骨の一部を切って取り出します。
切りだした軟骨は、培養器で1ヶ月ほど育てます。

培養した軟骨を2度目の手術で移植します。
軟骨は2〜3週間で骨になじんで一体化します。
手術時間は4時間ほどで終了します。

手術後にリハビリを開始します。
そして約1ヶ月半後には、松葉杖なしで歩けるようになります。

いいことづくめの方法のようですが、問題があるとすれば、いまだ保険適用外であることです。
保険が適用されるようになったらもっと広まると思います。

膝の痛みで、旅行にも行けない高齢者の方は多いので、早く広まってくれればいいと思います。

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