第七話 

March 19 [Thu], 2009, 13:52

鈍い痛みが、頭に走る。
ユウト「痛っ!!」


ゴトン、と大きな音をたてて落ちた物、それは……

サアヤ「絵…………?」

黒い額縁の、薔薇の絵。
何処と無く不気味だった。

ユキナ「大丈夫? ユウト君?」
アズサ「何だ?これ」

事に気づいたアズサとユキナは、絵を見据えた。
薔薇の中心部に、煌びやかに輝く物体があった。

ユキナ「これ、本物の鍵……?」
指を差した。
薔薇の中心部。一瞬、絵と同化していて見えにくいが、
金に輝く小さな鍵があった。
アズサ「ん…取れるかな……」
梓は、指先に力を入れて、パキっと鍵を手に取った。

ユウト「宝箱の鍵か??」
興味津々の優斗。
サアヤ「に、しては…………」
ユキナ「どうして、こんなところにあるのかな?」
アズサ「子供でも見つけられる場所にこれはあった。
もし本当に盗まれたくない"大切な宝箱"の「鍵」なら、









こんなとこじゃなくて、
自分自身で持っているか、もっと埋めて隠す方が安全なはず……。












「何か、怪しいね」

第七話 

October 28 [Tue], 2008, 19:56
その頃。
サアヤ、ユキナ、アズサ、ユウトは、広い広い部屋を駆け巡り、
鬼ごっこをしていた。

ユウト「おい!何で俺を狙ってばっかいるんだよ!」
サアヤ「当ったり前でしょー!いつもの怨みはらわさせてもらうわ!」
ユウト「だからっ、怨みってナンだよ!意味わかんねー!!」

それは、何時もの夏川小での二人、
構って欲しいユウトが一々サアヤにちょっかいし、サアヤを怒らせているからだった。
此処で、学校での記憶も無くなっていたのだが、
またユウトはサアヤを好きになりちょっかいを出している。
一方、
アズサ「待って……近藤さん、」
ユキナ「…………やだよっ」
会話こそ穏やかだが、運動神経抜群の二人は凄まじい速さで追いかけっこをしている。

四人はかなり楽しそうに遊んでいた。


ユウトが、サアヤから逃げていたそのとき…………






ゴツ!!!





第七話 

October 27 [Mon], 2008, 15:58

薔薇の彫刻。
よく見なければ判らなかったけれど、テーブルに彫られていた。
「マジかよ。そんなに簡単に見つけられねぇものだと思ってたんだけどな」
「うん、私も」

………………。

「待てよ、これが仮に入り口だとすると、”薔薇”は確かにあるけど、じゃあ”前”は?」
「ボスの扉は薔薇の前、だよね?」
…………確かに、これは薔薇だけど、
「…………当てはまんないじゃん……」
一気に脱力感が身体を襲った。
期待していた分、余計に。
少し、”手がかりかも”って思ったのに。
ああ、今気付いたけれど、机に扉がある訳ないし。

「しゃーねー。もうちょっと探すか」
マイさんの部屋は、何処か外国の洋館みたいな雰囲気がした。
少女趣味、て言ったらきっとマイさん怒りそう。

薔薇をモチーフにしている部屋。
ところどころに、貴族の人たちが身に纏っていそうな黒のフリルが飾ってあって。
薔薇の黒と赤、荊の緑、正反対に輝く色。
目がチカチカする。

「どっちかっていうと、マイさん蒼色の方が似合いそうだけど……」
ポツン、と私は呟いた。







第七話 

May 27 [Tue], 2008, 19:22
  


………………。






幸いなことに、マイさんは居なかった。
翼「ラッキー。いねぇじゃん」
みや「ラッキーって……見られたらどうするつもりだったの?」
翼「…………爆発してやる」


あ、知ってたんだ。自分が爆発すること。
頭に血が上ると、自我が抑えきれなくなっちゃって、終いには爆発する。
それは、欠点だけど、ある意味武器でもあるし…。
そう考えると、恐ろしい。




翼「んじゃ、早速探検開始!んな時間あるわけでもねーし」













第七話 

March 18 [Tue], 2008, 17:45
「…………」
マイの部屋の扉の前に、私とツバサは来た。
ミヤ「マイさん居るかな…?  いたらどうするの? 私達、殺されちゃうかもよ!」
ツバサ「んな、誰も部屋見られただけで殺るなんて大人気ねぇじゃん」
ミヤ「でもマイさんって秘密主義そうじゃん!」
ツバサ「……確かにな。妙に勘が鋭そうな奴だし」


………………………………。





「まーそんなこと気にしないで、開けるぞ!!!」
「えぇ!ちょっと適当すぎ…「たのもぉぉぉぉぉ!!!」





ガチャ

第七話 

March 09 [Sun], 2008, 15:33
「…………やっぱり、お前バカ?」
「なっ;」
「いいか? 俺たちは今までここから抜ける為に色々な場所を調べてきただろ?」
「うん、でもどんなに探しても、手がかりは、なかった。」
「………………一つだけ調べてねー場所がある。マイの部屋だ!!!!」
「あっ…」
「もう其処に賭けるしかない」
その言葉を耳にした直後、極度の不安が襲った。
「……何も、見つからなかったら…?」
恐るおそる、聞いてみた。





「抜け出せる可能性が0って決まったワケじゃない。
万が一、手がかりが見つからなくても、なんとかして生き延びる!
俺は……絶対に諦めない」






クラス委員などをしていたツバサ。
バカで単純だけど、何よりもクラス全員のことを考えていた。
絶望的な状況の中で。
これがきっと精一杯の、言葉。





私達は、部屋へ向かった―――。



第七話 

January 14 [Mon], 2008, 15:38

「これからどうする? ツバサ」
「……どうするも何もねぇ。早くここを出る」
自室にて。
他のみんなは外に言っているみたいだった。
「ボスの扉は、薔薇の前……、どういう意味かさっぱりわかんない」
「そりゃ、お前バカだからだろ」
「む、うるさーい! この前のテストでは私の方がずっとずっと勝ってたもん!」

もー、やっぱりこいつと話しているとイライラする!

「ま、それはおいといて。まずはマイの部屋を調べてみないか」
「え、何で?」



第七話  真実の絵 

December 21 [Fri], 2007, 16:14
シルバーダイヤの秘密を知った。
それでも、解からないことはたくさんあって。





第六話 

August 06 [Mon], 2007, 11:08
「…守護星…?」
「そう。このダイヤの色はその守護星の色。」

宇宙には、星がある。この地球も星のひとつだ。
火星、水星、木星、金星、地球……。
 
火のごとく橙色。
水のごとく蒼色。
木のごとく緑色。
金のごとく金色。
地のごとく藍色。
そして、お前たちの色は…。

「いや、そこまで言う必要はないな。」
立ちつくしている私にマイさんが近づく。
首元が蒼く光る。
「マイさんの星は…水星……?」
「その通り。」
「このダイヤは、何……?」
「…………星の土。」
ゴォォォ!!
「マイさん!!」
扉の外に引きづられる。強い風の力……!!
マイさん!!
マイさんが遠くなっていく。
私は扉の外に押し出された。
一瞬だけ、マイさんの声が聞こえたような気がした。








「ボスの扉は薔薇の前だ。小娘。」











第六話 過ぎ去りし一瞬 完
第七話へ続く

第六話 

July 24 [Tue], 2007, 15:50
「私がこの世界に来たときに見たんです。このダイヤを持っている子を…」
部屋の中が静かになる。私は続ける。
「その子は窓の外で貴女の家来…?のようなたくさんの人に取り押さえられていて、
その後…………。」
よみがえる、あの血生臭い記憶。
「その子は殺されました。」
私は見た。その子の首元にかかっていた、緑に光るダイヤを。
何かと共鳴しているような、あの眩しい光を。
 
マイさんが重い口を開く。
「…問いに答えよう。答えはyesだ。」
マイさんの首元が光った。綺麗な、青色…。
「正しく言えば、この光は自らの守護星を示している」
「…守護星…?」
P R
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